2024年ジャンプ48号感想(読切『インビジブルブラッド』掲載号) #WJ48
最近よく見ている動画。
ソニックシリーズは未プレイで「テイルズではなくテイルス」なことくらいしか知らないのですが、シャドウのキャラが良い意味でのズラしになってて惹かれました。一人称がまさかの僕で、その上遊佐さんが演じているのはずるい。
HUNTER×HUNTER
クラピカ&チョウライパートから始まる1ページ目はシリアスな笑いが提供されました。律儀にコインを並べて10円に10days later(迫真)がジワるし、裏面デザインがチョウライさんと念獣でかなり大爆笑!!角度狩りされそうなドヤ顔ジワるからやめろ!
まあね、次期国王候補のえらい人が紙幣ないし硬貨にデザインされるのは至極当然です帝愛グループのペリカみたいに。けどもう国王決定ェと言わんばかりに当たり前のようにチョウライさんの顔なのがジワるんですよ!ノリがこども銀行みたいなんですよ!
一般人には視認できない念獣もコインのデザイン化ですが、ガチでチョウライ国王√ならカキン国王のマスコットになるのかな…?念獣くん(仮)みたいな?今亡きモモゼの念獣・おヒマくん(仮)からマスコットの素質を500億割貸してほしいですね。
コインについては依然何もわからんのと同義だな状態ですが、少しずつ情報開示されるだけで食いつけます。今回このパートで一番面白かったのはクラピカがコインを受け取るかの葛藤です。『DEATH NOTE』めいた心理戦で謎に緊張感ありましたね~!
今回何事もなかったとはいえ「(コインを受け取っても)…大丈夫だ!!」と自信ニキなクラピカがジワりました。それ言うと結局だいじょばなかったフラグくせーからやめろ!突然サーフゴーみたいに進化するんじゃないかと疑心暗鬼なんだよ!
コインの絵柄はチョウライさん所持だと念獣、テンフトリさん(私設兵)とクラピカだとチョウライさん?最初にコイン回収したコベントバさんのも後者ですかね?それなら譲渡する王子と譲渡された者にシンプルに分けられますが…ほんとかなあ。
チョウライコインは好感度によって絵柄が変わる説とか?テンフトリさんは念会得の褒美としてチョウライ柄をもらったし、クラピカは(利用されてるとも言えるけど)チョウライさんに信用されています。数字リセットしたのはさっぱりわからん。
うーんコインの絵柄は重要なのかさえ分からないですね。絵柄はどちらが優なのか。1円10円それ以上に桁が増えたらどうなるのか。そも絵柄はチョウライさんと念獣の二種だけなのか。考えれば考えるほどパルプンテばりに予想不可能になってきました。
クラピカの推理は噛み砕いて言えば王位即位後に発揮するよ、半年くらい経てば念能力が使える準備状態になるよ。…あくまで推理とはいえ今じゃないんかい!えーこれハズレ能力なんじゃね?チョウライ国王誕生後に問題勃発は予想できますけど…
コインが現在の王位継承戦のなんの役に立つのか不明なのに、「成程…くくくく、ほら…実に私らしい能力だろう?」とドヤるチョウライさんはほんとなんなんだこのおもしれー王子は!実は今まで永沢くんの声で脳内再生してたんですが今週顕著ですね。
「蓄積型の能力は計算性が高く理知に富んだ能力者に多く見られる」。チョウライさん曰く「私らしい能力」は見るからにそんな人っぽく見える程度なんですが、この人おこづかい溜めたりはぐれメタル狩ってレベルカンストするのが好きなんですかね。
コベントバさんコイン隠し持ってたのバレテーラ。クラピカなんで知ってんだよの疑問回収は活字で納得でした。10日後に桁が増える法則から推定できるし、秘匿は一番無難です。コベントバさんが今後どう動くのか思惑を知りたいくらい面白い描写です。
ところで地味にコイン出現は毎日午後1時と明言されましたが、第376話(3日目)でチョウライさんは今朝回収とのこと。あれ?2日目分だとしてもその日初めてコインの存在に気付いたはずでは?あ~!もしかして午後一でも今朝と思い込む夜人間タイプ?
