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【チェンソーマン】アニメ第10話「もっとボロボロ」感想

えっもう第1話放送から二ヶ月経ったの!?
えっもうあと残り2話なの!?
はや~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!
134話までやってほしい!!!!
アニオリで早川家の日常やってほしいい!!!!

◆これまでの感想まとめ

◆努力 未来 A BEAUTIFUL STARを描く第10話

今週第10話は原作第29話から第31話まで、デンジくんが漫画愛読中から未来の悪魔登場までがアニメ化された。今週はここで一旦区切るよなあと予想通り、なので丁度3話分…と言いたいところなのだが、未来の悪魔は全身映っていなかったし、なにより例の語録が出てこなかったので実質2.9話分といったほうがいいかもしれない。まあその語録は次の32話にも出てくるのだけれど。

原作サブタイはこちら。

第29話「100点満点」
第30話「もっとボロボロ」
第31話「未来最高」

もう語録見え見えじゃねーかというツッコミはさておき、今週はどれを選べばいいのか迷ったのかもしれない。例の語録は次回サブタイに起用される可能性はあるかもしれない。「100点満点」は今週より本格的に参戦となる岸辺先生からデンパワが認められるも、肝心の修行はまだまだパーフェクトに至らない。じゃあ、変なサブタイになるが、タツキ先生らしいテキトーサブタイだが、「もっとボロボロ」でいいだろう。
尤も、一番ボロボロになっていたのはデンパワではなくアキくんなんじゃないかと思えてしまうのだが…今週どう見てもつれえっしょ…

◆知らない天井、再び

藤本総合病院という原作では明かされなかった病院名はスタッフの理解度たけーなと感心しつつ、4話と対称的になる状況だ。デンジくんがアキくんに看病されたが、今回逆の立場になっている。デンジくんは料理ができる子じゃないのでりんご一個だけここに置いていっただけだが。
ていうか待てよ、デンジくん前回真っ二つにされたのになんで生きてんだよ!?!?!?!?という疑問は今週中に明かされる。原作だと次の話に跨いでその理由が明かされるので、連載当時はちょっとパニクってた。まあ主人公なんだし、ヒルの悪魔に腕チョンパされたときのように誰かに胴体を繋いでもらったのだろうと考えられるのだが。

コロコロコミックがコミックゴンゴンに改変されている!!

テコンダー朴原作者が目指すバイプル

同じ一ツ橋グループとはいえ、コロコロはだめなんだなあ…ドラえもんもゴロゴロコミックになっていたし、やはりそのへん複雑な大人の事情が関わってくるのだろう。だからってボンボンみたいな児童誌になったのは謎だが。王ドロボウJINGは名作なのでオススメです。
一見どうでもいい描写だが、デンジくんは漢字が読めないから漫画を通して少しずつ学びたいのかもしれない。なにせルビがついているから。いちおうジャンプにもついているけど、コロコロは確かむつかしい漢字は変換されていないから、デンジくんはそこを考慮してジャンプより児童誌を選んだのかもしれない。デンジくんそこまで考えてないと思うよという意見はルールで禁止スよね?
なにより、デンジくんは今週Bパートにて「楽しくなくて頑張るのは糞だ」という発言から、漫画を読んで楽しみながら漢字を学ぶのも乙なものだろう。

◆寿命

アキくんの寿命残り2年。
第8話でのサムソ戦ではまるで当たり前のようにカースを使いこなしていたので、以前からカースを使っていて元々そこまで長くなかったのか。あるいは代わりになんらかの訓練はこなしていて今回初めて使ってしまったのか。
条件を満たすことで絶対即死は強力とはいえ、どのみち代価が重すぎる。元々は銃の悪魔に使う予定でそんなハイリスクハイリターンを覚悟していたのだろうか…そしてサムソが謎の復活能力持ちで無駄撃ちに終わった相性最悪なクソゲーにもほどがある。

ここめちゃくちゃすごかった。アキくんがライターを握る力が弱々しくなっているのが画面から伝わってきた。そりゃあ残り2年しか生きられないと宣告されたらぼくも肩の力が抜けて脱力感マッハになる自信がある。作画から伝わるマジ感がヤバかった。
姫野先輩の姿がフラッシュバックされると同時にアキくんが何度もライターを点火していたのは、必死で命を宿したくなったように見えたのはぼくだけだろうか。自分の寿命を延ばすように。姫野先輩が病室にやってくるのを祈りたくなるように。

アキくんの涙はリアルタイムで流れる映像だからこそ、シームレスに泣く。演出が巧い。完璧です。

◆未発達なデンジくんの死生観

姫野先輩が死んでも全然泣けず、仮に今後アキくんやパワーちゃん、マキマさんが死んでも泣ける気がしないと自負し、「人の心とかないんか?」と意識してしまったデンジくん。
こうやって深く悩んでいるだけでもハッキリ人の心があるよと諭したくなる。

