「能力で初任給が変わったら…」と考えてみた。
入社8年目のOLが考える、COMEMOのテーマ企画。
今回のテーマはこちら。
今働く会社の初任給は今も一律。
私が就活している時には社会全体としてもまだ一律が当たり前だったように思う。
個人的にはもう叶わない話ではあるが、それでも社会の変化を見るなかで、私の中ではアリだと思うようになった。
変化や進歩を踏まえた生き方が求められる?
社会の変化や技術の進歩が著しい。
AIも登場し、人にしかできないことを問われるようになり始めている。
またそれらを使いこなして、より企業発展のために根幹を支える人も必要だ。
そういう意味で、この2つに該当するような一人ひとりの個性や強み、それを活かしていくことが必要になることは加速するのではないか?と考える。
個人的には、いい意味で危機感につながっており、チャレンジの原動力になっている。
「多様性」が叫ばれる社会で企業が生き残るには必要?
日本では、一人ひとりの働くことに対するモチベーションは様々だ。
お金のために働く人・やりがいのために働く人など正解はない。
しかし一律であると、このコミュニティのなかで心理的安全性が保てない事象も発生する。
「多様性」「ダイバーシティ」という言葉が各企業で使われ始めており、ある種の価値観が一つでないといけないという風潮は少しずつ変わりつつある。
だからこそ、初任給から一律をなくすということは、これまでの当たり前を切り崩す一つの手段であると感じている。
初任給を変える際にはコミュニケーションを
各企業によって求めることやレベルは様々。
学生からとってみると、自分のやりたいことができる会社で、そう求められてれば本望だろう。
一方で全てが全てそうではない今。
導入している企業や導入予定の企業に求められていくこととして、学生との間でのミスマッチを減らしていくためにも、少しでも情報開示や互いにコミュニケーションが求められていくのだろう。
企業横並びは消え、個性で生き残っていくと考える今後
各企業は差別化を図りながら存在をしている今、このようにさらに社内での差別化を図っていくと、確実に横並びという感覚はなくなる。
これまで以上に各企業の個性が出て、これからの未来を作る企業の一つとして生き残っていくのではないかと考える。
もちろんこれはうまく回らないことにはスタートしないことなので、入社後も会社・個人間でのコミュニケーションは必須だ。
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私の周りにいる学生を見ても、結局はどう自分の個性を活かすことができるか?やりたいと考えていることができるのか?この点を踏まえて、企業を選んでいる子も増えてきた。
だからこそ一律でみんな等しく…という考えではつまらないと感じる子も多い。ある意味、彼ら彼女らとして信頼されること・認められることが評価軸になってきているなかで、この一律でない、ある意味の格差は今後の日本の経済を支えていくうえでは必要なことなのだと私は考えている。
また改めて思うと、中途採用では当たり前の世界でもある。
このnoteを書きながら、働くという対価が能力に伴って変わるのは、さらに違和感がないようにも感じた。
今、新型コロナウイルス感染症で生き方・働き方を見直す人も多いだろう。
意外にリモートワークができる説もたくさん耳にする。
これももちろん一律に「できる」とは言い切れないが、だからこそ少しずつ各社のできる範囲で広げていくことがいいのだと考えている。