30代ゲイによる人生の何の役にも立たないコメダ珈琲と愛の話。
念のため言っておくが、
コメダが役に立たないのではない、
この話が役に立たないのである。
むしろコメダは僕の人生に役立ちまくりである。
いつもありがとうございます店員さん。
先ほど、ある事件が発生した。
入店時に、
「あ、いつもご来店ありがとうございます。」
と言われてしまった。
「いつも•••?」
行きつけの居酒屋とか、寿司屋とかではない。
コメダで、だ。
全国チェーンの純喫茶だ。
終わりだ。
「いつもありがとうございます。」と言われると、途端にその店に行きづらくなるこの現象に名前をつけたい。(僕だけ?)
これからこのコメダに通いづらい・・・。
週5で通っているのに。
動揺して、モーニングのゆで卵の殻がぜんぜん上手にむけない。
「お水いかがですか〜。」とピッチャーを持ちながら歩いている店員さんにこの画面を見られないかヒヤヒヤしながらカウンター席でこの文章を書いている。
そして、ちょうど今、後ろから店員さんが水を入れてくれた。
終わりだ。
この画面ぜったい見られた。恥ずかしすぎる。
いつもありがとうございます。と言われるのも恥ずかしいが、
いつもありがとうございます。と言われると通いづらい、と思っていることがバレるのはもっと恥ずかしい。そして、バレた。たぶん。
そしてさらに、ゆで卵すら上手にむけないのかよコイツと思われた。たぶん。
あー、動揺しすぎて、
水入れてくれたのに、すんごい無愛想な感じ出してしまった。うぅ。ごめんね店員さん。
再び水を入れに来てくれた時のために
言い訳のように書くが、
僕はコメダが大好きである。
店員さんからもよく見えるように、大きく書いてみた。
店員さんに伝われ、僕のコメダ愛!
ついでに、水も飲み干した。
あとは、この「僕はコメダが大好きである。」を表示したまま、店員さんの「水いかがですかぁ〜」を待つだけだ。
しばらくこの画面で待機してみようと思う。
店員さん、とても忙しそうなので、先に進もうと思う。
僕は本当によくコメダにくるのだ。
なぜか。
僕みたいな巨体をも優しく包み込む大きなソファー。
僕みたいな巨体でも隣の人との程よい距離感が取れる店内。
僕みたいな巨体でもゆったり作業できる広い机。
痩せろと思ったそこのあなた、正しいです。
あの肉厚でサクサクフワフワなトーストがドリンクの値段で味わえるモーニングセット。
某おしゃれカフェ代表のSタバにいる、
「俺、仕事してるぜぇぇ。」
かっこいいノートパソコンどぉおおおん!
なんか難しそうな本ばぁぁああん!
キーボードカタカタカタカタァ!
みたいな方が少ないのも僕には心地が良い。
コメダはちょっとコーヒーの味が・・・なんて意見も聞くが、
コーヒーの味の違いなんて分からない僕には何も関係ない。
というか、普通にコメダのコーヒーはおいしい。
と、僕はおもう。
とにかく、コメダ最高!なのだ。
念の為ここも太字。
そういえば、本を読んだり、Twitterを見たりしてある程度の時間が経ったが、コップは空のままだ。
つまり、僕の渾身のコメダ大好き!は見られていない。
つまり、僕のコメダ愛は伝わっていない、ということになる。
結局、次の予定の時間になってしまった。
そうなのだ。
いくら文章に書いたところで、
いくら太字にしたところで、伝わらない。
ちゃんと伝えたいのなら、声に出さないといけなのだ。勇気をもって、好きだと言わなければならないのだ。
それが、愛なのである。
と、無理やり良いこと(っぽい雰囲気の、よくわからないこと)を言って、このとりとめのない文章をなんとか締めてやろうと思う。
店員さんと、読んでくれたあなたに、
僕のコメダ愛が伝わることを願っています。
よかったら、今度一緒にコメダいきましょう。