クリエイター活動を始めて7年、「試す時間」から「魅せる時間」へ。
こんにちは。
イラストレーターのはる谷。(はるたに)です。
「クリエイター活動」を始めて今年で7年目になります。
年数で言うと別にキリは良くないですね笑
でも、今年は私にとって大きな節目になる予感がしています。
それはタイトルにも描いたように
「試す時間」から「魅せる時間」へ。
変わろうとしているな、と、
今、自分でものすごく感じでいるからです。
今回の記事では、
自分の今までの活動を通して「試す時間」とは何だったかと、
これから自分が通っていく「魅せる時間」とは何なのかを、
順番に説明していこうと思います。
今までの活動を通して過ごした
「試す時間」とは。
この話を深堀する前に、まずは私がなぜクリエイターで居続けるのかの根本につながる話からしていきたいと思います。
私の活動の基盤にあるのは2つ。
オリジナルグッズの展開と、展示会活動です。
【オリジナルグッズの展開】
大学時代、ゼミの先輩たちがイラストグッズを販売しているのを見て興味を持ち、
それ以来ずっとこだわってきた「グッズ制作」という表現方法。
今、おもに力を入れているのは
①ファッションとしてアートを楽しめる「Tシャツ展開」
②コレクションとしてアートを楽しめる「小物グッズ展開」
大きく分けてこの2種類です。
自分はゴールがないと何も作らないどころか自主制作すら放棄してしまうところがあるので、活動初期は
⑴イベント出店を決める(コミティア・デザフェス等)
⑵イベントに間に合うようにグッズを作る
⑶イベントで販売する
この3つを繰り返し行うようにルールを決めてオリジナルグッズを制作していました。
でも、がむしゃらに作りたいものを作って並べても、
グッズの統一性…つまり「ブランド性」は成長していかないと途中で気づき、意識し始めたのが先ほど記載した力を入れている2種類の展開です。
①ファッションとしてアートを楽しめる「Tシャツ展開」
私は絵と同じくらい「ファッション」にも魅了されており、
自分が好きな絵とファッションをつなげるためにもTシャツ展開というのはものすごく意味があると思い、こだわって展開しています。
「つなげる」という意味で考えると、「アートとファッション」だけの話ではなく「人と人」とのつながりも広げてくれるのがこのTシャツ展開です。
誰かが私の絵のTシャツを着てくれることで、
またちがう誰かがTシャツを目にして、
もしその人が「あのTシャツいいな」と思ってくれたら、
新たな広がりのスタートにもなります。
そういった部分にも期待をしつつ、自分自身が着たいと思えるデザインを大事にしながら毎年Tシャツ展開の規模を広げています。
【通販サイト】https://www.ttrinity.jp/shop/harutaniman/
【Tシャツ委託店舗】
tenten城様(大阪) / PINKKAWAII様(大阪)
hug♡house様(神戸) / テクノブレイク中野店様(東京)
②コレクションとしてアートを楽しめる「小物グッズ展開」
私の中での小物グッズの定義は「ちょっとしたきっかけで購入できるくらいの低価格であり、且つ思い出になるグッズ」です。
ステッカーやポストカードは低価格ながらもグッズを絵として保存しやすく、コレクションとしても集めやすい小物グッズです。
たまたま出会ったイラストのグッズをお迎えするとき、目の前に高いハードルしかなければ、
私ならそこで買うのをあきらめてしまうかもしれません。
自分のグッズを買ってくださる方との出会いは一期一会。
今日たまたま私のグッズを見かけてなんとなく買った人もいれば
ずっとSNSで絵を見ていて、やっとグッズを買えた人という人もいます。
自分のことをフォローしてくれている人=全員後者ではありません。
私はむしろ、きっかけは前者のような些細なものでも、時にそれが大きな「好き」に成長していき、ファンを名乗ってくれる人に変わっていくのだと思っています。
その「些細なきっかけ」になってくれるグッズは常に存在していてほしい。
その思いを込めて、「ステッカー / ポストカード / 缶バッチ等…」定番商品であるラインナップは常に展開し続けています。
【展示会活動】
そしてもう一つの基盤である展示会について。
2017年の大阪での初個展以来、
5年連続で個展開催。
(コロナ渦1年目は配信個展開催)
そして今年で6回目の個展開催となります。
