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秋田ひろむ オマージュや元ネタ、引用などまとめ

一応自分用のため、気が向いた時に更新します。
かなり広い範囲で載せています。
楽曲名は《》で囲っています。

◎:ソース有(本人の口、あるいは信頼できる筋からハッキリとオマージュしてる旨が語られている場合)
○:「参考にした」との言葉は無いが、誰が見てもオマージュ元であると断定できるもの
△:ソースは無いが、おそらく確定だと思われるのもの
‪‪✕‬:ソースが無く、考察や予想が多分に含まれるもの

ソース未発見のものもあると思いますので、教えていただけると幸いです。


CHAMELEON LIFE時代

《I'm standing on the way》
→THE BLUE HEARTS《TRAIN-TRAIN》○

「やらしさ汚らしさも」という歌詞が、《TRAIN-TRAIN》の「やらしさも汚らしさも剥き出しにして走ってく」からの引用である可能性が非常に高い。



アキタヒロム~あまざらし時代

《真っ白な世界》は「ワンルーム叙事詩」の項に掲載
《隅田川》は「爆弾の作り方」の項に掲載
《スターライト》は「夕日信仰ヒガシズム 」の項に掲載
《光、再考》は「メッセージボトル」の項に掲載
《ドブネズミ》は「あんたへ」の項に掲載
《よだかの星》は「0.」の項に掲載
《少年少女》は「境界線」の項に掲載
《未来づくり》は「千年幸福論」の項に掲載


《闇の中 ~ゆきてかへらぬ~》
→映画「蟹工船」‪◎

SABU監督が映画に込められたキーワードとリンクした曲名を設定。それをお題に一般公募で集められた、コンテストを勝ち抜いたインディーズアーティストによる音源を収録。

https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=2006&cd=KSCL-1415

ちなみに、アルバム内に他アーティストの《闇の中》という曲もある。


→THE BLUE HEARTS ○

「テープにブルーハーツ」より。



「0.」 「0.6」

《光、再考》は「メッセージボトル」の項に掲載
《少年少女》は「境界線」の項に掲載


《つじつま合わせに生まれた僕等》
→池袋通り魔殺害事件‪ ✕‬

「選ばれなかった少年はナイフを握りしめて立ってた」の歌詞がこの事件を指しているとの考察を耳にしたことがある。信憑性はない。

→ロボトミー殺人事件‪ ✕‬

「手術により、夕日を見ても感動できない身体にされてしまった。」ことを動機とした事件。
夕焼けと殺人の関連こそあれど、偶然の域は出ず、信憑性はない。

→THE BLUE HEARTS《少年の歌》‪✕‬

(少年が)「ナイフを持って立ってた」というフレーズが酷似。
それだけ?という感じだが、amazarashiはかなりTHE BLUE HEARTSからの引用が多い(特に初期は)なので、可能性は高いと思っている。


《よだかの星》
→宮沢賢治「よだかの星」○

「そこから取りました」との言葉は本人からは出ていないが、歌詞全てが「よだかの星」からの引用なので、間違いないと思われる。



「爆弾の作り方」

《夏を待っていました》
→映画「スタンド・バイ・ミー」‪✕‬

「廃線になった線路を僕らはどこまでも歩いた」など、多くの描写が酷似しているらしいが、筆者は見たことないので一旦‪✕‬に置いている。



「ワンルーム叙事詩」

《クリスマス》
→CHAMELEON LIFE《彗星神様》‪✕‬

YouTubeでそのような旨のコメントを発見。
信憑性は全くないので、もし情報や類似点を見つけた方は教えてほしい。 


《ポエジー》
→寺山修司「書を捨てよ、町へ出よう」より、秋亜綺羅「百行書きたい」‪✕‬

「オマージュの可能性がある」ということを耳にした。筆者は読んだことがないので‪✕‬にしたが、もしかしたら似てるのかもしれない。
秋田ひろむ氏は寺山修司のファンなので可能性あり。


