読んでよかった本2023
2023年に読んでよかった本5選。
2023年は、はじめましての人に会う機会が多く、これまでとは違う価値観と出会って、たのしいこともあれば、わからなすぎて悩むことも多かった1年でした。
そのためか、読んだ本を年間通してみると、コミュニケーションにまつわる本を多く手に取っていたみたいです。
中でも特に2023に読んでよかったな〜〜〜と感じた本をまとめました。
【小説】
『傲慢と善良』
2023年1月のVoicyデイリーピックアップ(Voicy中の人が今日聴いて楽しめるVoicyチャンネルをおすすめしているよ) で、えのちゃんがおすすめしていた本。その頃Voicyパーソナリティさんたちも『傲慢と善良』おもしろかった〜〜と放送しており、読んでみました。
マッチングアプリで紹介された方と出会った時「な〜んかピンとこない」と感じてしまうその気持ち。ああわかる、わかるよ〜〜〜〜と思いつつ、その人をジャッジする傲慢さや無邪気さをブッ刺しにくる小説でした。恋愛小説というより、ミステリー小説のような。結構分厚いですが続きが気になりすぎて数日で読み切った記憶です。
あぁおもしろかった…。
ぜひVoicyの放送もチェックしてみてください!
『すべて真夜中の恋人たち』
友だちが2023年読んでよかった!とおすすめしていたので読んでみた本。
主人公の冬子と、正反対の性格の友人、聖が口論するシーンが印象に残っています。
聖、好き! ネタバレになるのであまり詳しく書けませんが、後半の展開がとても好きでした。
【そのほか】
『くもをさがす』
過去の家族の病気のこともあり、昔のことも思い出しながら読みました。め〜ちゃくちゃつらいことも痛いことも、たのしいことも、関西弁で書かれていて、出てくる人たちが愛おしい! じわ〜っとくる本でした。
『わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か』
劇作家、演出家の平田オリザさんの本。
超超超ざっくりまとめると「わかりあう」ことに重点が置かれてきたコミュニケーション教育から、「わかりあえないことから出発する」コミュニケーションのあり方を考える…といった内容。
「旅行ですか?」という一言の台詞から、地域とか、文化的背景の違いで、その一言も全く違った意味を持つとか。たった一言でも演じるにあたってはここまで考え抜くんだな〜と興味深かったし、普段のコミュニケーションでも無意識下に、色々考えてるんだなあと気づきがありました。
私は、「他人のことはわからない、自分とは考え方が違ったときは、なるほどあなたはそうなんですね。(完)」と言う考え方をよくしてしまうのですが、この本は、「みんなちがってたいへんだ」「その大変さから目を背けてはならない」と書かれていて。
「そうなんですね」で終わらない、もっと食い込んで他人と関われる人でありたいな〜など、と自分の普段の言動と照らし合わせながら読みました。
連載をまとめた本だそうで、一つひとつの項目も短くて読みやすかったです!また読みたい本!
『聞く技術 聞いてもらう技術』
臨床心理士の東畑開人さんの本。
「技術」と言う言葉が使われているのでビジネス書のように見えるけれど、ビジネス書とも違っていて。
「この人の気持ちがわからないな」とか怒ったり悲しんでる相手に対して「どう接していいかわからない」と思うことがいろいろあった2023。今年この本に出会えてよかったな〜。
「どうしたの」「何かあった?」ってこれまで声をかけてくれた周りの人たち、ありがとう😭って気持ちになりましたし、声をかけられる人でありたいな〜など思いました。「聞く」と「聞いてもらう」はつながっているみたいです。
ただ、noteを書くにあたって本を見返してみたのですがだいぶ忘れている…こちらも定期的に読み返したいな〜と思った本です。
以上です。2023年は全然漫画を読んでいなかったみたいです。悲。2024はもっと漫画も読もう〜〜〜!