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時間にはもともと標がないから、僕らは年号や日付で区切りを付けて次へ向かうのかもしれないよ

2009年からこの名前で音楽活動というものを始めてから、2019年というのは僕にとってその10周年のような年でした。

幸せというよりは鈍くて重く10年という時間が僕には映るのかもしれません。だけれど、それでも少しずつでも世界は広がっていると思えているような気もしています。


2019年最後の2日間のライブはリリースツアー中の名古屋と岐阜でした。2019年11月30日に新しくリリースした『インターネットが知らない世界で』というアルバムをもって巡っているツアーを一度、年内に地元で中締めしたい気持ちでこの日を組みました。

名古屋は今池あらたるとという場所で、鈴木実貴子ちゃん、ミヤザキナツキさんと「今年の闇は今年のうちに」というイベントのもと3マンライブを行いました。

すっかり、名古屋が僕にとって安心してしまえる場所になっているように思えて嬉しかったです。まだほっこりするにも油断するにもずっと早いのだけれど、ツアーの中継地として、この3人と名古屋のお客さんを前にしてこの日にライブができて心が浄化されるようでした。またこの日は、僕と実貴子ちゃんがPA、ナツキさんが受付をするという点でも、3人で不慣れながらも作った感じが、なんだか新鮮でした。お互いのライブをどうこう言うでもなく終わったこの日は、そんなことは言及するまでもなく各々が各々であって、僕は終電を逃しかけるほどにとても気持ちがよかったです。

「今年の闇は今年のうちに」なんていう言葉をあてたこの日は、今となっては平熱で語れるほどにしっくりとくる違和感があります。実貴子ちゃんともナツキさんとも出会って4-5年ほどだけれど、こんな「闇」をテーマにした危なっかしくも見える企画をちゃんと纏ってステージに立つことにぴったりな人たちがいて、今もそれぞれの音楽で呼吸をしていることがなんだか本人の前では言わないけれど嬉しいなって思っています。彼らとはしばらくライブはしないと思うけれど、また次の高みで会いたいです。

翌日は、岐阜 bar workin'でライブをしました。この日を作ってくれたのはKAZZMANさんでした。KAZZMANさんは僕と同じ練習スタジオにいて、今年の夏の終わり頃に僕がスタジオのマスターにツアー場所について相談しているとき、その場にいて、岐阜でやるならおれが組むよと言ってくれた人でした。それまで存在は知って気になっていたものの、しっかりと話したこともなかった僕にそんな言葉をかけてくれてとてもありがたかったです。終演後、若いミュージシャンを紹介しながら「一緒に遠征に連れて行ってやってほしい」と真面目な顔をしたり、「だから、今夜だって作ったんだよ。おれらはもう終わりかけてるからね。」と笑ったりしながら、その強面だけれどあたたかい兄貴肌な一面に僕はお酒に酔いながらもじんとしてしまったのを覚えています。

もう1人の共演者のイワマー(岩田真人)さんは、僕がまだ高校生だった頃に初めてライブハウスで憧れたテレキャスギターボーカルのロックヒーローだけれど、その日は「出会った頃はハルラモネルはまだ高校生で、一番初めに音楽辞めるだろうなって思っていた子がこうやって今も音楽をやってCDを作って全国を回って頑張ってる。ぜひ応援してやってください。」っていう、高校の頃のおれ、どんな姿勢とツラだったんだろうって心配になったけど泣けるようなことをわざわざMCでも言って僕に最後のステージを繋いでくれて、本当にありがたい気持ちでいっぱいでした。

お客さんも最近の路上ライブで出会った人から僕を初めて観る人まで店いっぱいに集まって最後まで残って観ていってくれてとても嬉しかったです。あらたるともそうだったけれど、workin'も居心地が良くて終電を逃しかけるほどに心満たされた夜をいただきました。

大阪、東京2ヶ所、広島とリリースツアーをしてきて、どの場所の方々も僕のリリースの背中を押してくれて、なんてありがたいんだろうって思っていたけれど、その折り返しの地元で、またたぶん地元でしか味わえない特別な安心感とあたたかさを僕にくれて、僕はゆっくりとそれらを醸成してまた2020年3月8日までの残りのツアーをやっていこうって思えました。


