春雨 ハル子

映像作品を見たり、つくったり。ライター歴ながめ。さいきん、見て、ぼんやりできる映像作品を作っています。Slow motion pictures。コーヒー2杯。海外ドラマをたくさん見る生活で、原作も読んでいます。筋トレで階段のぼってます。猫は好きだけど、飼っていない。

春雨 ハル子

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  • エミー賞個人的においかけ

    配信ドラマたくさん見てるから、エミー賞を気にしています。

  • 海外ドラマ、原作も読んでる

    海外ドラマ、ときどき映画。気に入ると原作も読んでます。比較をしていきたいけど、気分次第でしょう。

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    ぼーっと見られる映像作品に関連するnoteをまとめます。

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    あとでじっくり読みたい旅テーマの記事ストック。

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うつ、曇り、ゆうがた、編み物

うつをやり過ごすのに、編み物が役に立つかもしれません。これから冬至まで、いよいよ日が短くなるとき、そのことを思います。 目は覚めていても、なにもできない。そんなとき、わたしの場合は、編み物が気分の助けになりました。淡々と編みをくりかえす。混乱から、集中になる、のかもしれません。 世知辛い世の中ですよね。わたしの体験ですけど、「つらいときの編み物」のはなしが、誰かにとっても役立つかもと、ふと思って、書いておきます。あなたの大切な人の、そして、大切なあなたの役に立てば、なによ

    • おいしい料理と、日、米、仏を小さくめぐる言葉、批評、そして感想(改題)

      共通の知り合いが焼き鳥屋さんをオープンしたので行きましょう、とお誘いをいただき、行ってきました。おいしいお店だろうし、さいきん好きになった日本酒を飲みながら焼き鳥を食べるのを楽しみにして、そしてとてもおいしかったので大満足でした。 レバーはおいしいし(霧島鶏というブランドでした)、砂肝を食べたらしょっぱくない程度の塩がおいしいなあとしみじみして、そういえば、「砂肝 ソルトマスタード」という名前のものを注文したな、と思い出し、わたしなら塩をかけすぎるね、ぜったい、そして失敗す

      • 『グラディエーター2』へ、リドリー・スコット監督作個人的おさらい

        リドリー・スコット監督の『グラディエイター2』が、明日から公開になります。 本日、デンゼル・ワシントンのインタビューが各所で記事になっております。ちょっとご不満が。カットされたシーンを話すのはぎりぎりいいけど、展開をしゃべるのはやめてくれ~~。いや、話すのはその人の体験だから止められないけど、その展開を記事にしてSNSで増幅させないでくださいっ。読んでしまった。うっ。 あたまから消すことにします。 リドリー・スコット監督は、御年86歳だそうです。 すごいですね。86歳で

        • そろそろ冷え込みも感じましてねえ

          JR御徒町そば、松坂屋上野店のショーウィンドウで、おじさんが編み物をしていましたよ。「湯気グルメ」フェアらしく、ふーん、お鍋かあ、と通り過ぎようとしましたら、おじさんの手が赤い毛糸で棒編みをしてたので、撮りました。 なにをつくっているんでしょうか。 この場所は、パンダが占拠していることが多いので、めずらしい展示だわ、とよく見てしまいました。寄せ鍋(?)の具が豪華なのは、さすが百貨店。にぎやかさが、この街らしい。年末向けでしょうか。 松坂屋、江戸時代から、この場所にあるら

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          お上品な芋ごはんでした

          涼しくなったとはいえ、暑いし、着るものに困るんだなと言っているうちにさっさか寒くなってしまった気がする。待ち時間やら出直しが必要で、半日の予定が全日になり、さらに家の用事が待っていた。 閉店間際に駆け込み、「お芋」が入っているという声につい立ち止まって、有職というお店の茶巾寿司を買いました。秋だしね。芋、スキ。けれど、疲れたあたまで考えると、「お芋のごはんかあ」と思ったりしました。牛すき弁当的なものをめざしていたはずなのに。お芋のごはんは、ちょっと貧相なような。 食卓にせ

          お上品な芋ごはんでした

          小2で読んだ楳図かずお『鬼姫』運命は恐怖

          楳図かずおさんといえば、まことちゃん、漂流教室がよく出されますが、わたしにとっては『鬼姫』です。 小学2年生のときは、急な人口増によってプレハブの校舎でまなぶという待遇を受けていて、すき間風で寒い、とか言われていたようだけれど、本校舎のおまけみたいなところがあったから、わたしには気楽で、きらいじゃなかった。 しかも先生はなんとなくゆるくほわっとした男の先生で、たしか翌年くらいに図工の先生と結婚するんだけど、教室のうしろには、「学級文庫」の棚があって、みんな家から好きな本を

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          映画『別離』アスガル・ファルハーディー監督を見た感想です

          英訳タイトルは、『Nader and Simin』のようです。2011年の作品で、邦題は『別離』。前回に続いて、イランの監督、アルガル・ファルハーディー監督の作品の感想を。 ネタバレです。 まず、妻、シミンが、夫、ナディールとの離婚を訴えています。イラン、離婚ができるんだ……と思ってしまった。詳しい手続きや条件はよくわからないのですが、家庭の事情を強く訴え、夫とはずっと外国に移住しようと約束してきたのに、それを実行に移さないから離婚します、というのです。 え、それで離婚

          映画『別離』アスガル・ファルハーディー監督を見た感想です

          イランの、アスガル・ファルハディ映画監督の作品をおもしろく見た日記

          イギリスに、インディーズ映画の支援をミッションとして映画祭を主催しているLift-Offというグループがあり、わたしもそこへたどり着いた。有料会員になったり、講習を受けたりできるのだけれど、あるとき、オンライン講習会の参加者のひとりが、経済制裁を受けている国の場合の料金の支払いについて尋ねていた。 記憶をたどると、たしか、PayPalでは支払えない、といったことだった気がする。もちろんクレジットカードは通用しないのだろう。 イランからの参加者だった。つまりイランの人はイギ

