徒然1〜絶対音感編〜
突然ですが、私には絶対音感というものがあります。大体の曲のドレミはわかるし、グラスがぶつかる音階もわかるし、生活音もたまにドレミの音名で聞こえることもあって、ただそれがあっているのか間違っているのか確かめる術がないのでそれで終わっています。ちなみにダイキンのCMはラ、ソニーのCMはソの音がなっています。多分本当です。今度「これはダイキンとソニーどっちのCMの音でしょうかクイズ」を誰かに仕掛けてみたいです。冗談です。
おそらく絶対音感の程度って人それぞれだと思うのですけれど、私の場合はちゃんと平均律のドレミ上に周波数が乗っていないと(白鍵・黒鍵上にいないと)、音名に靄がかかるようなイメージでわからなくなるので、ミとファの中間とか、そういう音が飛んでくると途端にわからなくなります。便利なんだか不便なんだか…。あとは、絶対音感がある、ということを活用するシチュエーションって日常生活にあまりなくて、持っていることが役立つ瞬間って本当にないんですよね。ピアノはやってます、最近クラシックギターを始めました、ここでは遊び感覚で使う。あとは日常的には、自分のカラオケの歌声が音程はずれてるな〜って思いながら歌うことくらいしかできない。
というわけで、非常に音に慣れ親しんでいると同時に音に弱いのです。この前ライブに行ったら翌日朝吐きそうになりました。前日に食べた島らっきょうが原因の可能性もあります。この前野球を観に行ったら猛烈に疲れました。いっぺんに大量の人に会ったことが原因の可能性もあります。耳鼻科に行ったら聴力検査で、「ひそひそ声まで全部聴こえてるタイプの人ですね」と言われました。それは良いことなのか?
そんな私に味方しそうなノイズキャンセリングイヤホンは私の身体に合いませんでした。すごい気に入っていたのに、2年ほど使って気づきました。中学生の頃、山道をバスで登っている間、一番後ろの席で絵しりとりをしても車酔いしなかったのに。目と耳の情報が合致しないって苦しいみたいだ。今はお友達になれそうな耳栓と出会ったので元気です。
あ、ほら今も。誰かの椅子の軋みが「ドレ!」っと言ったので、頭の中に「アンサーチェック!」という声が聞こえてきました。一人オールスター感謝祭。
何の話だ。
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