チョウライさんはパルプンテ発言からドラクエを嗜みドラクエ10で徹夜している説が浮上してきたし、それで午後一=今朝だと断定してもあながちおかしくないですねクォレハ…冨樫先生がFF11にハマったせいで休載というデマくせえ噂みたいで恐縮ですが。
チョウライさんはマフィア持ちなのを除けば灰寄りだけど好感度が高い面白おじさんなのに、今回そのマフィア要素が厄介になってしまいました。そして旅団が絡むことで均衡おわりやねの予感でますますクラピカの胃が重くなりそうなんですがそれは…
「チョウライがワブルを庇護」をベンジャミンさまに利用される可能性を想定されると生々しいですね。現状チョイライさんも親父(シュウ=ウ一家組長)も悪印象ないけど、客観的に見てヤクザ持ちと関わるのはマジ勘弁。オイト王妃も気の毒ですよ。
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チードル会長とレオリオさんも8年ぶりに再登場。レオリオさんグラサン非装備の上台詞一切ないとモブみがすごい…!なんかしれっといるー!程度の存在感で逆にやっぱり目立ってますけどやっぱりモブいというか。でもまあ久々登場だけでも嬉しいです。
ハルケンさまの吐瀉物を検視官・薬剤師・ポイズンハンターのゲルさんに送るのも律儀でそつがないというか。ハンターのこういう細かなリアリティ描写好きなんですよね。念獣による何かの発見はないだろうけど地味にプロフェッショナルで好感触です。
ハルケンパートは文字数多い…!だがそれ以上にヤバいのがハルケンさま覚悟完了しすぎィ!短期間で念能力熟知しすぎィ!!この継承戦で死ぬのが惜しめるくらい、今回でツェリさまと肩を並べていいくらいの天才として格爆上げでしたよ!
『少年は残酷な弓を射る』は思ったよりもデメリットありますね。片方の肉体が死んだ場合、もう片方の肉体の人格は撃たれた側が優先される。つまり…ハルケンさまも明言されましたが、シカクの肉体で自死したスミドリさんは実質死亡…?うわきつ…
元よりスミドリさんも覚悟の上でハルケンさまの能力確認の為に犠牲になりました。後悔はないどころか今後の糧になれて誇りでしょうが気の毒になれてしまう…発動者が意識を失わない限り撃たれた者は行動不能なのはデカイメリットですけどね。
今週ハルケンさまご逝去なので、本来ならバルサミルコさん復活なガバチャート…ですが催眠剤服用で対策。それって人格どころか肉体まで眠っちゃいそうで意味あるのかな…?ハルケンさまの意識は保っているから死体を動かすようなイメージ?
つーかバルサミルコさんって軍人故の催眠対策を施工されてそうな気がします。TSK-17は感染予防マニュアルを使う必要があるけど、万一常備している催眠剤を盗まれて使われても無意味だぜ的な。まあそういうあっさりな無効化は漫画的につまらんか。
結局ハルケンさまの死因はバルサミルコさんが仕掛けたTSK-17を喰らったでいいんですかね?これから自身の肉体が感染性胃腸炎にかかると知っているようだし。いや待て。なんで知ってんだ?バルサさんの記憶も盗み見できるのなら強力すぎひん?
