休学という選択肢。
今年の4月、通常なら僕は大学4年生となり、就活や卒論に向け色々動きださなければならない時期であるが、進級はせず、1年間の「休学」をする選択を選んだ。
この決断に至るまでにそう時間はかからなかった。
一つの大きな決断ではあるが、自分の現状を考えたとき、休学という道を選ぶことにためらいは感じなかった。
僕はこれまで大学では勉学はもちろんのこと、課外活動においても精力的に取り組んできた。
新入生支援活動、学園祭の実行委員、短期留学、県外でのリゾートバイト、、
様々な活動を通して多くの同世代の人たちと関わり、人脈も広がった。
けれど、「就活」という現実が目の前に直面したとき、一つの壁にぶつかった。
「自分はまだ、何も成し遂げていない」
大学入学前から目標としてきた英検準一級合格、TOEIC750点以上、長期留学という経験、、
どれも成し遂げられなかった。結局、英語というツールを「ニガテなもの」として捉えたまま、3年の月日が経ってしまった。
「将来は、英語力を生かした職に就いて、グローバルに働きたい」
「海外に移住して、外国人の友だちを作って自由気ままに暮らしたい」
高校時代から描いていた自分の夢。
このままスキルもなしに就活をしても上手くいかない。
たとえ上手くいったとしても、それは自分が望んでいた道ではないだろう。
こうして僕は1年間の「休学」を選択することにした。
休学と聞くと、「自分の思うままに有意義に過ごすことのできる時間」と思われることが多い。
確かにそうだ。しかし、自分にとっては不安のほうがはるかに大きい。
この休学期間で英語力を伸ばし、価値のある時間にすることができなければ復学したとき、自分には何も残らない。空白の1年間となる。
大きなプレッシャーだ。しかし、この期間で大きく成長することができれば
自信に繋がる。絶対にやり遂げてみせる。
そんな決意を込めた勝負の1年間がもう既に始まっている。