『ダウナーお姉さんは遊びたい』おまけ4コマ1感想 本編ではやれなかった小ネタ4発とお姉さんのひみつ【漫画感想】
2024年12月23日(月)に『ダウナーお姉さんは遊びたい』のおまけ4コマ1が配信された。
★前回の感想
というわけで今週はおまけ4コマです。4ページというか4本。
本作は基本10ページ前後のショート漫画だが、流石に年末年始なので他の週刊漫画雑誌同様箸休めとなる番外編を掲載しても構わないだろう。最近ジャンプはそういう番外編やらなくなっちゃったけど。なお来週は本編掲載。
で、今回の4コマなんですが…
うーん………
かなり微妙だった…正直ネタが弱いかなあと。
予感はしていたのだが、今回題材となるホビーは一切登場せず、代わりにお姉さんたちの軽いボケが展開されてて(絵柄はいつもと違うが)テイストは本編通りなのだが、どうにもネタのハジケっぷりに物足りなさを感じられてしまった。
ホビーを取り扱わないと別作品っぽさが否めないのはやはりある。別にホビーありきな作品ではない(ホビーがないと成り立たないわけではない)のだが。お姉さんがおもしれー女だから面白可笑しくキャラが動いてくれているわけだし。
お姉さんの前髪の真ん中は着脱可能で角笛にもなったり、ひかるちゃんが4コマ達成できず死んだり、本編よりも番外編のほうがコロコロ本誌らしいノリだなあと感じてそこは興味深かったのだが…
なんかいまいちこなれていない印象を受ける、刺さる笑いではなかったかなあ。決してつまらなくはないし寧ろ好きだけど、「で?」ってコメントしづらい面白さ。前髪ネタは単純に今回だけの一発ネタっぽい『ボーボボ』みたいなネタなんだけど、あんまり印象に残る面白さではなかった。インスタントに変な異次元ネタを生やしててもにょてしまう、みたいな。
誤解されないように念の為に言っておくとぼくはコロコロのギャグ漫画は肌に合わないわけじゃないというか寧ろ好きですよ。じゃなかったら本作の感想始めてなかったもん。ちなみにこの前2025年1月号買ったら『でんぢゃらすじーさん』『デッカくん』『べべべべベイビー』が特に面白かったです。
いちおう面白かったネタを挙げると、角笛の音がコマをまたぎすぎなメタ演出は好き。1ページ丸々贅沢に使った4コマ漫画は稀によくある(ex.『私に天使が舞い降りた!』)のだが、空白を有効活用したみたいでもっとやってほしい。
もうひとつ。
新夕くんが全然名前で呼ばれていない件。作中だとマジに少年としか呼ばれていないもんな。まあダウナー系のお姉さんは少年キャラには「少年」以外で呼んではいけない暗黙のルールがあるからな。
いちおうぼくは少年呼びはなんかアレなので新夕くんって呼んでいます。たまに新田くんって素で間違えます。
こういう実験回もアリかなとは思います。初発としてこんなもん。
毎週少ないページ数ながらもたしかなまんぞくがあって、熱意を持って感想を書けているんだし。番外編の感想は今回限りでいいかなあ。面白かったら翌週本編感想記事で軽く触れればいいだろうし。
ちなみに今回の絵柄の元ネタは『まんがで!にゃんこ大戦争』を連載中の萬屋不死身之介先生らしい?それは基本的に原作ソシャゲに忠実な絵柄になっているんだけど、キャラの崩し絵は成程確かに似ているな。
こういうパロ技術も可能だとまたひとつ収穫を得られたのは良いものだと主張したいな。