体幹を固めるからコントロールすることへの転換。フットボールパフォーマンスを科学する。
今回はこのような経緯で体幹トレーニングのパラダイムシフトという題名で記事を書かせて頂きます。
また機会を頂き感謝しています。
ここでは体幹トレーニングや体幹の機能についてバランスや姿勢制御(姿勢コントロール)の観点から大好きなドリブラーと絡めて話します!
まずはsunnyさんのこのツイートを。
想像を超えるプレーをするためには一般化されたトレーニングでは出来ないことがあると言っています。
もちろんベースがあってのことではあるが、常識を脱するには必要なのかもしれません。
そこで今回は体幹トレーニングを見直し、理論的ではありますが色々と書かせて頂きます。
■体幹ってなんだっけ■
いわゆる体幹トレーニングやコアエクササイズと言われているものについて
こういったトレーニングが出てくるかとは思います。
このようなトレーニングやエクササイズは必要ですし、
使うこともあります。
ここではそれだけではない語りきれない体幹について思考しました。
そして自分自身体幹ってなんだろうと見つめ直しました。
そもそも体幹とは四肢や頭部を除いた部分で、身体質量の半数近くを占め、
様々な動作の要となる。
体幹の意味を改めて考えると
腕や脚を自由に動かせれば、わざわざ体幹に特化したトレーニングを意識的に
行う必要はないのではと思います。
勝手に体幹筋が働いてくれるような環境作りをする。
"中枢部を制御しながらも末梢部は自由に動かす"
"身体の中心の部分は安定させて手足は自由に動かす"
これを肝に据えて考えていきたいと思います。
一般的に知られている体幹トレーニングの目的としては
・身体がブレないようにするため
・動いている時にバランスを崩さないようにするため
・当たり負けしないようにするため
などなど様々あるかと思います。
また、体幹とひとくくりにされるものとして「バランス」というものがあります。
バランス能力とはつり合いや安定の意味合いとして使われることが多いと思います。
バランス能力とは
"支持基底面内に重心をとどめておく能力"
と捉えることが出来ます。
人間が移動するときは重心を移動させることでそれを可能します。
つまり、相手に当られて倒れた時は支持基底面内から重心が逸脱し、身体の制御が出来なかった時と考えられます。
こういうこともあり、体幹の能力とバランスは一緒に考えることが多いと思います。
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