誰かと比べてしまうとき
自分ではない誰かと比べてしまう瞬間って、誰でもあると思うんです。
(全くそんな瞬間がない人ももしかしたらいるのかな…。気にしいなので、羨ましい限りです…!)
わたしの場合たぶんそれが結構強い方だと自覚していて、10代の頃から大分悩んできました。
でも自分より年齢も経験も重ねている方からは「大人になったら、そういうの気にならなくなっていくよ~」と聞いたことがあったものの、自分の性格が変わる気もしなかったので、「まさかそんな日が来るなんて信じられない…!」という感覚だったのですが…。
最近少しずつ、その言葉の意味がわかってきたというか、自分なりに「こういうことなのかな?」と感じられるようになりました。
もちろん年齢に関係なく、人それぞれそう思えるタイミングがあると思うので20代で変わる人もいれば、わたしと同じように30歳を過ぎて思う人もいて、中にはなかなか変わらないという人もいるんじゃないかと思います。
そして大前提、「気にしい」が悪で、「人と比べない」人が優れている…なんてこともない。
それはわかった上で、それでも「人と比べるのをやめたい」と感じている人の少しでも参考になればいいなぁと思って、今日のnoteを書いてみます。
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どんなところで人と比べてしまうのか、人によっても環境によってもさまざまだと思います。
でも大体の場合誰かと比べている時って、「現状ある自分の幸せ」に気づけていないことが多いなって気づきました。
誰かと比べてネガティブな気持ちになってしまうということは、その誰かが「今の自分にとって羨ましいと感じられる何か」を持っているからだと思います。
確かに自分が欲しいけど持っていないものを、誰かが持っているとすごく羨ましい気持ちになりますよね。
だからそういう時って、まるでその誰かが「恵まれている人」、自分が「恵まれていない人」のように感じられてしまいます。
そして一度気になってしまうと、もうその部分しか見えなくなってしまう…あるあるじゃないですか…?
でもそういう時こそ、一度よく考えてみてほしいのです。
「自分って本当に恵まれていないのか?」
もちろん状況によっては、「うん、恵まれていない!わたしは不幸だ…!」と思ってしまうタイミングもあるかもしれません。
人生山あり谷ありって言いますが、もう立ち直れないくらいどん底だって思うこともありますよね。
その度合いも人それぞれかと思うので、すべての人にわたしと同じように乗り越えよう!なんて言う気持ちもないのです。
でも「自分の心の持ち方で現状を変えられるなら、変えたいな」と思っている方は、「自分の選択とその行動によって実現した現状に自信を持つ」ことを意識すればいいのかなと思います。
(なんだか偉そうな言い方だったらすみません…一般人でしかないわたしの、ひとつの乗り越え方として見て頂けると嬉しいです。)
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今ある環境は基本的には、自分がしてきた選択の延長にあると思います。
それが不本意なものだったとしたら、また話は変わってくるのかな~とも思うのですが…!
特に不幸な何かがあるわけではないのに、どうしても他人と比べてしまうなって場合は、そのひとつにこだわらず自分の毎日そのものを広く見渡せば感じ方が変わってくるよな~と、最近実際に感じました。
具体的なわたしの悩みについては、ちょっとここでは秘密にさせて頂きたいところではあるのですが…
そこばかり気にしている時は過去の選択を公開してしまったり、誰にも会いたくないと思ってしまったり、ついついそういうモードになってしまいます。
だけど落ちるところまで落ちたら、ふと「いや、今の自分ってそんな悲観するほど不幸なのか…?」と冷静になる瞬間が訪れました。
そんな時に自分の環境をフラットに見てみると、「十分すぎるほど幸せな毎日を送ってるじゃん…。」と気づいたり。
別に特別お金持ちなわけではないし、胸を張って言えるような肩書きも功績もないけれど、平凡に自分らしく生きられていること自体、実はめちゃめちゃ恵まれているよなと思うんです。
もちろんその中には大きく悩んでいることもあって、それを抜きにしてすべてを楽観視することはできないけれど…
かといってそのひとつに固執して「自分は不幸だ」と思うのは、勿体ないと思いました。
そもそも大抵の場合は、人と比べて悲観して落ち込んだところで何ひとつ解決しないですもんね。
(それでも簡単に切り替えられないから、悩みになってしまうんですが…!)
でも、そういう時だからこそ。あえて「恵まれている部分」に注目してみたら、人と比べている部分に対する負の感情が少し薄れるような気がします。
気休めでもいいから「自分は恵まれてる、幸せなんだ」と思うことができたら、今まで気になっていたことが不思議とどんどん萎んでいきます。
「まあ人それぞれだし、わたしはわたしのペースでいっか!」と思えたらもう、しめたもの。
心に余裕ができるとだんだん人のことが気にならなくなるし、そういう時に限って何かと上手くいったりするんですよね、本当に不思議だけど…。
そして今の現状に納得できるようになってきたら、「人生でいろんな選択をして、この状況を作り上げたのは自分なんだ!すごいじゃん!」って思ってみる。無理やりでも。
そうすると、だんだん楽しくなってきちゃうんですよね、単純でしょうか?笑
でもたぶん人と比べたり考えすぎちゃう人って、単純すぎるくらいでいいのかもしれないですね。
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ここではじめにお話した「大人になると気にならなくなるというのがわかってきた」っていうお話に戻るのですが…
自分自身の性格が変わったというよりは、「自分の負の感情をコントロールできるようになってきた」というのが正しいのかもしれません。
元々感情豊かな方(悪く言うと起伏が激しい笑)だし、今でも動じないタイプとは口が裂けても言えないですが…!
たぶん色んな経験をして、色んな人と比べて、色んなことで自己嫌悪してきたからこそ、自分がどういうふうに考えたら気楽に楽しく生きられるか…っていうのが、わかるようになったのかな?と思います。
他人には他人の人生、自分には自分の人生。どんなに仲が良くたって、大切な存在だって、誰ひとりとして同じ人生は歩めません。
そして同じように、どんなに仲が良くても大切でも、他人の感情すべてを知り理解することもできないですよね。
だからきっと、「比べてしまう誰か」にも、人には言えない悩みやネガティブな部分があるはず。
だからといって自分の悩みがなくなることはもちろんないけれど、わざわざ「自分の悩み」と「誰かの羨ましいところ」を比較する必要はないんですよね。
「自分の恵まれているところ」を羨ましいとひっそり思っている誰かがいるかもしれないし、もしかしたら「自分のここが嫌だ」と思っている部分すら、別の誰かからしたら羨ましいことになるかもしれない。
結局は人間みんなないものねだりだし、「絶対にこれが恵まれている!」とかその反対とか、ないんじゃないかな。
…なんて考えていたら、「人と比べる」こと自体、意味ないんだな~って思うようになりました。
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…なんていいつつ、やっぱり時々誰かと比べて落ち込んでしまう瞬間もあるけれど。
根本にこの考えがあるおかげで、割と早く立ち直れるようになりました。
別のストーリーを見て悲観してばかりいるよりも、今の自分のストーリーを前向きに楽しもうと思えた方が、当たり前に毎日楽しいですもんね。
スピリチュアルなことはよくわからないけれど、「笑う門には福来る」って結構当たってるんじゃないかな~と思ったりしています。
人と比べることが辛いな、前向きになれる方法ないかな…と感じている方の、少しでも参考になればいいな。