というか、デンジくんが泣けない理由って色々根拠あるんだよな。サムソ戦で復活するまでは姫野先輩が消失死したのを実際目撃していたわけじゃないし、なにより姫野先輩と知り合ってからまだ全然日が浅いだろう。マジで死んだことをあまり実感していないのではないか?と考えられる。
実際目の前で誰かが死んだのを目撃したならともかく、誰かに訃報を知らされても最初はそんな事実を受け入れがたいんだよなぼくでも。何の冗談だと思いたくなる。だが数日後には帰らぬものという事実が押し寄せてくるジレンマ、ぼくにはあるあるだ。
デンジくんはポチタが死んだときは唯一涙ぐんでいたのも幼少期からの付き合いであり唯一の友達だから。そして、アキくんは姫野先輩の死に涙を流したのも長年もの付き合いだから必然でしかないのだ。

「ま!シリアスな事ぁ考えなくていっか!」と気持ちを切り替えるデンジくん流石のメンタルすぎる。これだからデンジくんは頼れる主人公で大好きなんだ。楽しくないこと考えても楽しくないだけというのは簡単にできそうでなかなかできないだろうが、ぼくはこのデンジくんの言葉に救われてマジリスペクトしながら毎日生きている。

なおこのくだりは原作では集中線を取り入れた分かりやすいコメディ演出になっていたのだが、本アニメ版はシームレスにシリアスの空気を維持したままになっている。だのであっさり感が否めないのだが、まあ、原作通りにやると空気おかしくなりそうだし、テンポも悪くなりそうなのが容易に想像できる。なのでぼくは面白い演出改変だなあと興味深いです。

◆岸辺先生

アキくんと姫野先輩の回想からひょっこり登場していた岸辺先生がいよいよデンジくんたちの前へ姿を現した。実は原作ではまだこの時点では名前が明かされていない。暫くこの後になる。
が、既にEDで岸辺だと列挙されているし、上記スクショだと名前をバラされたくないみたいなのにテロップくんにバラされちゃったみたいだし、もうこの際だから岸辺先生って呼ぼう。岸辺隊長や岸辺さんという呼び方もあるそうだが、先生と呼ばれるのが良いみたいだから敬意を込めてそう呼びます。

岸辺先生からの質問。前作『ファイアパンチ』の主人公アグニをdisるストロングスタイルいつ見てもすげえなタツキ先生。

如何にも頭のネジが飛んでいる、仲間の死や悪魔に怯まないメンタルが伺えられるから100点満点だと気に入って良いだろう。だからって『殺し屋1』の垣原雅雄みたいに「大好きだ」とやべーやつムーヴしてくると、流石のパワーちゃんも怖がっていい。

本気で絞め殺してくる強者の格がすごくてこわい。人間でありながら決して悪魔に負けない畏怖を早速感じさせられる。

◆ジャンプ恒例修行展開

デンジくんは悪魔の心臓を身体に宿しているし、パワーちゃんは魔人なので、そのおかげで血を飲めば復活することが判明した。
ヒルの悪魔戦では血が足りないせいでチェンソーが完全に出せなかったし、永遠の悪魔戦では文字通り吸血しながら永久機関バトルやっていたからなあ。血さえあれば四肢をもがれようが胴体チョンパされようが復活。ついには岸辺先生から直接不死身だと言われてしまった。

お前が言うなの究極系じゃん。
「な~」って便乗するデンジくんかわいい。もうすっかり仲良しだなこのふたり。

修行展開でも忌憚なく作画鬼すげええええええええええええ!!!!!!
岸辺先生、容赦なくハイスピードで刺し殺してくるからホント最強格キャラだなあって実感湧いてくるな!カメラワークが今回もすごくて「こんなシーンしらん…存在しない記憶やん…」って呆然としていた。

説得力と背徳感と期待感がすげえすごい。
一体どんなバケモンに魔改造されてしまうのか、この人なら絶対やってくれそうだ。

◆やめられないとめられない

寿命2年になった上、狐の悪魔との契約が解消されてしまったアキくん。こればかりは黒瀬くんと天童ちゃんも辞めることを勧めるだろう。黒瀬くんはちょっと言い方が意地悪だが、全く以て正論でしかない。安牌を狙う選択肢が正しい。

それでも銃の悪魔への復讐を誓うアキくんはここで投げ出す意思はなかった。家族を殺され、執念深く復讐を行動理念としているから、ここで辞めてしまうとこれまでの戦いはなんだったのか、残りの2年間はただ死を待つだけだなんてかえって苦しいだけだろう。コンコルド効果のようなものである。
だからアキくんの気持ちは分かるんだけども、ちょっとここネジぶっ飛んでいるよなあ。だからこそ、今回多くの犠牲を払ったうえで生き残れたのかもしれない。

姫野先輩の妹が登場。といっても原作同様顔は明かされなかったし、下の名前も判明しない。チェンソーマンはこういう不明な設定が多いし、明かす必要はないのだが、沼にハマってしまった分知りたくなる。

◆バブみ

オギャってるデンジくんかわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!母性ムンムン湧きまくりですげえすごいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ええまあね、ここのデンジくんは原作同様かわいかったし、リアタイ視聴中変な声が無意識で出てしまったくらいかわいかったんですけどね。デンジくんのママになりたい人は134人いてもおかしくないと確信したんですけどね。
でもここマジのガチで16さいの男の子が幼児退行してて割と冗談事じゃないくらいヤバかったな。「おいホントに大丈夫か!?」と心配になってもいいくらいマジ感半端なかった。戸谷くん演技上手いな~!

