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Culture / 文化

Confinement : François Busnel lance une pétition contre la fermeture des librairies (外出制限 : フランソワ・ビュネルが書店の再開を要求するオンライン請願を開始)

フランスはコロナ第二波の影響から、10月30日から外出禁止に踏み切りました。生活必需品店ではないと見なされている書店は、ロックダウンのために再びシャッターを閉めることを余儀なくされた一方、Amazonのようなオンラインで本を売る巨人マーケットを開放したままです。文学評論家のフランソワ・ビュネルは金曜日にラジオ番組で、書店の再開を要求するオンライン請願を開始すると発表しました。
この請願は、フランソワ・オランド前大統領、アンヌ・イダルゴパリ市長など、多くの著名人によって擁護されています。(Journal 20 minutes 30/10/2020から抜粋と翻訳)

Haruのフィールドワーク

1回目の外出禁止令が解除された直後に、書店に人が押し寄せた情景は今でも私の目に焼き付いている。この私も本の購入を渇望して(J'avais une soif de livres!)解除した日の朝にFnac(フランスの総合的な小売チェーン)と近所のいきつけの本屋さんに駆け込んで、それぞれ数冊ずつ買い込んだのです。

もちろん自分のためでもあるけど、3ヶ月ほど閉店を余儀なくされた書店を、大した金額ではないが、真っ先に援助したいという気持ちが自然と沸き起こったから。
第二波を予測していた私は(j'avais anticipé la deuxième vague)定期的に書店で本を買い、今回の外出禁止に備えることができました!

それでも、29日の外出禁止前日にFnacに寄ってみるとすごい人混み! 
数台もあるレジには、その階を2周するほどの買い物客でごった返し(Ça grouille de monde)。パリジャンは短期だから、あちらこちらで店員への文句や客同士の口論が聞こえてくる。

クリスマスプレゼントが買えないかも知れないという不安も上乗せして、このようなパニックに至ったのだろう。
本売り場に行ってみると、これまた行列。手には数冊の本を抱えたマダムから学生までひしめき合っている。

メディアでは、フランスの外出禁止は12月まで延びると予想している。
パリ市長は、市民にとって最低限必要な娯楽文化は読書だと主張し、パリの図書館の再開も請願している。
さて、マクロン大統領はこれらの請願にどう反応するのだろうか。

私には積読してある本が数年分あるにもかかわらず、いつものように本屋さんに通える日が待ち遠しくて仕方がない…

Haruのフランス語講座

J'avais une soif de livres :  本が読みたくて堪らなかった
soif de qc/inf  : への渇望、欲求 
  (例)Il a réussi par la soif des richesses.
   彼は富への渇望から成功した。

j'avais anticipé la deuxième vague  :  第二波を予測していた
anticiper : 〜を予測する、予想する
(例)je n'avais pas anticipé que Mbappe serait aussi bon.
          エムバペがこれほど強いとは予測していなかった。

Ça grouille de monde   :  人でごった返す
grouiller : ひしめく、うごめく、うようよする
(例)La foule grouillait sur la place. 
   群衆は広場にひしめき合っていた。

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