春谷晃子(はるや・あきこ)
公表したものを、ネット・紙の媒体問わずにまとめています。
読み返したくなる小説を集めています。
基本的に読書記録はブクログで管理していますが、その中でも特に語りたいものをピックアップする他、同人誌やネット上の小説についても感想を載せていきます。 ◆春谷のブクログ本棚→https://booklog.jp/users/ainoca7
別記事でも書きましたが、 2024年9月8日開催の文学フリマ大阪12に参加いたします。 アンソロジー小説本『関西魂』シリーズたくさん置いています! こちらのブースにて: 「関西魂(かにたま)」 う−01 う−02 『関西魂』新刊あります。 今回のテーマは「嘘」。なんと、発刊13冊目にして13人の作家が嘘をテーマに物語をつむぐ、嘘のようなほんとの話(笑) 壮大なスケールの嘘から、心の内の小さな嘘まで、13の嘘が楽しめます。 春谷は、滋賀にある架空の病院を舞台に、男女
文フリが終わったら、今度こそ改稿を繰り返している長編を仕上げて、そのあとはnote創作大賞に出す作品を創るんだ…!(胸のうちに秘めた想いを公表することで、計画を実現させようとする試みをしております) さ〜て、でっきるっかな♪ でっきるっかな♪ ンフフ〜♪ ンフー!!!!!
ここでは、拙作の小説の中でも、男女の恋愛ものを紹介させていただきます。 こちらもよろしければ。 春谷の小説~男女恋愛編・ネット小説下記のものはWeb上で読めます。 ・『恋して! ドール』 カヤコ、もうすぐ三十歳。金の無心をしてくる恋人に貢ぐ日々。ある日、怪しいおじさんから幸運のドールを押しつけられて…… イロカワ文学賞第二回に投稿した作品です。コメディ(なのか?)。「ぶっとんでいる」と選評をいただきました(ありがとうございます~!)。私自身は真剣に男女の恋愛を書いた
それはBLなのかここでは、拙作の小説の中でも、(身体または心が)男である者同士の恋愛を描いた作品を紹介いたします。まぁ、つまりはボーイズラブというジャンルに入るかと思います。 正直、男の子同士がいちゃこらしていたとしても、それが恋愛感情とはかぎらないので(そして友情とも割り切れないのであって)、それらをひっくるめて「ボーイズラブ」と一括のジャンルにしてしまうのは抵抗がありますが、とはいえ、ボーイズラブと定義される有名な作品群のなかには上述のような微妙な感情をうまく表現して私
あなたが胎児だった頃に その心臓を食べておけばよかった。 あなたを、僕の体内に宿すことが出来たなら どんなに幸せだったろう。 また、蝉が鳴いている。 あの煩い羽根を、もぎ取って、 叫びたくても叫べないようにしてあげたいです、よ。 生命の輝きって、なんだろう。 僕にはわからない。 いつまで生きていれば、あなたと一つになれるのか。 「死のうよ」 心中なんかで救われるなら そんなものを信じて終われるのなら 「ねぇシノブ、死のうよ」 シノブは分厚い本を熟読するふりをして
『関西魂(かにたま)』とは『関西魂(かにたま)』とは、「関西作家志望者集う会」が年に一度刊行しているアンソロジーです。毎年一つのテーマがさだめられ、そのテーマに基づきプロ作家さんからアマチュア作家さんまでさまざまなジャンルの書き手が、思い思いの物語を創っていらっしゃいます。 『関西魂(かにたま)』の特徴は、参加者が他の参加者の作品に対して意見を出しあう「合評会」が設けられていること。合評会を通して作品をブラッシュアップした後に発刊となるため、完成度の高い作品が集まります。
『夏映え』感想『夏映え』 著者:にゃんしー様 舞台は、東日本大震災の被災地で、震災後十年ほどが経過した福島です。復興のシンボルとも謳われた聖歌リレーが記憶に新しいですが……ってもう3年も前なのか。私が歳くってるせいなのか月日の流れは異様に速くて、あの震災から今年で13年経ちましたが、体感的にはつい最近です。それくらい津波に流された街の映像をニュースで観た時は衝撃でした。 物語は、主人公の女子高生・夏美が、福島に住む叔母・愁香さんの家に滞在している(そして愁香さんに「本気
イロカワ文学賞「イロカワ文学賞」という文学賞があります。 主宰・にゃんしー様 現在は第三回の選考中です。 私は第二回と第三回に参加させていただきました。 他の文学賞と違うのは、参加者が他の参加作品を選考するというシステムを設けてくれていること。 書いて応募して終わり。ではなく、同じ賞に応募されている他の作品を読み「選ぶ」という過程までがついています。私としては、この「選ぶ」=「評をつける」ことがこの賞の醍醐味だと感じています。 選評のやり方は、おもしろかった作品を何作でも