《ワンルーム叙事詩》
→宮沢賢治「雨ニモマケズ」○



「アノミー」

「アノミー」
→広辞苑第六版 岩波書店 ◎

アノミー【anomie】
人々の欲求・行為の無規則状態。急激な社会変動に伴う社会規範の動揺や崩壊によって生じる。【以下省略】
引用文献:広辞苑第六版 岩波書店

アルバムジャケットにて、「アノミー」の定義がここから引用されている旨が記されている。
一応掲載。


《アノミー》
→寺山修司「アダムとイブ、私の犯罪学」◎

今作の『アノミー』は寺山修司の『アダムとイブ、私の犯罪学』を読んだのがきっかけです。この話が現代を舞台にしたらどうなるか、というのが始まりでした。

https://rooftop1976.com/interview/110225140000.php


《ピアノ泥棒》
→オランダでの実在の事件 ◎

『ピアノ泥棒』はオランダで実際にあった事件のニュースをネットで見たのがきっかけです。それに妄想が加わって、僕の感情が加わり歌になりました。

https://rooftop1976.com/interview/110225140000.php

おそらくこの事件ではないかと思われる。


《おもろうてやがて悲しき東口》
→松尾芭蕉「おもろうて やがて悲しき 鵜舟哉」○

タイトルの引用元だろう。

 

「千年幸福論」

《古いSF映画》
→映画「ブレードランナー」○

ソースは見つからないがほぼ確定らしい。

ちなみに、続編「ブレードランナー2049」に秋田ひろむ氏がコメントを寄せている。

(前略)僕はレプリカントを通して人間を見たんだと思います。人に対する失望も期待も混ぜこぜにした、人らしさを突き付けられる作品です。
秋田ひろむ(ミュージシャン/amazarashi)

https://x.com/bladerunnerJP/status/918772733663617030?t=qtKpMqAy5oGrydSsxMwEMQ&s=19


《渋谷の果てに地平線》
→amazarashi《ドブネズミ》○

「渋谷の果て、地平線」というワードがこの楽曲から引用されている。


《千年幸福論》
→Émile-Auguste Chartier「幸福論」‪✕‬

《つじつま合わせに生まれた僕等(2017)》のMV内の本棚で確認できるらしい。
筆者は見つけていない。
曲名と似ているので何らかの参考になっている可能性は、ないことはない。


《美しき思い出》
→CHAMELEON LIFE「東京」 ○

「Live Tour 2023『永遠市』」の紗幕にて、「東京」のジャケットが表示される。
紗幕映像なので秋田ひろむ本人による案なのかは不明だが、一応掲載する。


《14歳》
→千原ジュニア「14歳」○

ソースがあった気がするが思い出せない。
なんかのテレビの、千原ジュニア氏に密着、みたいな番組で紹介されていた気がする。タワレコに行って購入、その後聴くみたいな流れだったような。
(以前、YouTubeに転載されていたが、アカウントが停止されているため確認できない。「千原ジュニア 密着365!ジュニアの本を読んだアーティストが曲を作り」というタイトルだった。)
ちなみに、Rooftop2010年12月号のインタビュー記事に添付された画像にて、秋田ひろむ氏の本棚に「14歳」が確認できる。

https://rooftop1976.com/interview/101201140000.php?page=2


《未来づくり》
→amazarashi《爆弾の作り方》○

付属詩「乾涸びた栄光が国道沿い 血も流さず潰れていた」の引用元。
リリース順でいえば、あまざらし「光、再考」に《未来づくり》が収録されているためこちらの方が早いが、付属詩が公開されたのは《爆弾の作り方》リリース後であるため、このような形にさせていただく。



「ラブソング」 

《ラブソング》
→宮沢賢治「シグナルとシグナレス」○


《ナガルナガル》
→中原中也「山羊の歌 サーカス」○

幾時代かがありまして、(何かしらの発生)ました。という文体が一致


《ハレルヤ》
→なんかのバンドのなんかのCD ‪✕‬

「僕の好きなバンドのCDが『退屈だ』と歌う」の部分は、元ネタとなる楽曲が実際にあるらしいのですが、ソースも楽曲名も全部忘れてしまいました。記憶違いかもしれないので‪✕‬。