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          アンソニー・ホロヴィッツ『死はすぐそばに』をやっと読めた

          自分用セルフ誕生日プレゼントに入手していた、アンソニー・ホロヴィッツ Anthony Horowitz の『死はすぐそばに Close to death』を、やっと読むことができました。ミステリーです。 おもしろかった。 温泉旅館に来て温泉に入ったら、つぎは夕食食べる、みたいな快楽読書です。 アンソニー・ホロヴィッツの本はほとんど持っていて、アレックスシリーズも、入手がめんどうなダイヤモンドブラザーズも所有しております、ファンです。 コナン・ドイルを引き継いだシャーロ

          アンソニー・ホロヴィッツ『死はすぐそばに』をやっと読めた

          魂ぬきとは

          そういった関連の記事を雑誌で読んだことがあるはずなのに、つもりになって、まったくあたまに入っていないとはこのことだ。 10月は次つぎにいろいろなことがおきて、眠りは浅くて活力は低下しているのに、メンタル面はいつもぶんぶんと振り回されているようだった。 わたしを驚かせたことのひとつが、「魂ぬき」。 あるひとから墓じまいの話をされて、それ自体もぎょっとする事柄だった。えーっと、関係者、生きてるうちにですか、と、内心で動揺しつつも、いったん話をよくよく聞こうと、はあ、はあ、と

          パンデミック下の実験映画がインドのゴアで上映されます。

          インドのゴアで開催される、ゴア短編映画祭 Goa short film festival で公式選出されました。 2020年、新型コロナの流行中、写真家の向井渉さんが、動画で撮りためていたものを作品に仕上げた短編映画『厄災のさなかの、ささやかな休憩』。 ストーリーがないので、実験映画、というカテゴリーになります。 2020年、新しい病が急速に広まり、刻々と病態がニュースに流れ、各国の死亡者数、飛行機は飛ばなくなり、病院の過酷さ、ステイホームによる孤独など、あらゆることが

          パンデミック下の実験映画がインドのゴアで上映されます。

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          はじめてボカロの作詞してMVつくりました(ft. Mew)

          80年代ミューミュージック風。Mewのボイスです。 ボカロの特徴に合わせた言葉選びをしながらの作詞で、苦心しましたが、なんとかまとまりのある内容になったでしょうか。ばびぶ、のような破裂音が苦手なようです。 内容は、いまや入手困難な87年の映画『シルビーの帰郷』(ビル・フォーサイス監督)に影響を受けています。 別れと記憶。 MVもつくりました。ダビンチ・リゾルブとAdobe expressを使用。 作曲・編曲は、時計トキ魚。 iPadのmobile vocaloid editorとLogicPro for iPadで制作。 noteに初動画投稿してみます。

          はじめてボカロの作詞してMVつくりました(ft. Mew)

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          お酒、うちの場合は水だったり米だったり

          この1週間はとくに大変だったから、お酒を仕入れて欲しいといえのヒトに頼まれており、行けばそこは試飲会場なのだった。 今週は、越の誉。 仕事の滞りもあるので、試飲無しで買おうかなと思ったけれど、テーブルに4本横並びで、カップもセットされて、わかりやすいウェルカムさはめずらしい。正面から、どうですか、と言われると、せっかくなのでと辛口をリクエストした。 飲んでみると、雨を吸い込むタイプのアスファルトみたいに、すっと消えていく。 もう少しお米の香りが欲しい気もしたけれど、あま

          お酒、うちの場合は水だったり米だったり

          お酒の瓶からラベルをはがす

          まさか、自分がそんなことをするとは思わなかった。 日本酒のびんからラベルをはがした。 こどもの時の切手集めと同じで、バケツに水を入れて瓶を濡らし、しばらくして剥がして、お風呂のドアに貼って乾かした。まっすぐになる。 なかには剥がしづらいものもあった。紙がやわらかく、破けそうだ。 むかーし、焼酎をつくる工場を見学したことがあり、そこではラベルを手で貼っていると聞いて驚いた。まっすぐ、ヨレることもなく、きれい。そういうものは、「工場」の「機械」がやってくれるイメージを持っ

          お酒の瓶からラベルをはがす

          蔵出しは蔵から出している。

          ここ10日ほどでいくつかの出来事があり、気もそぞろなうえに、季節は秋になっている。通販で買った激安のズボンが、入らないというまさかの、そして些末なできごともあった。たぶん、ウエストのことだけを考えて、おしりのことはまったく考えずに型紙をつくってしまったのだろう。 ああ、こういうときに、悪態をつかない人間になりたかったと思いながら、この布切れを無駄にしない方法を考えたけれど、アイデアは浮かばない。 日本酒を試飲できる機会があった。今回は、高知県の土佐鶴。相変わらず、最近飲み

          蔵出しは蔵から出している。

          ウォッカも料理酒になるのか。

          また酒のはなしになってしまう。 ミック・ヘロンの『窓際のスパイ』をめくっていたら、招かれざる客人の前で、国家の要人が酒を飲もうとするシーンがあった。嫌味なことに、けっして相手にふるまったわけではない。 要人が自宅キッチンの戸棚から出したのは、ウォッカ。招かれざる客は、「料理用か」と思うくだりがあった。 ん? ウォッカも料理酒になるのか。 日本酒が、おいしさを加えるとか、風味を加えるとかはわかる。 ワインの煮込み料理があるのは知っているが、あれは、うまみとかではなく、

          ウォッカも料理酒になるのか。