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エミー賞が間近なので。おさらい。まずはリミテッド(上)

ドラマ界のアカデミー賞といわれる、エミー賞。
今年は日本時間の9月16日(月・祝)の開催。日本では、U-NEXTで、朝9時から見られるようです。祝日にあたっているので、仕事が休みで見やすい方も多いのでは。

毎年、わーっと楽しむだけの私ですが、せっかくnoteを始めたので、自分用に情報を整理しながら、少しだけ海外ドラマを見たよ、という人も、エミー賞を楽しめる内容を書こうと思います。

わたし自身は、今年のノミネート作品、つまり受賞候補の作品は、おおむね見ていて、海外ドラマ歴も長く、単純に見ることを楽しんでいます。そしてショーレースには、また別の面白さがある。スポーツではないので、明確な勝ち負けではないのに、受賞作を決めるという行為。まず、どの部門にノミネートがされたかにびっくり。主演と思った人が助演にエントリーしてたり、良かったと思った俳優が入っていないなどもあり、「それはどーなのよ」と文句を言いながら、内心では(受賞はどこに行くか)と興味が増しますし、また、結果が出て受賞が決まれば、どうしてこういう結果になったのかを考えて、自分の予想や期待とのズレを振り返ります。時代を読む部分もあるかもしれません。ショーレースのおかげで、ドラマ1粒で2度、3度おいしいわけですね。

とはいえ、あまり重くならずに、注目ポイントを整理していけたらと思います。

なるべくネタバレにはならないようにしたいと思いますが、ほんわりと情報を出すことにはなると思うので、情報なしで楽しみたいんだ!という方は、ここで引き返してね。

エミー賞は、ざっくり言えば、長さとジャンルで部門が分かれています。

  • 「コメディ」部門

  • 「ドラマ・シリーズ」部門 何年もにわたりシリーズが続いてる

  • 「リミテッド」部門 1シーズンのみ

このほかに、リアリティショー、ショート、バラエティ(トーク)があります。


今年のエミー賞は、真田広之がプロデューサーもして、主演もしている
『SHOGUN 将軍』が話題です。「ドラマ・シリーズ」部門でノミネートも多数!

『SHOGUN』はリミテッドでしたが、絶大な人気から、シーズン2をつくることになり、ドラマシリーズに「格上げ」となりました。

エミー賞のノミネートの振り返りは、先に、短いリミテッド部門から。
今年、作品賞ノミネート作はすべて日本で見ることが可能です。
良作揃いなので、だれが受賞しても理由はあるでしょう。

作品賞のノミネートはこちら。すべて日本で見ることができます。

  • 『私のトナカイちゃん』(Netflix)

  • 『ファーゴ』(Amazon)

  • 『レッスン イン ケミストリー』(Apple TV)

  • 『リプリー』(Netflix)

  • 『トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー』(U-NEXT)


公式サイトでは、ロゴで表示されているので、それに従って、ファーゴはファーゴと書きましたが……
ん? ファーゴって第5シーズンくらいだったような。リミテッド部門に入ってくるんですか??とナゾに思い、よく見てみたら、正確には「リミテッド もしくは アンソロジーシリーズ、映画」部門なんですね。

つまり「作品集」も、ここに入ってくる。ファーゴとトゥルーディテクティブのためのルールなのかな。

どちらも、「犯罪・ミステリー」ジャンル。ファーゴは、コーエン兄弟の映画(1996年!)の犯罪ブラックコメディから継承されるドラマ。トゥルー・ディテクティブは、バディものに類するシリアスに謎を追うドラマで、こちらは4作目。毎回、主人公が違うから「アンソロジー」と分類されるのでしょうか。トーンのコントロールが秀逸で、人物はちがっても、「ファーゴだな」「トゥルー・ディテクティブだな」と安心して見ることができます。ファンも多いと思います。

長くなりそうなので、この記事は(上)ということにして(下)に続きます。

いったん、おわります。


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