だからってファミコン叩けば直せるカーチャン理論やめろ。

「楽しくなくて頑張るのは糞だ」というクッソ共感できる台詞。仕事や作業は楽しいものだと意識してやっていきたい。無論、この感想も、noteに書いていることも楽しくやろうぜと意識している。
全然関係ないけどここの夜空ちょうきれいだな。キャンプしたくなる。

IQがトロトロに溶けすぎて完全にバカすぎてちょうかわいいいいいいいいい~~~~~~~~!!!!

原作でも思ったけど、ここはマジモンのバカを描き切ったマジ感が凄まじいんだよなあ。それでいてすげー笑える。あとデンジくんがコミックゴンゴン読んだ影響受けてるのも歳相応ですげえかわいい、めちゃくちゃ親近感湧く。

◆超インテリ作戦開始

メガネ装備して賢くなったけど逆にバカに見えるデンパワかわいいい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!

今週も推しが可愛くてしあわせ!!!!

デンジくんとパワーちゃんはじつにばかだなあ!とキャッキャしていたわけだが、超インテリ作戦開始はマジのガチで面白いトラップを仕掛けていたからびっくりだった。
早川家のドアや予め上の階に設置した血入りペットボトル数本から血の槍を射出させるのは刻命館をプレイしているみたいで楽しい。とはいえ血液にキャパシティはあるし、この血の槍数本を素手で打ち砕く岸辺先生は鬼やべえが。この人もデビルハンターだから契約悪魔はいるだろうが、それに頼らずこれである。

メインの奇襲担当はオノ装備デンジくんであるも、まだまだ岸辺先生には叶わない。この様子だとチェンソーマン状態でも勝てるんじゃないか??

今日はもう帰って酒飲むと言いつつも、油断も隙も与えないスタイルが素敵すぎる。ちゃんと死亡確認やってるタイプだ。伊達に何十年も生き延びたデビルハンターの説得力が更に増してきたのがすごい。イケおじ最高~!

本作がジャンプ漫画であることを時々忘れそうになるのだけれど、今週はジャンプ恒例の修行展開だった。こういうのは盛り上がり辛いとかダルいといった理由でアンケが取り辛い傾向があるそうだが、引き続き面白い。
というのは鬼つええ師匠キャラの存在が物語を面白く引っ張ってくるからだ。現状デンジくんとパワーちゃんは停滞気味であるが、岸辺先生ならきっと化けさせてくれるだろう期待性が高いからモチベ高い。あとデンパワがバカの極みでかわいくて癒される。全然退屈させられない。

◆そう、未来は――

姫野先輩の妹さんが渡したのは、姫野先輩が本音をつづった手書きの手紙だった。ブラウン管TVが使われているあたり、ケータイもPCも主流ではない時代なのでこれなのだろう。手書きだからこそ決して偽りのないぬくもりが伝わってきてしんどい。
姫野先輩はもうこの世にいないから、文字通りの遺品になってしまっているし、二度とこういう手紙を読める日はないのだろうと思うと、本当に死んでしまったんだな…という現実が更に押し寄せてくる。

今回アキくんが新たに契約するのは未来の悪魔
既に契約者はふたりいて、うち一人は寿命半分、もうひとりは両目、味覚、嗅覚が契約の代償らしい。相当えげつねえ。一体誰がこんなやべーやつを生け捕りにして公安の地下深くまでブチ込んだのだろうか。マキマさんに通じるきな臭さが否めないのだが。
あと厳重なロックがかかっているのが本アニメ版で初めて判明したのだが、黒瀬くんがやたらと手馴れた手つきでパスワード入力してるの地味にやべえな。

さあ未来の悪魔よ、声を聴かせてくれ!一体どんなハイテンションな声なんだ!?ぼくは既にテラコヤスでハジケ脳内再生しているんだが、そうであれば解釈通り過ぎて嬉しいんだ!さあこい!!さあさあ!!












◆第10話ED

今週はPEOPLE1「DOGLAND」が流れた。

曲名通りわんちゃんたちが出てくる。犬みたいなかわいい子であるデンジくんの歌でもあるのだけれど、でもそこまでキャッチーに印象に残る曲ではないかなあ…どちらかというと本編後に流れたCMのほうが印象に残っていた。

いや誰だよ!?

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