【詩】癒し

君の犬のゴローは
その存在だけで
君を癒してあげているのに

僕は君を
癒すことが
できるのだろうか

君の家の庭の
咲き誇る花たちは
君を癒してあげているのに

僕の手や顔や声は
君を癒すことが
できるのだろうか

そうだ僕は
君のために
詩を書こう

涙を風に変えて
悲しみを勇気に変えて

君に語りかけるように
僕は詩を書こう

苦しみを優しさに変えて
優しさに微笑みを乗せて

君にささやくように
僕は詩を書こう


        *********

拙著『僕は愛の伝道者』所収。巻頭に載せた詩で、それだけ自信はあります。自作の詩がどれほど人の癒しになっているのか、常に考えています。
貴方の心のオアシスになりたい結城でした。笑。

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