《祈り》
→東日本大震災 ◎

東日本大震災復興への応援歌として作ったとされている。

ちなみに、この時に掲載されている詩と実際の《祈り》の歌詞は微妙に異なっている。


《**》
→志賀直哉「暗夜行路」△

「暗夜行路の最中」というフレーズが一致
筆者私が知らないだけで、もしかしたら「暗夜行路」という一般的な単語があるのかもしれないが、調べた限りではそうではなさそう。



「ねえママ あなたの言うとおり」

《僕は盗む(SCHOOL OF ROCK! ver.)》
→SCHOOL OF ROCK! ◎

とーやま校長「今、2曲披露してくださって、『僕は盗む』の中で“SCHOOL OF LOCK!を聴いていた”という部分があったんですけど…本当に聴いていたんですか…!?」
 
秋田ひろむ先生「まだメジャーデビューする前、バイトをしていた時によく流れていて…それで、知らないロックバンドが出るじゃないですか。それに悔しい思いをしたりしました…自分と同じ思いをした人は沢山いると思います」

https://www.tfm.co.jp/lock/staff/index.php?catid=36&itemid=666



「あんたへ」

《あんたへ》

→中原中也「汚れつちまつた悲しみに」○

「工業排水を垂れ流して"汚れつちまつた"」

→STAR ISSUE《Lifestar vista》○

「必死に生きるのは得てして無様だから」

→STAR ISSUE《積み木》○

「僕ら積み木で遊ぶ子供みたい」

→秋田ひろむ氏の未発表曲《あんたへ》◎

バイトをしながら音楽をやり、それ以外は家に籠っていた頃に書かれたというタイトルトラック“あんたへ”を中心に作られた新作『あんたへ』は、今のamazarashiだからこそ生み出せた作品であることは間違いない。
秋田:“あんたへ”を自分自身がひさびさに聴いて、すごい励まされた感じがして、これはちゃんとアルバムに入れたいなと思ったのが最初です。

https://www.cinra.net/article/interview-2013-11-21-000000-php

おそらく、現在の《あんたへ》とは異なる歌詞で、リリースする際に《Lifestar vista》と《積み木》の要素を盛り込んだと思われる。

《匿名希望》
→カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 TSUTAYA ○

一部のライブでは「TSUTAYA入口のワゴンセールは」と歌唱。
筆者はこれが入っている音源を見たことがないため○とする。


《冷凍睡眠》
→Robert Anson Heinlein《夏への扉》‪✕‬

内容が酷似していて、参考にしているとの話を何度か耳にしたことがあるが、ソースは見つからず、筆者も《夏への扉》を読んだことがないため、一旦‪✕‬とさせていただく。
ちなみに、《つじつま合わせに生まれた僕等(2017)》のMV内の本棚で確認できるらしい。
これも筆者は見つけていないため、暇な人は探してみるとよいかもしれない。

「長編のポエトリーリーディングはずっと作ろうと思ってて、今回ようやく完成させられました。歌詞の内容はSF小説から影響を受けて書きはじめました。自分の中の表現方法を新しいものにするための実験的な曲です」

https://www.cdjournal.com/i/cdjpush/amazarashi/1000000915

これが「夏への扉」なのかもしれない。


《ドブネズミ》
→THE BLUE HEARTS 《リンダ リンダ》○

今になってTHE BLUE HEARTSの歌詞のすごさは分かるようになったと思うんですけど、当時はそんなこと分からず聴いてました。理屈じゃなかったと思います。「怒る」とか「笑う」とかの延長線上に、「THE BLUE HEARTSを聴く」とか「THE BLUE HERATSをコピーする」とかがあったんだと思います。

https://www.cinra.net/article/interview-2013-11-21-000000-php

「オマージュしてます」とは言っていないので情報ソースとしては不十分。
とはいえ、ライブでも間奏の間に《リンダ リンダ》を挟んでいるあたり、この楽曲が元になっていることは間違いないとは思われる。