記憶盗み見疑惑は撃たれた者が目覚めたら肉体と情報を逆利用されそうでヤバいですね…シカクさんって結局処分されたのかな。あとハルケンさまの肉体にかかった毒はトーンからして感染されそうでやばない??とんだ爆弾として面白いですけど。
どのみちバルサミルコさんは無事毒を仕掛けられたし、人格が自身の肉体へ戻る前にハルケンさまが自死してリタイヤですかねー。約10時間の猶予を使い切ってグッバイ現世。ハルケンさまは王子の中で最凶の歩く爆弾と化しそうだぞう…
ハルケンさまは支持者さえいればバルサミルコさんの肉体でも能力使えるんですかね?その場合鳴動によって自身が生きてるのがバレますが、どのみち暗躍するには面白そう。リンチ=フルボッコさんが能力で自白させれば簡単に見つかりそうです。
ところでこれはあくまでハルケンさまの見解ですが、死は「肉体・人格両方の死を以て必要十分条件」。その場合カチョウは念獣によって生み出されたけどどうカウントされるんですかね?死後強まる念もとい幽体として活動する王子も今後出るのかな…
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ツェリさまの絶トレが3.496秒と記録更新!いやまて先々週号の第402話も11日目で9.67秒でしたよね!このツェリパートが同日でタイム縮めたかは不明ですが、だとしても短期間で記録更新やべーですよ…最悪2週間かかるとか貴方なら余裕ですよ…
今週のツェリさまはタイムが縮まらなくて心が折れかけていたのがすごぶる意外でした。ラスボス候補が急激に人間味出してくるじゃん…こえーし王にしては絶対ならないやべーやつなのに、こういうところが絶妙に憎めないんですよツェリさま。
タイムを縮めるのが全く楽観できないと案外謙虚なのもツェリさまの好感度が上がるから不思議です。凝の修行パートはダイジェスト進行ですが、TDNなろう主人公ではない努力家にして美点も一面もあるのだとぼくは主張したいし支持したいですね。
ツェリさまはやっぱりネテロの孫でビヨンドの息子では?今週髪を結んでるのがネテロ親子二人に似てるな~と更に匂わせ案件くっさぁ♥と想い耽け、次ページちょい待ち太郎!27巻表紙のネテロと同じポーズやんけ!!露骨を超えた露骨やんけ!
冨樫先生あからさまにツェリ=ビヨンドの子と匂わせてくれますけど、読者の間でもこうどなしんりせんを繰り広げるおつもりですか?ミスリード狙いとしても露骨だし、じゃあ一周廻ってやっぱりツェリさま…?われわれは再び疑心暗鬼に囚われる…!
サルコフさんは死ぬことはないんじゃないかなあ…ハンターって露骨な死亡フラグは避ける印象があって、逆に死亡キャラは「えっこいつが!?」な意外性があるので。まあこの人詛贄者説が濃厚だけど、不発の可能性が微レ存だと思いたいですね。
クラピカとバビマイナさんが普通に話し合ってて、本来敵であることを忘れてビルさんに続く相棒枠にしたくなる今日この頃です。つーかもう今数少ないクラピカの左腕になっていいですよ!ぼくこのふたりの馴れ合わない距離感地味に好きなんですけど!
第2回講習会で新たに参加するカミーラさまの施設兵はワブル呪詛担当のサラヘルさんですかね?呪担は標的に近い距離で対象王子を想う程呪力強化なので今回は顔出し程度かな。クラピカとビルさんが対応なので、ビルさんの能力そろそろ見れます?
ベンジャミンさまの秘密が未だ明かされない中、カミーラさまにも秘密案件がががが。まあほぼ呪担のことでしょう。クラピカはまだ呪担の存在を知らないし、バビマイナさんも事実かどうか分かっていない様子なので下手に情報を垂れ流してもアレか。
「カミーラの性格からして教わりに来る事はない…!」クラピカは今週もクラピカでした。まあうん、実際彼女と施設兵が念能力使えるしそのことをまだ知らないとはいえ、随分警戒されているあたり過去にやらかしがあってもおかしくないですね…
ベンジャミンさまはハルケンさまの遺志を尊重してくれたり彼の支持者への配慮が丁重だったり、これは本心だと信じたいですねガチでね…あくまでバルサミルコさんの差し金ですけど、長男としての誇りを読者のぼくも積極的に評価したいんですよ。
部下の肉体を利用してまでベンジャミンさまを騙し抜いているにも関わらず「兄上…感謝します」とひとり想うハルケンさまの好感度も急上昇しました。この人は悪意なんてないから決して下心ではなく純粋な感謝だと思うんですよ。元よりある善意です。
ラストは久々の旅団ノブナガ組パート。みんな大好きヒンリギさんがそろそろ見られるぞヤッター!エイ=イの潰し方には慎重そうなノブナガさんはヒンリギさんを大分買っていますからね!ファンボーイの彼の御眼鏡に敵うように殺りたいですよね!
