札幌の人と街と音楽
なんだかすっごく満たされてる。
札幌2日間のライブ、SPIRITUAL LOUNGEとLOG、本州から北へ渡った島の広大さとそこにいる人、あと食べ物(これ大事)が、しっとりと回りあってとても幸せな気持ち。
2日目のLOGの演奏のあと、ひとりのお客さんから感想をいただいて、それが「なんて言っていいか分からないけれど、とても常温のようでした。当たり前にいるんだけど、その大事さに気づくようでした」というような言葉でした。
なんだかそれがちょうどよく詩的で、そうあれたらいいなあと思わせてもらえるくらいに少しだけ新しくて嬉しかった。
札幌の人たちは、やわらかいのに凛としたあたたかさみたいなものをもっているように思いました。それが何に由来しているのか、僕にはまだ分からないけれど、広大な大地に開かれた北の街で、短い夏を愛して手放し、長くて厳しい冬を越えていく中でほくほくと醸成されていくようなものなのかもしれないなとも思いました。
僕は先週の岐阜県可児市でのGREEN and GOLDから学んだことを、ライブで実践できた2日間だったのだと思います。初めての知らない土地でも、自分の音楽が自分の音楽としてできたことはきっと僕の自信になっています。それは街に入ったとき、ライブハウスの扉を開けたときから、出会う人やものが招いてくれたもののような気もしています。
心残りはたくさんあります。札幌をお腹いっぱい堪能するには、僕には時間が足りませんでした。全然足らなかったです。だけれどそれでも、これだけ満たされた気持ちになれるのはとても嬉しいです。
次のライブは岐阜で11/2(土)、SWEET FISH TOWNというイベントに出演します。それが終わるとリリースツアー。
新しい道を歩み出すには十分なものを、この札幌やこれまでの各地でのライブでもらったような気がしています。
大きく帆を広げて向かう気持ち。しっかりと解きほぐし整えて、向かいたいです。
2日間関わってくださった札幌の方々、本当にありがとうございました。また必ず戻って来たいです。