【詩】 原動力の不意打ち
言葉が、降ってくる。
なまあたたかく優しい喜びに浸るときも
制御不能な怒りに押しつぶされそうなときも
心の真ん中をえぐられるような悲しみに降参するときも。
それらは、原動力の不意打ちだ。
この星は、極に分ける星。
北と南を繋ぐ軸で、ぐるぐる回る。
光と影を交互に繰り返して時は過ぎる。
陰と陽が交わって創造される世界。
引力には勝てないけれど、
上を向いても、下を向いても
わたしはわたしでいたいと思える幸せ。
笑顔は太陽で、涙は雨で、眼差しは月のよう。
そんな宇宙のしきたりを守れるだろうか。
そんなことを考えながら、
今日も原動力の不意打ちを待っている。
晴海たお
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