入学から5ヶ月。
武蔵美通信に入学してもうすぐ5ヶ月になろうとしている。
このnoteももっと頻繁に更新する予定だったのに、入学と同時に大荒れの激流というか濁流に放り込まれたようにもみくしゃに猛スピードで流されているような毎日で。
端的にいうと、時間不足です。(というより体力不足?)
この5ヶ月の間に履修した科目は、
・レポート入門I
・美術入門
・絵画表現材料
・造形基礎ⅡA
・デッサンB
・彫刻(木彫)I
・絵画表現基礎ⅠB
・絵画表現ⅣB
オンライン授業2科目、自宅課題1科目、スクーリング5科目の8科目で12単位です。
このペースが早いのか遅いのかは正直分かりませんが。
あ、これ、2年で卒業すんの無理じゃん。
とはだいぶ前から思い始めています。
3年次編入は卒業に必要な単位の半分を認定された状態で入学しているので、必要単位数ギリギリを狙えばまぁ確かに可能は可能なんでしょうけどーー。
それってわざわざ大学に入る意味あんの?とか、まだデッサンもまともに描けないのにちょうど1年後の夏から卒業制作とか……考えられませんわ〜。とか、いやいやいやいや…やっと少し分かり始めたばっかりのとこですやん!とか、ていうかむしろ「何もできてない」ことをやっと自覚できる程度のところに来たぐらいなんですけど!?とか色々思うと、「学ぶ」ことと「描く」こと、「制作」することと「卒業」すること、それの何をどこまでどこでどうしたいのかという明確な意思がまだ持ててないなぁというのが実感です。
正直な気持ちとしては、お金があるなら在学可能年数満年通って履修可能な教科全部履修したいくらいですけど。
お金がね〜。
予定では卒業制作に入るまでは仕事を続け卒業制作に入ったら仕事をやめて専念するつもりだったんですが、急な引っ越しで仕事を辞めいざ学校が始まってみるととても新しい仕事探して働き始めるどころじゃなかった……。
通信の1年分も課題に必要な時間数って通学過程の1年分とほぼ一緒なんですよね。同じ「学士」が与えられるんだから、考えてみたら当然なのかもしれないけど。それなのに、通信課程とか夜学って日本では軽んじられてるよなぁとも思いました。
ちょっと話が逸れましたが。
私が最近思うのは、あらためて「私はなぜ絵を描くんだろう」ということです。
絵を描くのはお金がかかる。スクリーングの時「絵は金持ちの道楽」と言ったクラスメイトがいて、ああ確かに私も学生の時思ってたわ〜と笑ったのですが、ほんと実際になんだかんだバカみたいにお金がかかるんですよ……。
色々試そうと思えば使うかどうかもわからないような画材買ってみたりせねばならず、クロッキーブックは一瞬で溶けるように消耗するし、描けば描いただけ置き場所も必要だし、描いたところでその絵いる???みたいなこと考え始めると、ほんと、なんていうか、不毛な荒野をさまよっているような荒んだ気持ちになります。
さらに、成績が出たらマジほんと凹んだり腹立ったり暴れたり(実際にはそんなに暴れないけど)情緒不安定になったりもして、武蔵美で絵を学ぶ意味を常に考えるようになりました。
とはいえ。
スクーリングは本当に楽しくて。
悔しかったり辛かったり落ち込んだりすることも多いけど、それでもやっぱり楽しくて。
楽しいともっともっと描きたいという気持ちがどこからか湧いて来て……。
かと思えば、
うをーーーーーっ、下手だ!下手すぎる!
っていうか点数思ってた以上に低い!マジか!
みたいな、ジェットコースターのような日々です。
そういえば美術入門のオンライン授業で吉川先生がご自身の学生時代の話をされていて、今私が思っている課題やその採点に対するモヤモヤや絵を描くことの歯がゆさのようなものは、次元の差はあれみんな通る道なのだなぁと少し安心しました。
さて。
次のスクーリングまで自宅課題をすすめよう。