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武蔵美通信は美大です。

新しい年を迎えました。

どうも、ご無沙汰しています。
入学時は気分が上がりまくっていて、がんがん学校のことを書こうと思っていたんですが、いざ学生生活が始まって課題に追われ始めるとnoteどころではなくなり、さらに個人情報の問題とか著作権のこととか、個人特定のこととか……色々考えてしまって更新できずにいました。

とりあえず、
自分自身が入学前に武蔵美の通信ってどんな感じなんだろう?とブログなどを検索しまくった経験からこのnoteを始めたのですが、この時期同じように武蔵美通信の情報を探してる方たくさんいらっしゃると思うので、そんな方に今私が言えること、あるとしたら「思った以上にちゃんと美大ですよ」ということでしょうか。

私は油絵学科なので絵画系のことしか分かりませんが、カリキュラムの多くは本学(通学課程)とほぼ同じようです。例えば、スクーリングで学ぶ実習系の科目は本学生が3ヶ月くらい(←科目によるかもしれないけどある科目について某教授に聞いた話)かけて作成する作品を6日間(7.5時間×6日)で作成するくらいのスケジュールだそうです。スクーリングはかなりのハードワークで迷う暇もサボる暇もなくあっっっという間に終わってしまいます。それは『良し悪し』ではあると思うけど、ぎゅっと凝縮した期間に集中して指導受けられるのはなかなかない貴重な経験のような気がします。

また必修科目は講師の先生がたくさんおり、いろんなタイプの先生に指導してもらえるのも魅力のひとつの様な気がします。
絵画って最終的に「好み」の部分が大きいので先生との相性って結構大きいと思うんですが、毎回違う先生に指導を受けるので相性悪い先生がずっと担当講師という事もないし、何よりいろんな先生がいてすごく勉強になります。

あと入ってみて思った事。
ネットの情報だとよく卒業率が低い、みたいな情報ありますが、あれはあまり気にする必要はないかなぁ、ということ。
確かに仕事しながら卒業しようと思ったら本当に大変だと思います。が、実際に入学してみるとみなさん事情は様々で、必ずしも「卒業できない」から卒業していない人が多いわけではないようだ、という事です。
ムサ通はすでにプロで活動されてる方も多いです。キャリアアップのためとか、基礎を一から学ぶためとか、あとは画家としてすでに活動はしてるけど美大出てないコンプレックスがあって…という方もいたりして、そういう方の中には必要な科目だけ履修して休学・退学したり、あと私が話した中には「美大の授業ってこんな感じなんだなぁと分かったしもうあまり必要ないかも〜。」と言って退学された方もいました。その方、めちゃめちゃ絵が上手であとでプロの画家さんだよーと聞いてなるほど〜と思った次第。
あとは完全に趣味としてカルチャーセンター感覚で通われてる年配の方々が多いのも事実で、そういう方々は卒業を目指していないため、どうしてもトータルでの卒業率は下がってくるのかなぁ、という印象です。

私自身は入学してみて満足度はかなり高いです。
人気のスクーリングは競争率が高くなかなか受けられないとか、自宅課題の「独学」が本当に大変とか、夏のスクーリングが体力的にしんど過ぎるとか、不満やつらいこともありますが、それでもとても貴重な体験ができていると思います。

ただ、面接授業のカリキュラムが来年度から減ってしまうようです。
学1課程から学2課程に変わる際にも版画など減ってしまった面接授業があったようなのですが、さらに25年度には木工・金工・ガラス・陶磁が各2科目から各1科目に減ってしまうようで、美大ならではの実習系の授業が大きな魅力だと思っていた私は大ショック。これから入学希望してる方にとっても残念なんじゃないかなぁ。

何事においてもそうですが、できることはできるうちにやっとけ!ということでしょうか。

そんなわけで、
私は来年度も卒業するのは厳しそうだぞ、ということで……。
もしも鷹の台でお会いすることがありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

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