【読書】カイジ「命より重い!」お金の話
読みやすさ ★★★
為になる度 ★★★
読み易いです。カイジの印象的なページも挿入されていて若い世代、読書が苦手な人でも読み易いかと思います。金融リテラシーを学びたい方の入門書として選択していただいても良いかと思います。
お金に絡めているけれども、言いたいことは「目まぐるしく移り変わる変革の時代について行け変化を恐れるな。そうすることで結果が付いてくる」っていうメッセージかな、と
以下自分用まとめ↓
・お金を持っていても幸せになれるとは限らないが、もっていればどうなるか?→1、身に降りかかる不幸をある程度回避 2、自由を買える
・消費者ローンの利用経験者は?→8人に一人、すなわち1500万人(そのうち多重債務者107万人)用途は生活費。
・時給が安いとはどういう事か?→前提として給料には必要経費が加味されている。以前の常識として、主婦がパートで行う事が主流だった仕事には家賃、養育費などが加味されていない金額が設定されている。本業、フルタイム人口が増えてきたとしても、そう簡単にかつての常識が覆る事はない。
・何か新たな試みで見通しを立てる場合、自分でその理由を説明出来ることが重要
・その事柄をする事で経済メリットがどのくらいあるのか、自分自身で把握することが重要
・将来のリターンが見込めないものは「投資」ではなく「消費」
・最低賃金が上がると人件費(経費)が圧迫され、最低賃金で働いていたような下っ端から切られていく。切っても他に代わりも居るし。
・致命的に負けて再起不能になってしまうのはなぜ?→自分の行動リスク管理が出来ていないから。「最大どのくらい損が発生する可能性があるのか?」「その損失を減らす事は出来ないのか?」を考える事が投資の原則
・儲け話に乗らない事→見ず知らずもしくは関係が薄い人から儲け話を持ちかけられたとしたら、貴方をハメる為。美味い話は早々無い。苦しい仕事や境遇であったら、その責任を貴方に押し付けたいとか、職場環境や給料以外の条件が良くなくて人の入れ替りが激しいとか、違法行為になってしまう事であるとかそういう事。
・リターンが大きいとリスクも大きい(経済学の大原則)
・毎月決まった額を貯金するより、毎月決まった額を自己投資する方が有意義
例)3万円×12ヶ月×30年間=1080万円
30年間コツコツ生活圧迫させながらも貯めたのに蓋を開けたら1080万円にしかなっていない。ガッカリでしょう。老後、年に200万円使ったら5年しか持ちません。。。それなら生き残れる対策に費用を投じた方が良いに決まっている。
・将来への不安を和らげ、自尊心を維持する為に必要なもの→スキルや知識よりも実は「精神面」「自分は何か別の事をして生きていける」これこそが「働き続ける能力」
・生き残り、経済的な不安を解消できる人材とは「変化を怖がらない人材」
・慣性の法則は人間にも当てはまる「止まっているものおはそのまま止まり続ける」
・どんな社会になろうとも自分は生きていけると思うようになるには?→「変化に慣れておくこと」常に変化を経験している人はこれからの変化にもストレス無く、(むしろ楽しんで)対応出来るようになる
・「安定」や「高収入」という言葉に満足するな。惑わされるな。→魅力的なワードだが、もう一度思い出してほしい。月収が市場より3万高かったとするそのような「安定したルーチンワーク、替えがいくらでも居る」仕事に就いて3万貯金しても30年後に貯まっているのは、たった1000万円。老後資金と言われているような2000万円にも到達しない。
3万安くても、変化への対応力が磨かれる会社に勤めたほうが生命力がつき、経済的不安が無くなる。
・「迷ったら変化を取れ」
変化を取る事でどんな時代になっても対応でき、ずっと働いていく為の唯一の秘訣。この借金時代にお金の不安から解消されるための唯一の方法
・自分を守っていくのは自分だし、何事も自分の責任
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