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2020.11.24 エッセイ日記*私を見つめて。

残業を終え、退社すると外は漆黒の色一色になって道路も景色も空も一体化しているように見える。
夜の空には上弦の月と小さな星二つが、
「お疲れ様」と、言わんばかりに輝いていた。
車に乗り込むと、外と中の温度差でフロントガラスが曇りだした。曇り止めのところをONにする。
道路を走る車が、勢いよく横切る。どの車も早く家路に向かいたいのだろう。

ラジオから女性のMCさんが言う、
「皆さん、今日は、どんな日でしたか?」と。いやいや、一日はまだ終わってないよ。これからでしょ。仕事を終えてからが自分の時間。これからケーキ屋さんでモンブランを買う。
家に帰ると、料理してドラマを二つ観る。猫と遊ぶ。

さて 今夜は、魚の煮付けの料理をしたかったが、残業を終えての買い物だったので、売り切れ状態。棚にはもうすかすかでなにもない。仕方ない、茄子が
家にあったのでピーマンと肉で甘辛く炒めることにする。
ベランダに出ると冷たい空気が身体を包む。洗濯物は、すでに冷たくなっている。取り込みながら、こんなに遅くまで自分は仕事をしていると認識する。

『この恋あたためますか』のドラマのなかで、
「何もしないで、じっとしていたら心が腐っちゃうよ」みたいな台詞があった。なるほど、自分も時間が有る限り読書や片付け、趣味に没頭するぞ。

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