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みなとの浜辺の塩胡椒 vol.09 ふたばとみなとの合同研修会を終えて
前置き
はるのぱせりです。
特に冷え込んだ2025年2月25日。ふたばの陽とピアサポートみなとの合同研修交流会が行われました。
本当は2月8日に行われるはずだったこの研修会。トラブルもなく、いい学びを得ることができました。
ということで、その研修会の学びについて、少し触れていくことにいたしましょう!
研修会「リカバリーストーリー」を語ろう
リカバリーストーリーをごぞんでしょうか?
過去に起こった困難から、学びを得て乗り越えた(あるいは受け入れた)自分史の語り。これを俗にリカバリーストーリーと申します。研修会には16名の参加者の皆さまがいらっしゃったのですが、2グループに分かれて、模造紙、ポストイットを用いて、語り合いました。
今回の参加者の皆さまは、主に精神的な疾患を乗り越えたり関わった方々で、主に病気からの回復談が多かった気がします。
周囲からの助けや施設、法テラスや理解者からの支援はもちろん、病名を得たことによって、悩みの原因がわかり、そこに手を打てたことからうまく立ち上がれたという2名の方が紹介されたのですが、ある意味、レッテル貼りにコンプレックスにこだわらない前向きの発表もあって、私も興味深く聞かせていただきました。
思うに、今の状態はただの過程でここから成長し、もっと先の人生の物語もまた今から生まれていくのかもしれません。
実は私自身は、困難を受け入れるきっかけになったのは、恩師との出会い。世の中の楽しみを知った時、人の温かさを知ることができました。もちろん、トラブルや困難も巧妙な「学び」が形を変えた天からのギフトだと、安全地帯にいる今、考えたりもしたものです。
今、途上にいる「自分語り」。時に自分のメンテナンスとして、あるいは人に対する啓発として、時々、語っていきたいものです。
特別例会
「みなさんのお仕事を教えてください」「新しいことを始める心構えは?」「スキルが身につけられていない時期に、どうしたか思い出してみよう」「みなさんの夢は?」「デジタル(機器)学習のコツ」など、ざっくばらんに語った語りあいになりました。
ハンデを背負いつつつも、夢語りを始めているあたりが、ピアサポートの話題の特徴ですね。
いろんな質問が飛びかいつつ、みんなに発言することができ、誰一人として孤独にしない軽妙な司会さんの活躍もあって、わきわきとして楽しい懇談会になったと思います。
いつも例会で感じるのですが、困難からの物語には学びのヒントがたくさん隠されていることが多いものです。
他の人の経験を自分に取りいれるアイデアの宝庫。ある意味「学びあいの場」として、懇談会は欠かせないものだと思います。
この学びに「試験」はなく、点数を「評価」されるわけでもありません。
そんな例会を、ピアサポートの場に関わる人で大切に育てていきたいと思いました。
お知らせ
ということで。今回は、研修会の感想文になりましたが、みなさんはどんな感想を持たれたでしょうか?
引き続き、ピアサポートみなともふたばの陽も対面例会の場をなるだけ多く広げたいと思っています。ちなみに当会のHPは
です。
オンラインの会も行っております。気軽にサイトをのぞいていただけると嬉しいです。
みなさん、また次回をお楽しみに!