とても大切な2日間をありがとうございました。2日間とも満杯のお客さんの前で演奏させてもらえて嬉しかったです。

2020年、京都、静岡、大阪、奈良、福井、埼玉、東京、そして、名古屋ワンマン。まだまだツアーは続くし、なんなら少し増えましたが、僕はいまの曲といまの僕のステージをできるように今は一度ゆっくり眠りたいです。


去年の今頃は「音楽がロックじゃなくなったとき」って思って企画をして、自分の足場を確かめるのに奮闘必死だったけれど、今はそれから1年を経て、自分の足場をもって、アルバムを作って、自分の内と外の景色を変えようとしていた一年だったのかもしれません。

今までよりもたくさんの人が今年僕と出会ってくれて、たくさんの人が出入りを繰り返しながらお互いに通り過ぎていったけれど、それでも今でも僕の音楽や存在を心のどこかに置いてくれている人を僕は大切にしていきたいです。それは期待に応えるとか、優しく振るうとかそういう類いのことではなく、僕が変わりながらも僕でいられるようにしていたいということです。横でも後ろでもなく、前を向いて。それが大切なのだと思ったのも、この最後の2日間でした。


最後まで読んでくださってありがとうございました。僕の音楽はこれからも続きますが、2019年と2010年代をここで締めます。2020年、のびやかな日差しを謳歌できますように。




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ハルラモネル 2nd mini album
『インターネットが知らない世界で』

■リリースツアー日程
《2020年》
01/10(金) 京都 二条 nano
01/18(土) 静岡 浜松 黒板とキッチン
01/25(土) 大阪 尼崎tora 
02/08(土) 福井 FLAT KITCHEN
02/14(金) 奈良 NEVERLAND
02/21(金) 埼玉 モルタルレコード 
02/23(日) 東京 吉祥寺 SILVER ELEPHANT
03/08(日) 名古屋 鶴舞 K.Dハポン(ワンマン)

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■リリースツアーファイナル詳細
2020/3/8(日) 名古屋 鶴舞 K.Dハポン
『ハルラモネル 2nd mini album
「インターネットが忘れた言葉」release tour final - ワンマン -』

オープニングゲスト:ayaka.

開場18:30 開演19:00
当日¥2,300 予約¥2,000
(+1Drink代)

※ご予約は、日付、お名前、人数を明記の上、haruramoneru@gmail.comまでご連絡ください。

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■MV、試聴、サブスクリプション情報

【Music Video】
《第1弾MV「ランプ」》
https://youtu.be/hb7EiKp7LpM

《第2弾MV「ばらばらになろうよ」》
https://youtu.be/FaUAZxkBZts

【全曲試聴サイト SoundCloud】
https://soundcloud.com/haruramoneru/sets/2nd-mini-album

【全曲ストリーミング配信】
https://album.link/s/63G1nFmehTqp26i4Z56bvC
※Apple Music、Spotifyなど各サブスクリプションにて配信中

■アルバムCD詳細情報

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アーティスト:ハルラモネル
タイトル:インターネットが知らない世界で
品番:PML-02
価格:¥1,000(+税)
発売日:2019/11/30

《Track List》
1.るらら
2.皐月の花と朝の夢
3.ランプ
4.呼吸をすること
5.ばらばらになろうよ


【CD購入サイト】
《TOWER RECORDS ONLINE》
https://tower.jp/item/4984279

《Amazon》
https://www.amazon.co.jp/dp/B07ZLJ7DR6/ref=cm_sw_r_cp_api_i_U2B5DbKBQYN5J

※その他各オンラインショップでも購入可能。


【CD取り扱い店舗】
《岐阜》
□TOWER RECORDS モレラ岐阜店 ※特典付
□HMV イオン各務原店 ※特典付

《名古屋》
□TOWER RECORDS 名古屋パルコ店 ※特典付
□TOWER RECORDS 大高店 ※特典付

※特典付きの店舗では、購入時に3種類のステッカーのうち1枚をくじ引きしていただけます。
※その他お近くのCDショップにて注文していただけます。各店舗へご確認ください。
※実店舗でのご予約・ご購入は、事前に一度お電話にてご確認していただくことをお勧めいたします。

■アーティスト情報

《Twitter》
https://twitter.com/haruramoneru

《Instagram》
https://www.instagram.com/haruramoneru/

《Facebook》
https://www.facebook.com/profile.php?id=100014787183263

《Official web site》
https://haruramoneru.tumblr.com/




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