「夕日信仰ヒガシズム」

《スターライト》
→宮沢賢治「銀河鉄道の夜」◎

同曲は「千分の一夜物語 スターライト」の特設サイトにて展開されている、秋田ひろむの書き下ろしによる小説「スターライト」と関連しており、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を題材に、絶望の中から希望へ向かって進み出そう
とする姿を描いた内容となっている。

https://natalie.mu/music/news/125693


《もう一度》
→STAR ISSUE《Lifestar vista》○

「どこかに光がさせば どこかに影は落ちるもので」というワードが酷似。


《雨男》
→THE BLUE HEARTS《未来は僕らの手の中》○

2番Bメロ「未来は僕らの手の中」は、おそらくこちらの楽曲から取られている。

→THE BLUE HEARTS《TRAIN-TRAIN》△

「土砂降りの痛みの中を、傘もささず走っていく」というフレーズが、「土砂降りの雨の中、ずぶ濡れで走っていけるか」の元になっている可能性がある。
《未来は僕らの手の中》を入れた楽曲なため、こちらもオマージュされている可能性が高いが、一致しているフレーズではない。


《穴を掘っている》
→寺山修司「さらば箱舟」‪✕‬

「にんげんは、中途半端な死体として生まれてきて、一生かかって完全な死体になるんだ」が、穴を掘っているのオマージュ元ではないかとする考察がある。


《街の灯を結ぶ》
→中島らも「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」‪✕‬

「モラトリアムの闇」というワードが出てくるそう。名前も《街の灯を結ぶ》っぽいので元ネタぽいが、筆者は読んだことがなくソースがないので一旦‪✕‬。
確認できていないが、秋田ひろむ氏もこの本を持っているらしい。



「季節は次々死んでいく」

《自虐家のアリー》

「アリーの母親は、《カルマ》で愛する人が撃たれた『あの子』ではないか?」との考察があったが、本人によって否定されている。
(秋田日記で行われた質問回答によるものなので掲載やリンクは無し。)


「スピードと摩擦」

収集中



「世界収束二一一六」

《季節は次々死んでいく》は「季節は次々死んでいく」の項に掲載
《スピードと摩擦》は「スピードと摩擦」の項に掲載


《ライフイズビューティフル》
→寺山修司「さらばハイセイコー」‪✕‬

「振り向くな後ろには花も咲かねえ」がここから引用されているらしいが、筆者は確認できていないため、一応‪✕‬。


「虚無病」

《僕が死のうと思ったのは》
→Miguel de Cervantes Saavedra「ドン・キホーテ」○

騎士道物語の読み過ぎで現実と物語の区別がつかなくなった郷士が、自らを騎士と思い込み、冒険の旅に出かける物語。「見えない敵と戦ってる。」ので、ほぼ間違いないと思われる。



