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『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』第12話(最終話)「SideB/SideM」感想 ふたりの物語は終わらない【まほあくアニメ】


◆これまでの感想

◆だーれだ

最終回特有の冒頭で振り返るように魔法少女についてのモノローグ。そこから始まる本作はいつもと違う話かと思ったらそんなことはなかったぜ。

「だーれだ!」が身長差ありすぎてできないのかわいい!!
というかこんなドッキリサプライズ仕掛けようとするのお茶目すぎひん!?されても嬉しいし、失敗されてもかわいい。どのみち距離感が徐々に縮まっている今だからこそできるいちゃいちゃプレイなんだよなあ。ぼくだって好きな子にこんんなことされたら嬉しいダルルォ!?

御使いさんから例の決め台詞の件をまだ覚えていたのは真面目な白夜ちゃんらしいな。「ハピハピハピネース発酵パワーで最底辺に道連れよ」を素で言えるのはある意味すごいというか、やっぱりワードチョイスがおかしすぎて推敲を求めたくなるというか。かわいいんだけど笑っちゃうんだよなあ。

ひゃあ!!ミラさんが笑ってくれた!!
トゥンクフィルターがかかっているので決して変な意味ではなく微笑ましい意味で笑ってくれる、なんて素敵な笑顔なんだ…!なんだかんだでこれはやりがいがある魔法少女営業ではなかろうか。御使いさんにある意味感謝である。
まあこの後3回もリピートさせると罰ゲームじみていたんだけど。ミラさんにとっては幸福以外の何者でもないとはいえ、流石に「これはどうなのかな…」って考えに揺らぎそうである。

最期までノルマ達成だったなこれ。

◆ハピネスコンバージョン

青鬼院蜻蛉さんがTSしたかと思ったわ。
杉田さんはオネエ演技もナチュラルにできるしなあ。あとせっかくだから今言っておくと先週からサブタイを「SideB/SideM」ではなく「SideS/SideM」と一瞬見間違えた肉便器の皆様はぼく以外にもいるはずだ。

で、ハピネスコンバージョンは不幸を幸福にする魔法なのでまずは不幸にさせるのがノルマだそうだが、うーむインスタントに不幸を生み出すのはちょっと気が引けるな。

こっちはもうとっくに眼福なんだが?
ナチュラルなセクハラはまずいですよ!そしてここあ先生ほんとこういうところがメニアックなんですよ!まあでもこのふたりは将来付き合う関係だから今すぐこんなボディタッチは…いささか早すぎですかね。
まあやっていることはニンスイのえっちな紳士的なゲームのようである。比較的KENZENなほうではある。そうかな…そうかも…

◆B⇒M

サブタイで早速察せられるが、今週は前半白夜ちゃん視点、後半ミラさん視点で描かれる展開。まあ半ば再放送じみた内容と言えなくはないのだが、ここまで大分ふたりのことを知れてきた今では各々どのように見えてくるのか大変興味深い話である。

いや気づいてたんかーい!
そしてこれをベストあざとかわいい賞とか勝手に言っちゃうミラさんマジミラさん。白夜ちゃんは明らか天然寄りだと思うのだが、まああざとく見えちゃってもいいよな。どのみちかわいいから上等なんだけど。

三回決め台詞を言わせたいミラさんなので視聴者にも幾度堪能させるスタイル。

ハピネスコンバージョンは9秒しか持たないらしい。だからそんなゲーミング白夜なのか…

ところでこの脇描写がすごかったです。脇フェチの愛情が詰まっていた。

おさわりまんこいつらです!!
いまさらだけど昼間から公共の場でほんとなにやってんだ!別視点は省エネ作画かなと思わせて新規カット用意してくるし、作画はえちえちだし、うーむ良い意味で全然最終回らしくない。いつものふたりだ。

でも今日もここでお別れとなるとやっぱり終わりを実感してしまうわけで。作画の気合いの入れようも有終の美を飾る気満々なわけで。…くそう。

ED前のテロップくん。まさに今回解釈違いを起こしていた視点回だったが、どのみちこのふたりは相思相愛だもんな。「だいたい」というちょっとふわっとした表現がまだ結ばれていない今だからこそしっくりくる気がする。

◆Cパート

OPが流れながらの各々のそれから。火花ちゃんは最近出番がないのがちょっと気がかりだったが、最後もブレずにファック。一方ベラさんは珍しく妄想していなかったのはちょっと意外だった。大抵こういう後日談ってブレなさを発揮させて変わらないことを示唆するから。

その笑顔は反則だろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?
うわ、最後すんげえの出してきたじゃん!こういう笑顔で締めるのって王道なんですけど、今振り返ってみると白夜ちゃんがこんな表情を見せたことがなかったんだもん!やっぱりあるとないとでは大分違うというか、こうして感想を書いている今でも余韻やべー…まじやべー…アニメスタッフ最高じゃあないっすか…

御存知の通り、原作は未完の作品である。
けれど原作を美麗作画でここまで昇華させて素晴らしい出来にさせての「ENDLESS」という締め方は原作リスペクトとして最高だった。昨年放送の『ミギとダリ』もだけど、こういう気配りはとても良いですね…

このふたりの物語はまだまだつづくのは分かっていたことである。決着は迎えていないし、物語の延長線はハッキリ見られている。自由に解釈し放題とも言えるだろう。残念ながら公式的な物語はここで一旦終了となるが、ふたりにはどうか幸せを掴んでほしい。そう祝福させてくれる終わり方だった。

スタッフのみなさまお疲れ様でした。そして素敵なアニメ化を本当にありがとうございました。

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