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kuroyuyuyu
お疲れさま
仕事の休憩時間に女性ロッカーで、入り口近くのロッカーがあるその女性は、いつもそこに座ってスマホをみている。
「お疲れさまです」いつもそれだけ、私は言うと、
「お疲れさまです」と明るくそう言って返してくれる。
そんなに話しはしないが、彼女の方が若くそして先輩である。
仕事中、上司が
「〇〇さんが、今日で辞めるから、次から〇〇さんの仕事に入って」と、隣の女性に言った。
〇〇さんってロッカーで挨拶する女性だった。
その日も
「お疲れさま」と挨拶をした
お疲れさまの声が震えていたような気がした。気のせいかもしれないが。
ようやく日常が落ち着いてきたのに、仕事が減っている。なので働く人が減ってきっている。そのぶん残業して自分たちの仕事を前倒しして他の部署を手伝う。
彼女は、キャパオーバーで仕事をしていて、やめたのかもしれない。
時代と社会の流れを感じずにはいられな。