「命にふさわしい」

収集中


「メッセージボトル」

「メッセージボトル」
→秋田ひろむ氏がアマチュア時代に初めて主催したイベント ◎

「メッセージボトル」というタイトルは、アマチュア時代に始めて主催したイベントのタイトルです。
その時の僕らの歌は宛のない手紙であり、願いであり、SOSでした。

https://www.amazarashi.com/messagebottle/


《つじつま合わせに生まれた僕等(2017)》
→amazarashi《奇跡》○

MV内の誦読のフレーズ「正解でも 間違いでも それが分かるのはどうせ未来」が酷似。

→amazarashi《この街で生きている》○

同じく、「逃げ道でもない 感傷でもない」が酷似



「空に歌えば」

《空に歌えば》
→映画「雨に唄えば」‪✕‬

名前が似てる。それだけ。



「地方都市のメメント・モリ」

《命にふさわしい》は「命にふさわしい」の項に掲載
《空に歌えば》《たられば》は「空に歌えば」の項に掲載


「地方都市のメメント・モリ」
→秋田ひろむ氏が好きだったロックバンド ◎

「(今回のアルバムには)僕が好きだったロックバンドの影響を潜ませようという裏テーマがありました。

https://natalie.mu/music/pp/amazarashi12

具体的な楽曲は不明



「リビングデッド」

収集中



「さよならごっこ」

《それを言葉という》
→amazarashi《**》△
→志賀直哉「暗夜行路」△

「暗夜行路」というフレーズが一致
筆者が知らないだけで、もしかしたら「暗夜行路」という一般的な単語があるのかもしれないが、調べた限りではそうではなさそう。

→amazarashiの楽曲群 ‪‪✕‬

2番
《少年少女》《カルマ》《ワードプロセッサー》など、過去楽曲の歌詞を踏襲したようなフレーズが多く出る。
とはいえ、さすがに考察の域を出ないもの。

→Live Tour 2014「あんたへ」空っぽの空に潰される前ポエトリー○

成し遂げたつもりで手にした達成感は小銭と同じであっという間に消費した

空っぽの空に潰される前ポエトリー


→amazarashi Live「理論武装解除」△

「理論武装解除を 丸裸の行動原理を」
引用の可能性が高い。



「ボイコット」

《さよならごっこ》は「さよならごっこ」の項に掲載

《リビングデッド》は「リビングデッド」の項に掲載

《月曜日》
→阿部共実《月曜日の友達》◎

amazarashiが同マンガの主題歌として書き下ろした新曲。当初は既発曲でのタイアップを予定していたが、マンガの内容に感銘を受けたという秋田ひろむが楽曲の書き下ろしを提案したことから、マンガの内容とシンクロした同曲が制作された。

https://natalie.mu/music/news/270651


《死んでるみたいに眠ってる》

→小説「ライ麦畑でつかまえて」△
主人公が「ホールデン・コールフィールド」
同名の自動車もあるのでこっちで確定とは言い難いか。

→映画「オン・ザ・ロード」〇

主人公が「ディーン・モリアーティ」

→竹原ピストル《Forever Young》✕‬

本人が竹原ピストルのファンを公言しているため、歌詞中の「フォーエバーヤング」がこれを指す可能性がある。

→Bob Dylan《Forever Young》‪✕‬

こちらは我が子へ向けた楽曲。
「寝息は未来の匂いがする」など子供に対しての描写も散見されるので、こちらの可能性もある。


《独白》
→THE BLUE HEARTS《終わらない歌》‪✕‬

《終わらない歌》では、「キチガイ扱いされた日々」という歌詞が差別用語を含むため、楽曲内ではギターに被せ聴こえづらくしており、歌詞カードでは「・・・・扱いされた日々」と記載される。
「新言語秩序」のDVDにて、「物心ついた私は白痴でキチガイで」の部分が聴こえないようになっているが、ここのオマージュである可能性がある。しかし考察の域を出ない。

→amazarashi《フィロソフィー》○

「君は素晴らしい人間だ」と言っても君は否定するかもしれない
でも、
一言でそう思い込ませるのは無理でも
十万行を用いたらそれは可能だ
一日、二日では無理でも
十年を経たなら可能だ

《フィロソフィー》付属詩


《未来になれなかったあの夜に》
→CHAMELEON LIFE《東京》○

MV中に《東京》の歌詞が見られる。

→amazarashi《ひろ》○

MV中にセブンスターが見られる。



「令和二年、雨天決行」

「令和二年、雨天決行」
→ルネ・マグリット「イメージの魔術師」‪✕

似てる


《馬鹿騒ぎはもう終わり》
→Valentin Louis Georges Eugène Marcel Proust「失われた時を求めて」○

第一章が「スワン家の方へ」。


「境界線」

《鴉と白鳥》
→イソップ童話「カラスと白鳥」○



「七号線ロストボーイズ」

《境界線》は「境界線」の項に掲載。


《アダプテッド》

→《鉄道唱歌》○

「鉄道唱歌口ずさみ行こう」より

→童謡《通りゃんせ》○

「とおりゃんせ とおりゃんせ」より

→《花いちもんめ》○

「相談しよう そうしよう」より

総じて古い歌から引用されている。
(鉄道唱歌:明治時代 通りゃんせ:江戸時代 花いちもんめ:昭和初期?)

→夏目漱石「夢十夜」△

「七つ目の夜」というフレーズが第七夜を指している可能性。
第七夜は漂流する話なのでそういう意味でもモチーフなのはほぼ確実かなと思われる。


《アオモリオルタナティブ》
→某ライブハウスの店主‪の言葉 ✕‬

「トラブったら入力から辿れ」というセリフが、某ライブハウス(コアなファンなら察しがつくだろう)の店主の言葉である、との話を耳にしたことがある。Twitterの一ツイートにすぎずソースとしては乏しいので‪✕‬に置いている。