給料日まで二週間。家賃を支払って、貯金残高は一万円。今月に入って、マサトに貸した金額は七万円を超している。返ってくる見込みはない。何が悲しくて、春の夕空の下、公園のベンチで背中を丸めて通帳を眺めないといけないのだろう。砂場で遊ぶ母娘を前に、カヤコは自分のやっている恋愛のバカさ加減に溜め息を吐いた。 OL事務職、月給十五万円。定期的に優しく抱いて金を取っていく男と、もう一年の付き合いになる。 「俺はヒモにはならない」と矛盾した宣言をして、カヤコの住む六畳一間のワンルームに
「ンーフーフーフー、フーフーフー♪ ……歌はいいね、 歌は心を潤してくれる。リリンの生み出した文化の極みだよ。そう感じないか、……春谷晃子くん」 「ハイッ! 思いまーす! No Music, No Life! あっ、そういえばカヲルくん聞いてよ! こないだ『ピアノ』って小説を読んだよ。『ノクターン』っていう短編集に収録されているんだ。読みやすくておもしろかったよ!」 「……。そうか、そういうことかリリン」 「どういうこと?」 ↑どういうことなのか春谷にもわからない。 こん
モラトリアムだったあの頃 モラトリアム――人生の猶予期間。 一般的に大学時代をこのように表現することが多いですね。 といっても私が大学生だったのはもう二十年ほど前なので、現在は価値観が変化しているのかもしれませんが、受験戦争から離脱し社会に揉まれるまでの、自由でお気楽な時期といえるでしょう。 もちろん、熱心に勉学や研究に励む大学生、将来に向けて自己研鑽を積む大学生も多数いらっしゃるでしょう。が、すくなくとも我々の時代は、大学生(特に文系)とは「遊んでいる人」というイメージ
◇文学フリマ京都が近いので、文フリ関連の記事をしばらく載せていく予定ですが、他にも書きたい記事はたくさん。 脳内をそのまま記事に反映できたらラクだけど思い入れも薄れるだろうから、ぼちぼち、マイペースに細々とアウトプットを続けていきたいです。 (と、雑誌の編集後記ふうに語ってみた)
綺麗なものには毒がある。 こんにちは。 退廃美やら禁断の匂いやら背徳感が好きな春谷です。 と同時に中世~近代にかけてのヨーロッパ文化も好きです。 学生時代は由貴香織里先生の漫画やMALICE MIZER(Gackt様がヴォーカルだった時代)にハマっていました。歳がバレる…… ……とまぁ、そんな話はさておき(いつか耽美について語りたい)。 花と少年少女にまつわる短編集 『雨降りカンパニュラ』 著者:椿木るり様 文学フリマ大阪11(2023年開催)で購入した小説です。 会
―終わりがあるから美しいのかもしれない― こんにちは。 満開の桜よりも、散りゆく桜に心惹かれる春谷です。 永遠なんて存在しない。やがて終わってしまう、だからこそ恋の炎も燃え上がれば、芸術へのほとばしる情熱も生まれるのではないでしょうか……と昭和歌謡のような世界観を語っていますが、まさにこの世は諸行無常。 たとえば、近い未来に隕石が衝突して地球が滅びるかもしれない。 ◆地球滅亡が目前に迫った夏休み、四人の少年少女の物語を描いた小説 『20−1(ナインティーン)』 著者:木
来たる2024年1月14日、文学フリマ京都にお手伝い要員で参加いたします。当日は会場に12時着予定です(道に迷わなければ…←極度の方向音痴である)。 大丈夫、今の時代はGoogleマップがある。きっとたどり着ける! 春谷がいるブースその1↑いや別に春谷がどこにいようが知らんがな。と思っているそこのあなた。うふふ、今、あなたのすぐ後ろにいますよ♪ 春谷のことはよく知らなくても、下記に紹介するブースの作家さん達のことは、ぜひ覚えておいてくださいませ(^^)♡ ブース名「Now
活動歴……といえるほど小説執筆に関して何も成し遂げていない感は大きいですが(いつかWikipediaに載ってみたいというささやかな夢)、簡単な自己紹介代わりに活動歴を記しておきます。 ※15年以上前に出した同人誌、寄稿本については割愛させていただいております。 ◇発刊物 ◆同人誌 「関西作家志望者集まる会」発刊『関西魂』参加寄稿 ※()内は当時の筆名です ・『関西魂 五の祭り』(西谷丘晃子)2016年 ・『関西魂 熊本・大分編』(西谷丘晃子)2016年/Amazonにて販