みなとの浜辺の塩胡椒 vol.01
年もとればいろんなステージに立つわけで
さて、はるのぱせりです。
今回、語るのは、みなと10月例会で語ったことを振り返って、私独自の感想文として、振り返っていこうと思います。
前月のみなと例会は、ドジャースが地区シリーズ勝利を決めた記念すべき日に行われました。色々、思うところがあったのか、みんなの口からボロボロと弱音と気づきが漏れてきた、そんな湿っぽい会だったりしました。
話したのは、以下の2つのテーマ
①老いについて
②職業について(就業について)
それでは、感想文を語っていきましょう!
老いについて
日頃の疲れを一旦置いて、思うところがありましたね。なんたって、私も決して若くない立場のおじさんですから、考えることは多かったです。そろそろ、親の介護を考えなければ、とか思うことはたくさんあるんです。
介護は綺麗ごとじゃないと思います。専門職のみなさんでも、自分の親の介護については、他の人に介入してもらえないと成立しない、そんなデリケートな問題でもあるんですよね。
年齢を経ると人は、耳が遠くなり、目も霞んでくる。悔やむ親を宥めながら、勇気づけながら介護しているメンバーさんの言葉。
案外、両親の噛み合わなさが、逆に優しさに誤解などしてしまって。
でも、介護には意外な気づきが見つかる時があるんですよね。
父母に向き合ってことは、自分のルーツに深く触れること。
思えば、当然でありながら、自分を知る機会でもあるわけです。
家の財産問題やいろんな秘密。
知れば知るほど、自分は1人で生きてきたわけじゃないんだって、改めて実感した今日だったりします。
いずれ、そんなことをこぼしている私自身の老後も別に見る人がいるってことですし、仲間内にはピンピンころりで逝きたいな、とかいう意見もあったりなんですが、自分はしぶとく人を困らせる人生を送りたいな、とか感じてしまいました。
可愛いおじいちゃんは、、、、ほど遠いのかも知れない私です。
職業について(就業について)
実は私は誰かに雇用されて働いているわけではありません。そんな私が書く「働く」のテーマは説得力に欠けることは承知の上で感じたことを書きますね。
どんないい職場でも、働き始める前までは希望して、願って、夢見て、雇用されるものなんです。
でも、現実を迫られると、案外、理想とは程遠い職場環境に疲れを感じ、希望を失う人は結構いるのかも知れません。
それでも、生きていくためやるのが仕事。上司からの指示に、できない仕事も「頑張ります!」と答えてしまう自分がいて、「あの時、できません、を言えていたら」と後悔する人もいるようでしょう。期待されると答えたくなる、その綺麗事は、自分の実力よりほんの少し上を狙うくらいが成長できる「やりがいのある仕事」になるのであって。
思うに、「成長」という概念が過剰に便利に使われてしまう危険性も感じた今日でした。
逃げる・頼ることは不真面目、ではないんです。
そのための人間関係づくりが大切なんだって、頼れる仲間に囲まれる、そんな努力も案外、必要だとも感じました。
思うところは
肩の荷を下ろしたところで、果たしてみんなはどう思うのか?
たとえ、問題に対する答えは見つからなくても、語ることが気持ちの整理になって、気がつけば問題が問題ですらなくなっていることはよくあるものです。
港町に停泊する船は、積荷を置いて、休んで、新しい積荷を置いて、明日へ出港していきます。
ピアサポートみなとは、そうそんなところ。
疲れた時は、肩の荷をそっと下ろして、ひとときの勇気を補充して、再び船出する。
また、これからも、みなさんの船出を、見守っていきたいです。