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ごみできらめく世界の何でもない空の下に

音楽でやりたいことがわかった気がした。本当にすべきことは歌の中にあるって、それが確信できた気持ちになれました。どうしてそれがわからなかったのか、自分の弱さと、うっとおしいものが多すぎていたからなのかもしれないけれど、今、霧が晴れてる。


尼崎は初めて行った場所でした。海辺に広がる巨大な工場や、日差しできらめく鉄くずの山、建設中のビル群とその足元でJRの線路沿いに広がる街と商店街と人を見ました。

その市場のような出で立ちの商店街の中にあるライブハウスが尼崎toraでした。7月6日のこと。

こすけくんは、ぷにぷに音楽祭に僕を導いてくれた人だったけれど、ここにも彼が招いてくれました。


タイミングがそうなだけかもしれないです。だけど、僕はこの何ヶ月かライブをして回って、出会った人たちの言葉や行動が僕を変えていっているように思っています。それは引っ張られながら背中をぐぐぐと押されるような感触で、同じ顔をしていても違う心持ちでいるみたい。


今西太一さんが言っていたことや、京都nanoのモグラさんに言われたこと、昔から地元のスタジオのマスターに言われていること、何人かの友人たちが僕にかけてくれる言葉の意味、それから不出来だったと思ってしまうたくさんの自分のライブや自分の気持ちにある実像の見づらい靄(もや)、それらのすべてが、少しずつだけど、消化できてきたのかもしれないです。自分だけの音楽で音楽をするための最善の方法は、正しく自分の音楽を掴んでその音楽に向かうことだと思いました。そしてその過程で出るほころびも、僕は受け入れて進めばいいのだと思った。


何言ってるか、分かりづらいかも知れません。けど、いまはここまで。だけど、行く先は間違っていないような気持ち。

きっと、うまくいかないこともどうせ出てくるだろうけれど、次もその次も音楽をすることがとても楽しみです。早く答えを見たいです。


次のライブは7/17、太平洋不知火楽団と鈴木実貴子ズとのスリーマンライブを名古屋の今池HUCK FINNで。

夏がもうやって来ているのかも。

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