「雇用区分」から企業の個性が見える時代に?これからの在り方を考えた
入社8年目のOLが考える、COMEMOのテーマ企画。
今回のテーマはこちら。
私は正規雇用者。
大学から普通に就職活動をし、今の会社に入社しました。
ある意味これが当たり前だと思っていて、特に何も考えていませんでした。
社会人になって、新たな世界に入り、世の中の流れが変わってきていることも感じています。
これからどんな働き方をしていこうかな…そんなことを考えているなかで、今回、雇用区分という観点で考える機会をいただいた気がします。
「非」の言葉の重み
今回のテーマを見た時に、私のなかで強く思ったこと。
「非」という言葉の重み、強さです。
以前にもこのテーマ企画で、働き方や処遇に関する記事を書かせていただきました。
今の会社(製造業)を通じて、社会を構成するためには皆一律は難しいと痛感したこの7年間。
言葉の字面だけをみると、言葉一つで「正規雇用」「正規雇用ではない」と社会的に分けられてしまう感覚を私は抱き、何だか心苦しくもなりました。
正直、私は人と接する時に「正規雇用かどうか」意識をしたことがなかったことが理由だと思います。
これまでの制度に感じたこと
もちろん私の会社にはさまざまな雇用形態の方がいらっしゃいます。
もちろん雇用区分関係なくそれぞれに個性があり、誰一人として同じ人はいない。
そして個性とともに強みもあり、得意不得意もある。
一方でなかにはそれを踏まえずに「正規雇用」「非正規雇用」と分けられているように私は感じています。
つまりは、少しずつ変わる社会にうまく順応できなくなっている制度なのかなと。
これからの働き方からどうあるべきか
私自身のなかでは、二分化されていること、さらに否定の言葉を使っているところに違和感があったのだと考えています。
それぞれ得意不得意・強み弱みがあるなかで、別に非正規雇用であってもいいと思います。
そのなかで、その人らしく・強みを生かしていくこと、それがこれからの社会の一つになると考えるから。
これからの社会は様々な分野で発展をしていく一方で人が考えるべきことも増えるでしょう。
寿命も延び、なかなか治らなかった病気も治るようになる。
一方で一日24時間365日は変わらない。
その時間のなかで、「私は何故存在しているのだろうか?」「このままでいいのだろうか?」など感じる人が増えそうだなということも感じています。
AIなどの技術で、どんどん私たち人間がするべきことは減っていく。
そのなかで、私たち人間は何をしていくのか。
そのようななかで、私たちが取り組むべきことはAIやロボットにはできない「人間らしい」仕事なのだと思います。
「人間らしい」仕事とは具体的に何かと言われると、私もまだまだ考え続けているところですが、何となく今思っているのは、五感を刺激すること。
AIには五感がないでしょうし、人間独自の感性。
誰一人として同じ人はいないからこそ、それらをみんなでつくり上げていくことができる人が必要とされるのではないかなと思いました。
働き方は多様であっていい
今の私の頭で考えていることです。
もちろん、会社で正規雇用として働いている人がいう言葉に説得力があるのか?は分かりません。
正規雇用だからこういったことも考えてこなかったのかもしれません。
それでも今、私はさまざまなつながりから本業以外の仕事も少しずつさせていただいています。
その仕事をしている時も楽しいし、なんだか心地いい疲労感がありますし、改めて「個」の力を発揮することが求められていること・その難しさを感じています。
人の細胞は毎日変わり続けるからこそ、社会も変わるわけだし、人も変わる。
だからこそ社会の制度自体も一定の余裕を持たせたものにして、細かい部分は企業ごとでのアレンジをする。
企業ごとのアレンジでも個性や能力を重視して定めることで、企業の個性とともにそこで働く人の個性も生かせるのではないでしょうか?