《1.0》
→amazarashi「0.」「0.6」「0.7」◎

「1.0」は作ろうと思って作った曲じゃなくて、できてしまった曲です。「0.」とか「0.6」とかはじめはあまり思い入れなく使ってました(もちろん0から始まったっていう意味はあるんですけど)。だけどこの曲ができて、しかも「1.0」っていうタイトルがぴったりだったのでラッキーくらいの感じです。昔からのリスナーはタイトルを見て大仰に思うかもしれないけど、気軽に聴いてほしいです。

https://natalie.mu/music/pp/amazarashi16/page/2

後天的に付いた名前のため、オマージュかと言われると怪しい。
同じような描写は、小説「しらふ」にも見られる。

→amazarashi 小説「しらふ」○

その世界に僕らを繋ぎ止める物があるかどうかだ。多いか少ないかではなく、0か1だ。

「しらふ」


《空白の車窓から》
→あまざらし「冬のせい」‪ ✕‬

電車で遠くへ向かうモチーフが共通。過去楽曲


→amazarashi《光、再考》○

「ただ、それだけ」で終わるところが共通。
MVの最後も、《光、再考》のMVを踏襲していると思われるカットになっている。



「アンチノミー」


《アンチノミー》
→「NieR:Automata」○

「感情は持たないでください。」を始めとする多くのフレーズが「NieR:Automata」を意識したものとなっている。
また、「Live Tour 2023『永遠市』」では、歌詞が作中の創作文字「天使文字」で表示され、作中のキャラクター「機械生命体」が暴れる紗幕映像となっている。


「永遠市」

《アンチノミー》は「アンチノミー」の項に掲載

「永遠市」
→Александр Лаврентьевич Колпаков「宇宙の漂泊者」◎

アレクサンドル・コルパコフ
袋一平訳『宇宙の漂泊者』より
光速を超えた宇宙探検から地球へ帰還し、
地球の時間からおくれた者たち
「相対性人」が暮らす町。

https://www.amazarashi.com/eternalcity/


《インヒューマンエンパシー》
→Александр Лаврентьевич Колпаков「宇宙の漂泊者」△

「アニヒレーションロケットは太陽系を飛び出し、たかだか地球時間10年ほどの頃」など、付属詩に宇宙ぽい表現多数


《下を向いて歩こう》
→坂本九《上を向いて歩こう》△

タイトルが酷似。
それ以外は特に共通点は無いように見える。


《ごめんねオデッセイ》
→種田山頭火「分け入っても分け入っても青い山」‪✕‬

「ゆけどもゆけども降り積む雪ばかり」の元ネタか?歌詞の意味としても酷似しているが考察の域を出ない。

→映画「インターステラー」○

「クーパーとマーフ」の元ネタ


《自由に向かって逃げろ》
→Mark Twain「トム・ソーヤーの冒険」「ハックルベリー・フィンの冒険」‪◎

マーク・トウェインの「トム・ソーヤーの冒険」や「ハックルベリー・フィンの冒険」をイメージしながら作った曲。

永遠市 セルフライナーノーツ


https://ykbx.jp/

ちなみに、アニメ「トム・ソーヤーの冒険」第33話のタイトルは「自由に向かって逃げろ」。


《スワイプ》
→映画「ヴィレッジ」◎

映画「ヴィレッジ」とのコラボレーションで生まれた曲。

永遠市 セルフライナーノーツ
https://ykbx.jp/


《カシオピア係留所》
→魚豊「チ。 -地球の運動について-」◎

この楽曲は、秋田ひろむが「チ。」を読み感じた、amazarashiと共通するものを「痛み」と仮定して作品の持つ力をamazarashiが信念で作り、次に手渡すという思いで制作された6分を超える楽曲となっています。

https://apologies.jp/news/detail/640


《クレプトマニア》
→amazarashi《僕は盗む》‪✕‬

「盗む」という行為が共通。(クレプトマニア=窃盗症)
それ以上の根拠は無い。


→amazarashi《つじつま合わせに生まれた僕等》○

「最後につじつま合わせる僕等」がここからの引用である可能性が高い。

→ファンからの手紙 ○

LIVE TOUR 2012「ごめんなさい ちゃんといえるかな」2012.07.08 Zepp DiverCity TOKYO公演 MCにて、「『amazarashiは負け犬の歌だ』と親父に言われた。」と書かれた手紙を貰った旨を話す。
「いつか言われた負け犬の歌」と共通。