鵺の陰陽師
がしゃどくろさんはフラダリさん(Z-Aのすがた)とかぬかしていたらなんだこのV系イケメン!?聖飢魔IIの新メンバーか!?お前をミートボールにしてやろうか!?来年地球デビュー40周年として再結成するしな!正直最初困惑でしたがこの人も思いの外顔が良かったので良かったです。
同じ骨系幻妖として関係してそうながしゃどくろさんと狂骨さんですが、いざヴィジュアルを見比べてみると兄弟っぽい。前者はまだ人間擬態だけど、逆立った髪とかお口の形が特に。今のところハッキリ言えるのはがしゃどくろさんをコンビニ漬けにするのは決定的に無理そうですね…
がしゃどくろさんは正直今のところすべてを統べるカリスマ性や大物感はないかな…ジョークをかませるし悪気はないっぽいんですが、機嫌を損ねるとガチでヤバい怖さはない感じ。つーかV系ファッションといい、鏖の中で一番若造っぽい。幻妖再生の祖なら常に若く生きてこうぜ的な?
がしゃどくろさんデビューの次ページ女子二人のおふとんシーンでした別漫画みたいに空気入れ替えるの大好きだなこの漫画は!急に「えっこれ!?」なめくりが強いですよ!ところで代葉ちゃんと辻田ちゃんは手を繋いでいるのが分かり易い構図です。地味にこういうのが巧い漫画です。
つーか代葉ちゃんと辻田ちゃん大分キテません?女の子同士手を繋いでいるのもだが、辻田ちゃんを「誠乙」と下の名前で呼ぶのはぼくの記憶が正しければこの子が初めてでは?くっそ~、いつか夜島くん呼びから学郎くんになるのを期待したのに!名前呼び童貞取られちゃいましたよ!
学郎くんと辻田ちゃんの会話詳細は回想回収案件ですかねー。学郎くんは依然謙虚なのでまだ付き合えない的な説得を更に強める感じ。それよりあの辻田ちゃんがビビって逃げたとか何言い出したんですかこの子。「そらコワ~…」と読者も納得できるクソデカハードルじゃないすか。
「私は夜島君に幸せになって欲しい」おましあ!!代葉ちゃんが学郎くんに好意を寄せているのは知ってた案件だとして、自分がいなくなった後そうであってほしい未来に全力尽くすとか激重すぎですよ!こんなのハゲぶちころがして希望の未来へレディー・ゴーッするしかないじゃん…
今週の修行パートは3ページのみですが、瓦礫を足場にするのってロマンありますよね。絵的にも映えるし、QTE感覚で敵を翻弄させられる、こちらの手札を増やせるので。学郎くんは輪入道戦から棘牢冠の枝脈を使って高速移動できたけど、今回更に進化できたきらいがあります。
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ここ最近ずっと立ち込めていた代葉ちゃん不穏フラグ。教室で手紙を書いていると思わずヒエッ…となりましたよ。何か想いを残すヤツじゃん…案の定そうなりそうだけどさあ!ところで代葉ちゃんは消しゴム付き鉛筆なんですね。藤乃家はシャーペン禁止と言われても驚かない。
大和さんは案の定代葉ちゃんを藤乃家へ連れ戻す使命でしたきたわね…きちゃったわね…これはがしゃどくろさんとの仮契約は大分先になるというか先に儡脊さんがやっちゃったけど、三勢力によるカチコミですかねー。一時的に藤乃家が共闘的な。そこで代葉ちゃんの例の後釜も登場で。
大和さんの「これ以上我儘を通す事はできない」という説得は悔しいが反論できなかったです。手段は残酷だけど犠牲者を大幅に減らすなら代葉ちゃんを連れ戻すのが正しい判断…ですけど、果たして大和さんの本心で言っているのでしょうか。弥月さんのように失いたくないのでは?
弥月さんは容態悪化で場所移動って病院内?藤乃家?大和さんが学郎くんとふたりきりにさせたいのは明らか時間稼ぎでしょうが、容態悪化ってなんか藤乃家のやらかしマッチポンプくせえと思っちまったクチです。それだと大和さんブチギレ叛逆だからふつうにヤバい悪化ですかね。
代葉ちゃんの足がすくんでいるのは打ち上げでもですが、皇隊長の「次への熱が無ぇとこんな空気にはならねぇよ」とは藤乃家から逃れられる猶予はそう長くない示唆でもあったのでしょうかね?そもいつからそうなると覚悟していたんだろう?でも思ったよりも長く逃れられたなあ。
大和さんが代葉ちゃんに肩を貸してやると(別にまだ誰とも付き合っていないのに)NTRくっさぁ♥はよファブるわと謎の危機感がありましたが、ラストは約束された学郎くん登場これは主人公ですわ!!イケメンですわ!!是非辻田ちゃんに見せてやりたかったくらいですわ!
