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『あのこたちは、どこに』8️⃣(小説)

 ここのアクセサリーをつけると良縁になるという噂を何処かから藤田風海は聞くようになった。
 材料費はそんなに高いものを使っているわけでも無いので値段もそれほどしない。そのかわりデザインで勝負したいと風海は思っている。
 そんな昼下がり。高校生くらいの男子生徒がひとりアクセサリーを眺めている。

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