《ディザスター》
→k4sen(ゲーム実況など)◎

vaultroomを介して今回のコラボ用にamazarashiがk4senをイメージした楽曲を書下ろし、ティザー映像でも使用されています。
この楽曲は10月25日にリリースされたアルバム「永遠市」に収録される「ディザスター」で今回奇跡のコラボレーションをvaultroomにより実現した。

https://www.sonymusic.co.jp/artist/amazarashi/info/557219

2024年の新年を迎えたころ作った曲。amazarashiの過去を振り返りつつ、現在を歌った曲。アマチュア時代、いやamazarashi結成よりもっと以前、仕事もまともにせず「Call of Duty 4」というゲームをずっとプレイしていた。敵の頭を銃で撃ち抜いたり撃ち抜かれたりしながら「死ね、死ね」が口癖になっていたことに気が付いた。それにぞっとして蒼褪めたりもしたが、今思えば鬱憤の捌け口としては現在の自分の音楽とさほど変わらない気がしないでもない。昼夜問わず無我夢中になれる没頭が僕らを現在まで運んでくれるのだから、それはきっと必要不可欠なものだ。今になってそう気付かせてくれたTwitchストリーマー達、特にk4senさんに感謝を。

永遠市 セルフライナーノーツ
https://ykbx.jp/


《まっさら》
→Александр Лаврентьевич Колпаков「宇宙の漂泊者」‪✕‬

付属詩の一節「異邦人だらけの町で異邦人として暮らすことにした」が、「永遠市」を指している可能性がある。しかし、考察の域を出ていない。



上記以降にリリースされたもの

収集中



amazarashi時代の楽曲提供やcoverなど

収集中



ライブ

Live Tour 2012「ごめんなさい ちゃんといえるかな」
→amazarashi「ラブソング」完全生産限定盤シークレットトラック(仮称)○
→amazarashi《アポロジー》○

ポエジーの歌詞変更「ごめんなさいなんて言いたかねえや」と、ライブタイトルの「ごめんなさい ちゃんといえるかな」が共通。


LIVE 360°「虚無病」
→青森県むつ市 △

舞台となるM市、十中八九むつ市ではないか。


Live「理論武装解除」
→amazarashi《フィロソフィー》○

「中身無いのを恥じて施した浅学、理論武装」


「朗読演奏実験空間 新言語秩序」
→George Orwell「1984年」◎

秋田さんは本公演のために小説「新言語秩序」を書き下ろされました。これは国家による監視社会や全体主義の恐怖を書いたジョージ・オーウェルの小説「1984年」にインスパイアされたとのことですが、この物語が生まれた経緯を教えてください。
秋田:「1984年」に対して、一般市民同士が発言を見張り合うディストピアってどうかな? と閃いたのが最初です。

https://cocotame.jp/series/009072/#:~:text=%E2%80%95%E2%80%95%E7%A7%8B%E7%94%B0%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AF%E6%9C%AC%E5%85%AC%E6%BC%94%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%80%8C,%E7%B5%8C%E7%B7%AF%E3%82%92%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84%E3%80%82

希亜が所属するバンド「ゴールドスタイン」もここから引用されている模様。

→新世界秩序 △

ネーミングが酷似。

→秋田ひろむ‪ ✕

登場人物の「希亜」「実多」をアルファベット表記にして並び替えると「Im akita」になるという話があったりする。眉唾の域を出ないが。

新言語秩序は他にも様々な元ネタがあった気が。


Acoustic Tour「騒々しい無人」
→amazarashi《ごめんねオデッセイ》◎

アコースティックライブ「騒々しい無人」のタイトルはこの曲の歌詞からとった。

永遠市 セルフライナーノーツ
https://ykbx.jp/



その他、ラジオや掲載された文章など

※五十音順

「青森唱歌」
→《鉄道唱歌》‪✕‬

どこかで「《鉄道唱歌》の様な形態を意識して作った」「そういうのがやりたかった」という旨の話をしていた気がするがソース発見できず。

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