今週ラストの学郎くんのなにがイケメンかって、これまで丁寧語で接して親睦を深め合えた大和さんに躊躇なく「藤乃さんから離れろ!」と啖呵切ってくれたのが最高。大和さんの行動には驚愕失望悲壮は避けられないだろうにすぐ助けにきてやったのは主人公の鑑です。カッコイイ。
代葉ちゃんさらわれヒロイン化展開は去年から想定していましたからね、いよいよ時が来たか…と感慨深いです。撤退⇒作戦会議⇒藤乃家突撃でしょうが、見たかった展開がいよいよ見られる期待値はドチャクソ高い。代葉ちゃんの笑顔とか学郎くん呼びも期待したくなるわけですよ!
夜桜さんちの大作戦
太陽くん敗北ENDでの彼の死体は生々しく描かれているのが全然良くないけど良かったです。死後も尚まだ熱だけが温く残っていそうな描き方だった。そりゃ「そうはならんやろ」な未来ですよ。だけどガチな描き方なら「なってはならない未来」にぼくは見えましたね。
ひふみちゃんの開花「無限」はジャイアンリサイタルと甲乙つけがたい気絶ボエ~でそれ旦さんの鼓膜も破れそうじゃね?とか思ってたら、本来凶一郎キラーとして開発。最終決戦にも使えたのは本人も想定外だったでしょう。変態を殺す道具が変態含む家族を救うだなんて。
カグラバチ
妖術は初登場時はああよくある能力ね笑と鼻で笑ったのを謝罪したいくらい大変リスキーでした。いちおう30分で回復できる(再使用可)のでこれは果たして長いのか短いのか判断に悩まされますが、回復なしでの2発目は妖術おわりやねor人生おわりやね。お、重い…!使いづれえ…!
要するに妖術っていずれの効果もマダンテみたいな仕様ですかね。使い所さんも肝心ですが、すぐに斬り捨てられるクソザコモブ、いわば数の暴力の重要性をわからせられます。そして奴らに使わせないよう、あるいは使えない奴でも即座に殺させるべき必然性が生まれてきましたね。
初登場時使えなさそうに見えて出オチじみていた松生やす妖術が対座村さん特攻能力として効果的なのは素直に感心したいのに、「おまそこで活かせるのかよ!?」と変な笑いも出るといいますか。この戦闘の為の布石かは分からないけどヤッカイモンとして役立って良かったですね…
座村さん活躍中の際味方が取るべき行動は何もしないと明言したのに(無駄に仲間が切られる)、唯一サイレント戦法できる巻墨の加勢はズコーってなっちゃいました。見開きは様になってたけど、それはあまり好かない後出しジャンケンかな…なんか軽く窮地を救ったようで微妙。
漆羽さん座村さん共闘の流れのほうはしっくり来ました。長年もの付き合いだから何度も技を見てきたのも納得ですが、逆に言えば座村さんは見えないからこそそんなことを知らない、確固たる根拠が無くて必然です。座村さんの背中を任せたいエモシチュとして素直に歓迎できます。
漆羽さんは血を流してでも座村さんと共闘して全然構わない思い入れがあったので感情的にノレたんですね。黙って指を咥えるままではガッカリですから。巻墨はこんなことできますと突発的開示だし今のところキャラデもあんまりパッとしないのが歓迎し難かったのかな実際問題。
J新漫画漫画賞
『ロクの冥約』は大好きな読切なのでピックアップされたのは嬉しいです。マッチンの死自体はさらっと描くと寧ろ救いのない悲惨に見えるという。情報の順序で味が変わるのは倒置法もですね。「僕は使いこなせるだろうか」⇒(次ページ)「倒置法を」だと意味深になるやつ。
SAKAMOTO DAYS
天弓くんがスラー一派なのはシンくん同様素で忘れてました…箱推ししたくなる連中ではないからかな。しかし今回シンくんたちとトリオを組むと「汚いストレイライト」という印象が(半分ネタながら)あって早速愛着湧きやすいです。つーかほんとあさひみたいな喋り方だな!
