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何がきみを懲らしめて 何が僕を救うのか

京都の街はすっかり夏を終わらせて、静かに夜風を涼ませていた。ぼんやりとしたうだる熱を知らずに戻ってきて、夜になるとひょこひょことアスファルトを鳴らすことができるから、意味ばかり求めるのも、少しばからしく思えてしまう。

どうしてつまらないわけでも、さして苦しいわけでもないのに、灯りに頼ってそののれんを開けるのか分からない。分からないけれど、それはずっと根っこの方で、生まれたばかりから持ち合わせている気持ちなのかもしれない。


まだ軟弱なうちに、できるだけ本当のことを掻き分けて手にしていたいと思った。忘れたばかりの昨日のこと、帰り道に飲んだ甘ったるいコーヒーのこと。端切れ紙に書いたこれからのこと。音も立てずに通り過ぎていく時間の一瞬一瞬を、立ち止まって見ていられるように。


どうせいつかは無くなってしまうのに、どうでもよくなってはしまえない。葉の色に誘われるように彩り出すことだってあるのなら、このままどこへでも行ってしまえばいいのだとも思えた。

京都nano、ありがとうございました。
次行くのは年明け1/10リリースツアーとして。

一旦名古屋に戻ります。
10/19(土)名古屋 鑪ら場のスリーマン。
そして翌日は岐阜 可児市 GREEN and GOLD 2019。こうかなと思っていたことをそうだよと言ってもらえたみたいな嬉しさを抱いて。

※choriさんを意識した文になりました。なってないか。


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