『ダウナーお姉さんは遊びたい』第4話感想 新キャラ登場!公園を賭けた決闘(デュエル)がはじまる…!?【漫画感想】
◆ぼっちプレイ
2024年11月11日(月)に『ダウナーお姉さんは遊びたい』の第4話が配信された。
★前回の感想
というわけで今週の題材は表紙から分かるように!
『デュエル・マスターズ』(デュエマ)!!
…ひとりでやっているのを見ると虚しさがすごいな!
昔ぼくも『ポケカ』でやったことがあって、実際はやはりかなり面倒だった。どのみち互いに思考が分かってしまうのでひとりTCGは面白いかと言われるととても首を縦に振りづらい。
だが最近『ホロライブカードゲーム』に興味を持ったので、依然ぼっちのぼくは久々にゴレイヌさんみたいに3人分になってやってみようかなと検討している。
つーかこれ審判役っているのだろうか。そういうのは普段全然意識していないけど。よくよく考えてみればTCGの大会では「はいそれはだめですねー」と流れをチェキったり不正行為を見逃したりしない為に審判はいて当然か。
…で、お姉さんはぼっちなの?
まだ話数は少ないので姉妹や家族ないし友人はそのうち登場するだろうが、ひとりでデュエマやっているとその…貴女は同類ですねと握手したくなってきたな…
そも成人済であろう女性が『デュエマ』をプレイしているのは極めてレアな光景だと思われる。公園でコロコロを読んでいる時点でミュウやセレビィ並みに幻のお姉さんじみているが。
いちおう『デュエマ』の漫画本編には女の子のデュエリスト・黄昏ミミが存在していたのだが、現実世界寄りの本作においてはどうなんだろう。いるにはいるのかな…?ただ探し求めるのが大変なだけで1割未満?
この「ぐっもー」って挨拶の仕方すげー好き。かわいい。陽気なようでどことなくダウナーっぽい気がする。
◆今のコロコロ付録すごすぎ案件
最近のコロコロにはデッキが丸ごとついてくるぞ!
噂には聞いていたがすげえよな。だってこの手のスターターデッキってブランドにもよるけど安くてワンコイン(500円)なんでしょう?いやワンコインで買えるようになった今の時代もすげえけど。昔は千円以上がザラだったし。
この付録がついてくるコロコロコミック10月号は770円と、500円代だった昔より値上がってしまった(参考までに9月号は700円とのこと/今はこれが基準価格?)が、デッキが付いて770円はかえって安すぎる。あまり『デュエマ』に興味がない人でもお試し入門ツールとしていけるんじゃないか?まさにぼくがそうである。コロコロ編集部って神じゃね?
あとお姉さんが晴くんの分のデッキも用意してくれた神采配が良い。誰とでもいつでも遊べるような計らいが出来ているのはホビー好きの鑑だ。良いなあ晴くんずるいぞう。…まあお姉さんが使用用・保存用にコロコロ数冊買った説もありそうだけどな!
作中でも述べられているが、最新号(11月号)にはメタルケースがついてきて770円。昔は紙製の組立式カードケースが付録だったのに贅沢で良いな。今のコロコロキッズが羨めるぜ。
デュエマデッキ付きコロコロ10月号はもう2ヶ月前に発売なのでAmazonでは新品完売は想定通り。これ相当コストがかかったんじゃないかなあ。ちゃんと金回収できたのだろうか。まあ今でもトップクラスに売れている小学生の聖典(バイブル)なんだからそんな余計な大人の事情は野暮だろう。
余談だが今年7月号にも『カードファイト!! ヴァンガード』のデッキとプレイマットが付録だったそうだ。コロコロ編集部ってやっぱり神じゃね?
◆新キャラ登場
さて今週は新キャラ・保志飛華流(ほしひかる)が登場した。オレっ娘!ギザ歯!やけにカッコいい登場シーン!うーんもう気に入れそうな子だなひかるちゃん!
でもそことなく感じられるクソガキオーラはなんだろう。大口叩いておきながらちんまりとしているというか。とりあえず高校生ではないっぽい…?晴くん同様中学生か?
決闘と聞いていた飛び出してきたこの子。『金剛番長』の読者応募に出遅れたような肩書きがもう良い意味でしょうもない。「公園番長」って、やってることがジャイアンのTSだよ。
ところで昔サンデーで連載されていた『金剛番長』ってもう17年前にはじまった漫画なんですね。鈴木央先生の代表作『七つの大罪』はアニメ1期がちょうど10年前だけど。えっ
やめて!公園でボール禁止どころかホビー禁止令食らうからやめて!
お姉さんが異常公園愛者になっているのも面白おかしいが、ここまでの4話は公園しか舞台になっていない事実もジワるな!流石に公園縛りはきびしそうだが、のび太たちがよく遊ぶ空き地くらいいつもの舞台にしてほしい。
実は塾通いだったという意外な事実で決闘は次回へ持ち越しとなった。…続くのこれ!?
とりあえず日程調整をしているとものすごく平和で良かった。コロコロホビータイアップ漫画は大抵謎ダメージを喰らいがちだが、本作は比較的現実寄りの世界観だしな。これぐれー平和でいいのよ。
◆デュエマ
『デュエル・マスターズ』は2002年5月30日よりタカラトミーから発売されたトレーディングカードゲーム。20年以上もの歴史を誇るのはすごい。
『デュエマ』は全然よく分かってなくて、今回は適当にWikiあたりから情報拾う程度の完全にエアプ語りになっちゃうな。
なんかシールド5枚を張って自分のライフを削られないようにするようなことだけは漫画で知って面白そうだなあ、やってみたいなあと思ったんだけども、案の定当時はお金がなくてやれなかった。というか『ポケカ』に専念していたので浮気できなかった。
松本しげのぶ先生の同名コミカライズは1999年より連載され、今でも主人公を変えて連載が続いているのだが、初期の頃は『マジック:ザ・ギャザリング(MTG/ギャザ)』をやっていた、丁度今の『デュエマ』に切り替わるあたりから読み始めた記憶がある。
物語の全体の流れはさっぱり理解していなかったのに、既存のTCGから全く新しい完全オリジナルのTCGを始めるワクワク感はすごかった。『遊☆戯☆王』にも言えることだな。しかしコロコロで『ギャザ』だなんて一体どんな企画を通ったのだろうか。渋すぎだろう。
ちなみに今週の表紙の元ネタは現在の新シリーズ『デュエル・マスターズ WIN』の第1巻表紙のようだ。
まあ明らか匂わせていますよねーと。かくいうぼくは最初「『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』みたいな構図だなあ」と勘違いしていた。
『デュエマ』は紙媒体の他にもソシャゲとして『DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイス)』(通称『デュエプレ』)があり、これは前々からやろうとしたんだけどもなかなか手を出そうという気になっていない。キャラがかわいいのでそれ目当てで興味はあるんだけど、三日坊主で終わりそうな気がするので。
『デュエマ』に登場するクリーチャーを擬人化(というか元々普通の女の子をドラゴン娘化?)させた短編アニメ『ドラゴン娘になりたくないっ!』というスピンオフコンテンツもある。
こちらは『デュエマ』の小ネタを含むようだが、事前知識なしでも問題なく楽しめる。この子たちもカード化されているそうで、そのうち同じタカラトミーの『WIXOSS(ウィクロス)』とのコラボもやりそうだな。