「なんでセンターの位置分かったっスか?」「嘘っすね。わたしの目でも見えなかったんで」「前のライブでも冬優子ちゃんなんかやってましたよね。なにを隠してるんすか?」だめだ強制的にあさひ変換されちまう!特に「嘘っすね」のくだりがなんとなくあさひっぽいんだよ!!
天弓くんは既に坂本さんの仲間が超能力とスナイパーなのを知っているので、実写版バイハ難民救済トラップはパロが露骨すぎて笑ったけど、如何にして超能力やスナイプ能力をバレずに攻略できるのかは謎に緊張感ありました。それが前々から疑われてーら。
シンくんは占い師!⇒ウソだピョ~ン☆⇒いいや開き直っちまえ!なフェイントの仕掛け方も面白かったです!未来予知=占いはこじつけで通せそうだし、この展開はありそでなかった…天弓コントロール作戦も面白可笑しく調理できそうな期待性があるのもポイント高いです。
アオのハコ
アオのハコ=すべてのはじまり体育館とずっと思っていたのが、実のところタイムカプセルないし卒アルのような思い出を残していくためのたくさんの箱だそうです。そっちかー!いや全然超良いと思います!イメージ図の大喜くんと先輩がかわいくてほほえま余裕だったくらいに!
キャシゴが必要なくらい思い出の箱を高さに積み上げるのは視覚的にインパクトがあって分かり易いですね。そんだけがんばって無茶して積み上げましたよという素敵なアッピルにもなれます。つーかこんだけ多いと新婚篇どうなるんですかね。USJばりに広い領域展開なんじゃないか?
あかね噺
ねんがんの過去編がはじまりました。1964年なのでちょうど60年前です。…誰もがツッコみたいことを申し上げさせていただきます。うらら師匠結局何歳なんだよ!?今回の回想は一生師匠と志ぐま師匠同様ティーン時代っぽい、するってーとこの見た目で70代だというの!?うせやろ!?
もう散々うらら師匠何歳だよと擦られていますが、70代には見えない本作随一のファンタジー要素として逆にオイシイです。現実的に言えば所謂美魔女なのでしょう。荒木飛呂彦先生も速水奨さんも60代には見えないくらいメチャ若いので案外有り得る…のかな。長生きしてほしいです。
若い頃はそば屋をやっていた一生師匠と志ぐま師匠。見るからにツンデレライバル関係みたいで刺さりますね。一生師匠は寡黙で毒舌クールなのに、志ぐま師匠が喧嘩をおっぱじめれば呆れていながら自分も混ざるヤンチャっぷりが刺さるギャップです。こういう少年漫画的な関係すき~!
今回はまだ導入部ですが、THE昭和な空気感の描写だけでもお腹いっぱいですね。これからうらら師匠も一緒に落語家としてなり上がっていく仮定、悲劇のはじまりが想像できる舞台設定になっています。ところで一生師匠が愛読する『実存主義』は1962年に刊行された実在する本です。
逃げ上手の若君
泰家おじさんは額にうそなんか書くなよ~長生きしろよ~!とか思うことはあるものの今週は感想が書き辛そうな繋ぎ回かなと油断していたら最後でやられました。ここまで幾度も対峙してきた貞宗さんとはマジのガチでラスバトなんですね!?小笠原貞宗編と称すならガチですね?!
魔男のイチ
熟睡(タフタフ)!?ううんどういうことだ。タフで熟睡とは、おそらくタフ・シリーズ累計発行部数が更新されないことだと思われるが…最近のジャンプ本誌のタフ営業乱発はなんなんスかね。カマトロP然り西修先生然り、しっかり頭に猿を植え付けられてて心配なのがぼくなんだよね。
村人たちが噛まれただけで凍り付けにされることで氷鮫へのヘイトは十分だし、読者のぼくももう殺すしかない精神になれたのですが…氷鮫のコメディムーヴは流石に空気ぶち壊しでは?と気になりました。1話もだけどこちとら真摯に氷鮫狩りをはじめたいのに気落ちしてしまった…
氷鮫さんが魔法狩りのチュートリアル要因になってくれそうですが、今こうして遊んでいる場合ではないんじゃないかな…とモヤります。氷鮫を美しく飾り立てるって、要するにこいつが敗北者になっても救われるようなもんですよね?あの、こいつえらい迷惑なんですけどいいのか…?
