初のお燗、ゆで卵をつくるよりは簡単。
1カ月半ほど前から日本酒を飲むようになりました。
初心者なりにいま感じていることを記録しておこうという日記です。
気温も下がりましたし、日本酒といえば、お燗がおいしいらしいゼ、となれば試してみたいもの。
平日の食料品店でたまたま手に取ったお酒の裏に、「お燗で味わいがまた変わりますよ」と書いてあったので、それを購入。
ところで、お燗とは、どうつけるといいのか……つまり、温めるわけですよね。自分としては、お湯につけたとっくりを、お湯から出しているイメージだけは持っていました。そして、じっさいに、そのようにするらしい、ということを、図書館で借りた本で確認。
お菓子づくりでの、湯煎、ですかね。
お湯とお酒の高さがどうとか書いてありました。そこまでは気が回らないでしょう。
浮かないようにする。
アルコールは飛ばさないように気を付ける。
さあ、さっそく!と行きたいところですが、そもそも、うちには、とっくりがありません! 漢字で書くと、徳利。いい名前です。
生活の知恵を駆使して、代用できるものがないかなーと頭をひねりましたが、そんなものはなかったので、買いに行きました。
お高くないお値段の、ごく一般家庭で使えるもの。一合、とか、二合、とか書いてありますが、一合サイズは、なんだかとても小さいような……。普段、米を量っていますが、1合は徳利に入れるとこんなに小さいの?? 飲食店でよく見かけるのは二合徳利ですかね。わたしが選んだのは、一合と二合の間くらいのもの。美濃焼、とシールが貼ってありました。
さあ、さっそくお燗だ~~~! というところで、気づいたのが、陶器って使い始めに、準備があったような。そうでした、目止めです!
忍耐。
小麦粉を溶かしたお湯に20分、待って、放置して温度を下げて……と、頑張りました。
やっと、お燗です!
小鍋に湯を沸かして、徳利をつけると……簡単! 3分くらいで53度に達しました。料理用の温度計があってよかったです、便利!
ゆで卵をつくるよりも簡単です!
飲んでみると、ふわっと膨らむような感覚。甘さが増した?
これをナイトキャップにする人の気持ちがわかる~~~。
ハードな仕事をしても、1合くらいお燗をつけて、ぽおっと温まる。大変だったけれど、今日を生き延びたじゃないか。日によっては、それは疑似的な幸福でしょう。
でも、体ににじむしあわせ。
2度目は56度くらいにして飲みました。
そうしたら味が、ぜんぜん、違う! 味が引き締まった気がしました。すでに酔っぱらっているので、正解ではない感想です。
とはいえ、わたしはちょっと低めが好みかな。
これ、何度が適正です、とやり始めたら、きりがないですね。
ぐうぜんにおいしかったらラッキーと思うことにしよう。
まったく馴染みのないにんげんは、お酒にお燗をつけるだけで、ちょいと大変なのでした。
また週末にやることにしよう。
アルコールは一利なしともいわれる昨今ですが。
普段は飲まないので、多少はよいかな。
ではでは、また。