前置きがかなり長くなってしまいましたが、
ようやくここから、今までの「試す時間」についての説明です。
過去5回の個展は実は、
自分の中での「やってみたい」を消化する時間でもありました。
画像の上に書いてみるとこんなかんじです。
私の中で去年までの個展は、芸大にいたころの最後の課題である「卒業制作展示」と同じような感覚でした。
1つのテーマを決めて、展示する前提で絵を描く。
その展示を通して学びを得る。これが卒業制作展示。
去年までの個展も同じく、
個展を通して成長し、自分の作れるものを広げるきっかけにしたい。
その気持ちを大事に毎回展示を行っていました。
ここから毎年試してきたことを説明するために、
軽く過去展示の解説を挟もうと思います。
2017年~2021年 個展解説
こうやって解説を読んでいただくと分かりやすい思うのですが、毎年個展の雰囲気がガラリと変わるのは、「やってみたいこと」と「展示テーマ」が全然違うからです。
今までを「試す時間」としていたからこそ、毎回個展で全力の「やってみたい」をぶつけていました。
ですが、ある時を境に、私は自分がなりたい像がはっきり見えたのです。
そして、オリジナルグッズの展開も途中から基盤を決めたように、
展示会としてもそろそろ基盤を決めるべきなのではないだろうか、と
個展のあるべき姿について真剣に考えました。
ここからが、「魅せる時間」への変化です。
これから自分が通っていく「魅せる時間」とは。
ここからが今回の記事のもうひとつの大テーマ、
「魅せる時間」についての説明です。
ずっと「オリジナルグッズの展開」「展示会活動」ともに、ただ自分の「好き」という気持ちだけで続けていました。
ですが、今年あるインフルエンサーを見たときにハッと気づいたのです。
この2つは、好きだからこそ広めたいものであり、
私はそれを広める人になりたいから活動を続けたいんだ。と。
アイドルやバンドマンがライブをしていたとして、
今日はライブ行こうかな、というのは一般的ですよね。
でも、今日は個展見に行こうかな、というのはどうでしょうか。
私はまだまだ一般的であるとは言い難い部分があると思っています。
少し前にはサブカルチャーとして存在していた「ボーカロイド」「歌い手」「Vtuber」の文化も今や、広げる人の多さと規模の拡大により認知度はサブカルでとどまるレベルではなくなってきました。
そこには必ず「その文化を魅せる人」がいて、活動の継続→ファンの増加→規模の拡大、という連鎖が起こっているわけです。
自分が「その文化を魅せる人」として「オリジナルグッズの展開」「展示会活動」、この2つを広げたいのであれば、
もう今は試す時間ではなく魅力を広げる時間に変えていかなければいけないと強く思ったのです。
魅力を広げる時間に移ったとして、
自分がこれからすることは何かというと
①作家として作品を描き続けるにあたって、イラストの大テーマを定める
②展示会活動を継続しつつ、活動自体の規模とバリエーションを広げる
③自分自身が意味のある存在になれるようタレント性を深める
この3つです。
魅せる側の人間で大事なのって
世界観・活動規模・本人のタレント性
だと思うんですよね。
①作家として作品を描き続けるにあたって、イラストの大テーマを定める -世界観-
イラストの大テーマ…これは作品の土台をより強めようという話ですね。
いままでの作品作りでは、
使える色や描けるテーマのバリエーションを増やすためにもテーマを固定化しすぎないようにしていました。
そのため個展でテーマを決めたら、個展のために描き下ろす、という作業に移っていたため、
毎回個展の作品は全作描き下ろしで挑んでいたのでものすごく大変でした笑
ですが新たなステップに移るためにも、今年から絵の大テーマを決めました。
その大テーマが、「KAWAII」です。
音楽にも J-POP / ROCK / ヒップホップ / 歌謡曲 / アニメ など、いろんなジャンルがありますよね。
この大テーマは絵のジャンルとして自分は何を目指すのか、何に分類されたいのかを決めるために定めたものです。
もちろんKAWAIIの中にも「ゆめかわいい / やみかわいい / ファンシー」など細分化していくと広がりは尽きないのですが、
様々なバリエーションの「KAWAII」を私らしく表現できたら、と大テーマに取り入れました。
②展示会活動を継続しつつ、活動自体の規模とバリエーションを広げる -活動規模-