最終的に魔法として氷鮫ゲッツすること自体は構わないのですが、村人を氷漬けたくらいなんだからこいつに救いようのない末路をこちとら期待していたんですよね…憎めない敵は大好きだけど今回それは求めていないです。今週かなり微妙な回だったんですが、良い結末に期待します。
僕とロボコ
コスプレって数人ダブっても面白いですよね。なにせ本編では絶対有り得ないシチュなので。かの映画『マトリックス』ではその昔エージェントスミスのコスプレ集団のオフ会が行われたのですが、原作再現どころかカオスすぎてすげえ面白いです。ロボコもそうなるといいですねえ。
インビジブルブラッド
今年の金未来杯で一番期待していた作品。思いの外とても良かったです!期待以上に画が良かったです!かわいい女の子とかっこいい男の子!読みやすいコマ割り!アクション!感情豊かな表情!やっぱりね、絵だけで読む気にさせるのは強いわけですよ!勿論好みの作画です!
お話も良かったです!兄を殺した霊を倒すシンプルな話なので予想外な展開はありません。けどその分王道に振った構成が良かったです。アキラちゃんとユガミ先輩の目的が一致した瞬間モチベが高まり、先輩と薫さんの関係性が明かされるとガツンと没入感が高まりました。
「お兄ちゃんは殺された」「先輩はお兄ちゃんの友人」この時点ではまだ普通でしたが、「先輩は友人を止められなかった後悔がある」で流れが変わり、2ページで関係性を描写してからのムゴい死で先輩は救ってやってほしい気持ちになれたんですよね~…そこが良かったです。
もうね、ユガミ先輩が魅力的なんですよこの漫画!最初変人な印象でダークヒーローぽいのに、薫さんとの友情関係が見られて実は正道主人公というギャップが最高にたまらなかった!あととにかく顔が良い!こういう目つき悪いキャラ好き!性癖に刺さる!笑顔も尊い!好き!
ユガミ先輩が数年留年の実質19さいなのも大好物設定です!古舘春一先生の『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』もですが浪人キャラは謎にスゴ味があってこういうのもっと増えてほしいです!社会的にはアレなのを二の次にしてまで!まあでもまだギリ高校生に見えるけども!
タイトル回収も見事でしたね~。浄化血清を「無垢の血清」と書いてインビジブルブラッドはしっくりきます。アキラちゃんのおかげで視えたけど基本霊が見えない先輩らしくインビジブル、友人ないし兄を救うための無垢たる一撃。優しいトドメって久々に見た気がします。
総じて「非常に刺さった」読切でした。必死で言語化したい為に何度もパラめくりした金未来杯の読切は久々です。お話自体は綺麗にまとまっているけどインパクトに欠けるのでこのまま連載化はきびしいかもしれませんが、なんとか優勝まで漕ぎついて頑張って欲しいです!
