『ミギとダリ』第5話「ミジンコの歌」感想 一条家の闇が深すぎる みっちゃん生きろ生きろ…
◆これまでの感想
◆一条家の招待
今週はやたらと展開が早い。
前回ラストからミギダリもとい秘鳥くんを疑った故のかまかけだが、一条家が園山家を招待するところからAパートがはじまる。勿論ミギダリもこの好機を逃すわけにはいかないと、一条家の捜索を始めるのだが…
前回一条くんが見つけたボタンとはミギダリママの形見。一条くんは秘鳥くんがそれを盗んだと主張する。なんでも8年前に失くしたものだそうだが…そこまで重要なものなのか?当然ボタンのありかをバレないようにするわけが、シャツの下からナイフを入れて紐を切り落とすのもハラハラさせられるな…どう見てもあぶねえだろこれ。
何故そこまでしてケツを触る!?あと縞パンなんだな今でも!!
つーかテーブルの下に潜伏してたらバレるだろ!気配遮断スキル持ってないとダメだろ!!つーか流石に無理があるだろ!とツッコみたくなるが、そこはドーベルマンがやってきた。ご都合主義が通用しない。ていうかもう詰みじゃんヤバヤバヤバ
自分が盗んだと自白するミギお前さあ…!
ほんと優しくて愛しい子だよ…!
ダリのピンチを逸脱させてくれた英断なのは間違いない。だがやはり無茶しすぎだ。そこは「あっ!!庭にチュパカブラ!!」と隙を作るべきだった気がするが、一条くんにそんなハッタリは通用しないだろうしなあ。でもこういう自ら犠牲になる兄弟愛が尊いんだ。だからこそ救われて欲しいんだ。
こうして秘鳥くんは一条家に預けられてしまった。園山夫妻があまりにも気の毒すぎるな…
序盤で白か黒か疑ってきて結局白だったからこそ、秘鳥くんという血の繋がっていない息子を失ってしまった園山夫妻に早く顔を会わせてほしくなれる。そしてマジに園山家を離れてしまった今週は縦展開なのを強く意識させられる。BOSSを撃破するまで脱出できないRPGをプレイしているようだ。
一条×ミギか…ミギ(右)だけに。
◆一条家の闇
縞パンよりも最悪な姿にされました。
まさか「縞パンのほうがマシだ」と思える日が来るだなんて。いやまあシリアスムードが続いていた中で最初はそりゃあ笑ったけどさあ!預かるというか、モロに監禁だよねこれ!?一気に一条家がヤバくなってきたんだけど!
ミギに「早~く瑛二にな~れ」とミルクを与える一条ママ。
改めて再確認しておこう。瑛二とは実の息子である一条くんの下の名前そのものである。最初「あれ?一条くんの下の名前って瑛一だっけ?」と思ったが全然違った。ううんどういうことだ。
一条ママは実の息子を愛しておらず、ミギを真の息子・瑛二として改めて1から育て上げようということなのか…??だからこんな赤ちゃんコス…??
◆ミギダリママの秘密
こんなあんまりにもあんまりな展開だが、ミギがブチ込まれたオギャり部屋には例のミジンコ柄、そしてママの落書きを発見。かつて幼少期にミギダリがこの家に住んでいたのがこれで確定した。
しかし落書きは数年間ずっとこのままなのか。「オリゴン村にミギとダリっていたか?」と気にならなかったのだろうか?あるいはこのオギャり部屋は滅多に使われていなかったから気づかなかったとか?
ミギダリのママはこれまではオリゴン村の何者かに殺された以外特に情報は明かされなかったが、今週新たに「ママは8年前一条家のハウスキーパーだった」ということが判明した。当時は一条家にお世話になっていたからこの家に居たってこと?
そしてみっちゃん曰く、「ハウスキーパーは50歳以下は募集していない」とのこと。ううんどういうことだ。コネ枠なのか、誤魔化せたのか。一条家との繋がりが更に強まっていく。
それにしてもここのダリとみっちゃんのコンビっぷりが好きすぎる。ヤッカイモンになるかと思いきや、会話が弾むしアイコンタクトをノリノリで送っているし、案外息が合うナイスコンビになった。
ただ、みっちゃんってなんとなく裏切りそうな気もするんだよな…
一条家のスキャンダルを見つけて誰かに話したいとか、今は味方になってくれるからまだいいよ!?でも敵に回したら相当のヤッカイモンだよ!今後そうなっちまいそうなポテンシャルを秘めているから信用すべきか戸惑うんだよ!
◆オリゴン村のジオラマ
うわコワイコワイコワイコワイ!!!!
ガチでコワイって!!!!ギャグアニメって何故かたまにガチホラー回くるよね!!!!
ただでさえこういう人形は夜中に見かけたらトラウマ確定だろうに、既存ネームドを象った人形がオリゴン村のジオラマに一体ずつ配置されているのがガチで不気味すぎるよ!でも黒幕って如何にもこんなふうに人形遊びしていそうなヤツがいるよね!
このジオラマの他にも、道中バイオハザードめいた謎解きが施されていたり、オリゴン村の住民データを発見したりと、黒幕の趣旨が分かりやすい。
今回ガチで怖かったのは、まさか秋山くんたちが人形化されたのではないかと一瞬でも疑ってしまったことが起因しているんじゃないだろうか。勿論そんな世界観崩壊魔法を唐突にブチ込むのはルールで禁止スよねと理解しているが、アニポケとかバービー弟とか、ネームドが人形にされた(魂を人形に込められた)ホラー描写がどうしても頭をよぎってしまうのだ。
それでも丸太のことを相変わらず齧歯目呼ばわりしたり、みっちゃん人形が地獄のミサワ仕様になっていたり、本作らしいシームレスなシュールギャグをこんなときにもブチ込んでくれることに安心感を覚える。今週は縦展開が著しいが、「笑い」という遊びを忘れないのが好きだ。
◆みっちゃんは…
家から誰かがやってきたので、急いでダリを段ボールの中へ忍ばせてやるみっちゃん。冷や汗からして流石のみっちゃんでも緊張しているのだろうか。強者がヤバい状況にハメられているようで、ガチの焦燥感を煽らせてくれる。
暫くやり過ごした後、ダリがダンボールから出てみれば、そこにはみっちゃん人形の首が外れていた…ミサワフェイスがかえって不気味なのを煽らせてくれるな…
これは…みっちゃんはクビにされた、の意…?
みっちゃんは黒の人物ではないだろう。始末されて生きてて、それで裏切者(内通者)でしたーというのはちょっと捻りに捻りすぎて、あまりそういうのは求めていない。
とりあえず、みっちゃんは一条家に殺されて死亡退場にはならないと思いたい。みっちゃんは強キャラのイメージがあるから容易くそうはならないだろうと。そうハッキリ断言できるくらい、みっちゃんはぼくの中では信頼度と期待値と好感度が今週で一気に増してくれたのだ。
ギャグアニメだけど、やっぱり信頼できる魅力的なキャラって大切なのだなとわからせてくれる。勿論、こいつなら絶対面白ギャグをやらかしてくれるという意味も兼ねてだ。
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