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好きこそものの上手なれ
この言葉、たくさんの人が聞いたことあると思います。
「好きこそものの上手なれ」。
好きなことだからこそ楽しんで夢中で取り組めるので、いつの間にか上手になっている。
大体そんな意味かな~なんて思っています。
わたし自身、一度きりの人生できる限り嫌な思いをしたくなくて、1秒でも多くすきなことをしていたい。
そう思って何度も転職をしたりしてきたわけです。
でも意外と、「すき=上手」に繋がっていないこともあると思うんですよね。
みなさんも、そんな経験はありませんか?
たとえばわたしの場合は、小学生になる前からお洒落が大好きでした。
自分で服を選んでコーディネートを組み、それに合わせて毎朝母に髪型までリクエスト。
(ちなみに当時のお気に入りはツインのみつあみを一部おだんごにして、先っぽはセーラームーンのように垂らした髪型です。母、面倒だったろうにごめんね…)
高学年になると月に1冊だけ買ってもらう雑誌は少女漫画ではなくファッション誌。
自分の持っている服装でコーディネートを組んで、ノートにイラストで描き貯めるのが趣味でした。
中高生ではメイクに目覚め、当時流行っていたギャルメイクもそれなりに楽しんで、ファッションにも大分敏感だったと思います。
たぶん紛れもなく、「お洒落が大好き」な少女でした。
だけど高校3年生進路を選ぶ段階で、わたしはその道を選ぶことはしなかったんです。
もちろんお洒落がすきでも仕事にするのとはまた別…そんな風に考える人もたくさんいると思います。
ただわたしの場合はそうではなく、頭の中には「美容師」「メイクさん」「ファッションスタイリスト」「ファッションデザイナー」そういうお洒落に関わる夢が浮かんだ瞬間はあったのです。
だけど選ばなかったのは、「わたしにできるわけない」という自信のなさから。
好きだけど、自分に特に秀でたセンスや技術があると思うことができなかったんですよね。
でも今になって思えば、当時まだ17歳。
むしろ年齢なんて関係なく、できないかどうかなんてやってみないとわからないのだから、チャレンジしてみても良かったんじゃないか…そんな風に思います。
結局それから10年少し経った今、わたしはすきなものが渋滞している状態なのですが笑
お花、文章、芸能…
色んなすきなものに携わる仕事を経験できたこと自体には後悔はないものの、
「あの時勇気を出して好きなことを仕事にする道を選んでいたら、どうなっていたのかなぁ」
と一度も思わなかったわけではありません。
たったひとつのすきなことに全身全霊を込めて向き合い、長い間継続して仕事にしている人は、とっても魅力的ですよね。
だからわたしが何を言いたかったのかというと、
たとえ「すき=上手」じゃなかったとしても、別に挑戦してみてもいいじゃないかってこと。
進路を決めること、転職することって、たしかに日々の過ごし方を大きく変える一大事です。
でも実際どんな道を選んでも同じように時間は経っていくし、どこまでいっても方向転換はできる。
だからいい意味で、「すきだからやってみよ~」くらいの軽い気持ちを持ってみていいのかなってわたしは思っています。
すきでやってみたいけど、自信がなくて選べない。
そんな気持ちの人の背中を、少しでも優しく押してあげることができたら嬉しいです。
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