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生活の中で見つけた彩りに満ちた時間

「彩り」「いろどり」という言葉の響きと意味が私はとても好きです。

色彩、彩色、多彩、採光、彩飾、水彩、彩度、彩文など、主に色に関連した文脈で使われる言葉です。
これらは様々な側面やニュアンスで表現され、芸術や文学、デザイン等の幅広い分野で用いられています。
物を美しく彩ることや、面白みや変化を加えるための創意工夫を象徴しています。
これにより、ただ単に色を塗る行為以上の創造性や思考のプロセスが含まれていることが強調されます。

お花と彩りと。。

左側の采のへんはつかみ取る。
右側の彡のつくりは色です。
これが一緒になることで、色、かたち、美しいを意味する「彩り」

人生を美しく彩る、色彩豊かな人生など、色だけでなく心情を意味する言葉とも言われています。

「彩」という字が女の子の名前によく使われるのは、その美しい意味と響き
イメージから明るく華やかな存在を願うためと言われています。
因みに私の娘も、この一文字が名前に込められています。


心情を表す使い方として、この「彩り」で思い出すことがあります。
人生のある時期に夢中になった創作活動と手作り展出店の夢がありました。
その時間は、私に手作り作家としての夢を抱かせてくれましたが、同時に作品が売れないという現実に直面しました。
自分の好きなものを作るだけでは売れない….
「売る」という経験を通じて需要と供給の厳しい世界を知りました。
それは私の手作り作家としての夢の終わりを意味しました。
それでも、ただ純粋に好きで作り続けていた日々と作品達。
たとえ一つの夢が叶わなかったとしても、その過程でその夢が教えてくれたことは無駄ではありませんでした。

紆余曲折を経て、手作りから少し離れた時期に巡ってきたのが、その時に作りだめしていた作品の写真達が、その後の私の人生を彩ってくれる事となるのです。

オンラインパソコン教室で学んだ動画作成に、この写真達が大活躍してくれました。現物保存に限界がある中、何とか違う形で残しておきたいと考えた時にパソコン教室で学んだ動画編集ソフトがヒントをくれました。

お気に入りの作品にパソコン上のアレンジを加えて創意工夫を重ねました。
試行錯誤ながら次々とエフェクト機能を納得するまで何度もやり続けた結果、動画編集ソフトの使い方を目的に応じて使い分けることもできるようになりました。

趣味の作品ではどう見せるか、魅せ方に拘りを求めました。
孫の成長記録では、遠方にいる母に届けることを意識した優しい編集を心がけました。
誰に届けるか、誰に見て欲しいかを意識することで「工夫」を強く考えるキッカケとなったことが、やがて自分らしさの表現に繋がっていったと思います。

下にリンクを貼っているのは、そんな拘りの動画です。
趣味と孫の記録を動画にしたものです。


彩りは季節の移り変わりを映し出すパレットのように感じます。
四季を通じて様々な色彩を提供してくれます。
間もなく訪れる春は、桜色や新緑の柔らかい萌黄色が生命の再生を感じさせてくれます。
誰の心にとっても、生きる喜びと生命力あふれる季節の訪れになることを願っています。

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