しのびごと
未だにヨダカくんのことは嫌いじゃないけど好きじゃないよの精神だからか、この子が活躍してもアクションは良いのにあんまり心躍らなかったです。今回抜け忍disしてきたのはやっぱり印象良くないっす…頭初期村上っす…最後のヒバリさんは大変美人さんで良かったです。
ウィッチウォッチ
極繊の有効活用でいの一番に思いついたのは一番くじやブラインド商品(ランダム封入)でお目当てのものを見破る…は作中で言われましたちくしょー!ええいみんな思いつくことは同じか!とはいえこういうランダム系は何が来るのかを楽しむ醍醐味が最高だというジレンマです。
ラスト4ページからの超展開、オチの付け方はスゲー良かったです!眠る=目を瞑るからゲームのバグ画面みたいに殺風景になるのは盲点だったし、そこからさまよう砂漠の商人化は予想できなかった…!カードに閉じ込められるのは『WIXOSS(ウィクロス)』みたいですね。
レアカードテンバイヤー成功秘話はコンプラに注視する篠原先生だから流石にないと分かってたけど、そうさせないどころかバンを魔法で自滅させて笑わせ役に仕立てたのも良い読後感でした。いやこえーよ!他三人もバンを探し求めてさまよう砂漠の商人になっているのでしょう。
白卓 HAKUTAKU
今週案外良かったです。先週まで「うーん面白いのこれ?」だった横パズルゲーの企画性が良かったです。実際やってみたいほど面白そうには見えないけど、動物を出荷させるために横にしたのはちゃんと必然性がありました。縦でもやれそうだけど見やすさ重視なら横ですね。
先週否定的だった騙す要素(イカサマ発動)は龍というおジャマ要素。出オチくさいけどこれは視覚的に面白くてアリです。元のゲームがあるオチかもしれないし、そんなすごくやってみたいほどではないけども、改良の意見を出してみたいゲームにはなりました。3D化もいけそう。
ゲームオブザイヤー受賞という最終目的開示はこれこそ序盤でやってほしかったですね…!そこへ辿り着くまで連載続くかどうかは二の次として、これくらい大胆に目標を掲げると「おうやってみんしゃい」という前向きな気持ちで読めます。ぼくは好きですねこういう挑戦者精神。
ひまてん!
でっけ…でっけ…おっぱいでっけ…
願いのアストロ
この漫画で初めて素直に良いなと思えた回でした。クランさんが晴海さんにサインを求めるほどの大ファンで、晴海さんも快く試合を受け入れてくれたのが良かった。やはりキャラに興味を持てる要素が出るだけで読後感は大きく変わるし、なんで今までこういうのできなかったんや。
晴海さんがアストロと格闘技格闘技の悪魔合体やったのは手札提示として当然だけどしょうもねえ小物臭くてダセェ…はクランさんも同意見かつ正論パンチ。この顛末に残念がりながらも「夢をありがとう」の一言で敬意を表してくれた(救いでもある)のも読後感が良かったです。
アンデッドアンラック
ファン師匠は毎回出てくるだけで急激に面白くなるからすごいです。不老をムイちゃんに譲渡したことでこれからファン師匠が徐々に老けて衰弱死でしょうが、玉砕覚悟でやべーやつに挑む姿勢は真摯にカッコイイ。ラストの見開きにカリスマ性を感じました。
超巡!超条先輩
由基さんが何故ここ数か月間出禁(出番禁止)にされたのかがよーく納得できる回でした。最初先輩のぬいアクスタペアカップetcで全力でキッッッッッッッッッショとなりましたが、数十日も先輩と会えない禁断症状っぷりには非常に共感いたしました…これは素直に可哀想だった…
50日も出張っておうちに帰れないどころかイベント参加等も無理なんでしょう?ぼくは耐えられませんよジャンプは読めそうだけど18年以上無駄に続けてるジャンプ感想は途切れそうだし。そこから海外出張は同情しかなかった…旅行できるのはいいけど縛られるのが多くてつらい…!
犬養Ω!?てことは超巡α爆誕!?まさか天下のジャンプでオメガバースやるんですか!?オメガバースについて簡単に説明すると先輩攻め由基受け。これは従来通りですがΩは発情期(heat)が訪れてフェロモンを発します。そしてこのふたりは番になる運命です。どきどきですね。
悪祓士のキヨシくん
「DEVIL COME ON!!!」がド直球かつ迫真でなんかジワったんですが、あれだ『魁!!クロマティ高校』の「神山参上!!」に通じるようなものがあったんですね。9割おふざけなのにOの部分を魔法陣にしているのが丁度良いセンスでなんか良い意味で悔しい。
キルアオ
バスケ漫画みたいな汗のかき方は明らか代表作『黒子のバスケ』で進研ゼミ感覚で存分にわからせられたやつ!『スラムダンク』や『呪術廻戦』でも特徴的な汗をかいていましたが、やはりヒット作を生み出したベテラン作家はこういうセルフパロ?をやれるのが強みですね。
妖怪バスター村上
鉄球クレーン車で粉砕させるストロングスタイルで素で笑ってしまった…!最初からやれよとツッコまれたけども、こういうセオリー通りの攻略法を素でやるのは好きです。見映えが良くて笑い飛ばせるので。