根本的に自分が何を目指しているかが明確になった今、
自分一人ではできないことができる「コラボ企画」にはものすごく大きな意味があると思い、
今年からコラボ企画の話をいただいたら積極的に受けていく姿勢を大事にしています。
コラボも形はいろいろですが、直観でやりたい!と思ったことは、受けてみると後に何かにつなげてくれたりするので、自分の直感を大事にしつつ話を受けるようにしています。
ちなみにコラボにおいて自分ができることとしては、
⑴似顔絵会 / グッズ販売
⑵空間込みで楽しめる展示会の展開
⑶お店やコラボ相手の特性を生かしたイベントの提案
⑷宣伝画像からコラボグッズまで必要デザイン制作
ざっくりこんなかんじです。
コラボはお互いの活かせる部分を大事にしながらいかにwin winで進められるかが重要になってくるため、
できること・やりたいこと、を打ち合わせで擦り合わせたのちに企画書の作成も行なっております。
ご興味がある方は下記よりご連絡お待ちしております。
もしくはSNSのDMにて。 Twitter / Instagram
アイテムやテーマからインスピレーションを受けて絵を展開するのが得意なので、歌詞から・楽曲からの作品展開にも強みとして活かせます。
今後は楽曲とのコラボレーション展開も広げていけたらと思っています。
素敵なお話があればご相談お待ちしております。
③自分自身が意味のある存在になれるようタレント性を深める -タレント性-
この「タレント性」の部分に関しては、少し前に公開した「イラストレーターの私が、アーティスト写真を作った理由。」という記事で思いを綴っています。
特に大事な部分がここですね。
「クリエイターの世界」がもっとポピュラーになってほしい
→ポピュラーになるためには応援する人と応援される人の関係性や広がりがとても大事になる。
→なら見える「人物像」も大事なのではないだろうか?
つまりタレント性!!
自分自身、私を見て!というタイプではないので「パフォーマー的な、見られる側の人間」になるには少し無理をしている部分もあるのですが笑
⑴ファッションが好きなこと。
⑵いろんな人と話すのが楽しいこと。
⑶新たな発見をしていけるのがうれしいこと。
この3つがあるからな、と思うと途端に、自分自身を世に出していきながら広げていくことに意味を感じられるんですよね。
タレント性を深めるってこれから何をするべきか?
今からできる「タレント性を深める」って結局、発信していくことですよね。
Twitter・Instagram・TikTok等、各SNSでできること、楽しめる内容も変わってくるので、いかにそれを大事にしながら発信していくかがカギになってくるかなあと…
このあたりは永遠の課題になりそうですが、
私なりに見てほしいものを大事にしながら楽しく発信を続けられたらと思っています。
魅せる時間の第一歩、個展「きゅん♡Clo.展」開催
たくさん話をしましたが、
「魅せる時間」のフェーズに入った今年も、もちろん個展を開催します。
タイトルは「きゅんClo♡.展」。
今回のテーマはFASHION×KAWAII。
ちなみにタイトルは「きゅんCloset」の略で、読みは「きゅんくろ」です。
作品・グッズともに「KAWAII」に力を入れた展示企画となっており、
今までの個展を通して得た「フォトスポット」「ブース分け」等、
すべての技術を活かして空間を造り上げます。
そして今回は、個展で披露するのは初となる
ライブドローイングのパフォーマンスも予定。
どのように魅せるのか?
今までの個展とは何が違うのか?
ぜひ、実際に足を運んでお確かめください。
現在SNSにて似顔絵のご予約受付中です。
詳しくははる谷。Twitterにて。
最後に。
今回は内容も濃く、その分長い記事となってしまいましたが、
最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
私が活動を通して伝えたいものが少しでも多くの人に伝わりますように。
この記事を読んで、少しでも活動に興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひSNSもフォローしてくださると嬉しいです。
イラストレーター・はる谷。
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