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”肌の色”の話で気づいたこと

最近、Podcast「シノブとナルミの毒舌アメリカライフ」を聞いていて、“肌の色”についてカジュアルに話したエピソードを思い出した。

ゲストハウスで出会ったフランス人、黒髪に白のベレー帽がとてもおしゃれな笑顔の可愛い20代の女の子。こたつに入り、みんなで雑談をしている中で「日本は過ごしやすいわ、だって誰も私の肌の色を気にしないから」と笑顔で言った。彼女は黒人で、その場にいた他の国の人たちも一緒に「だって日本では、みんな”ガイジン”だもんね!」と笑いながら会話が進んだ。

その一瞬の会話で、私はいくつかの気づきを得た。
普段「ガイジン」という言葉を失礼に感じる、あるいは寂しさを覚える人がいることにフォーカスしがちだったけれど、彼女のようにその言葉に救われる人もいるのだと知った。
日本では「日本人」という区分が明確で、それ以外の人たちを大まかにとらえることが多い。それが、実は良い意味での無関心であり、各国の個性をそのまま受け入れる風土につながっているのかもしれない。

日本人が肌の色や人種、宗教についてシリアスになりにくい理由の一つは、偏見や固定観念が少ないからではないかとも思った。無知から来るものかもしれないけれど、その結果、相手とフラットに接することができる。
興味や敬意を持って会話をすれば、自分の知らないことも自然に話題にできる。これは、素晴らしいことなのではないかと感じた。

人それぞれ感じ方は違うけれど、こうした気づきを得たことがうれしかった。