東北編④【大荒れの八幡平】四輪紀行
● Day3: 2022.10.04 大槌町 → 鹿角市
宮古市の浄土ヶ浜に寄った。駐車場の係員に浄土ヶ浜への道順を教えてもらい、ビジターセンターのエレベータで 1階まで降りて海岸沿いの遊歩道を10分ほど歩くと浄土ヶ浜に着いた。そう広くはない白い砂浜から沖に向かって白味のある大きな岩が屏風のように突き並んでいた。
宮古から R106 を西進。所々高速道のように整備された山間道を快走した。いくつものトンネルを抜け、道の駅やまびこ館で小休止。次の道の駅、区界高原は旧道沿いにあるためか人影はなく寂しい感じだった。
盛岡市街地を抜け、道の駅にしね で昼食休憩。道の駅で地元産のパンを販売していればそれを昼食にしたり、宿近くの地元スーパーで地場の食材を使った寿司や弁当があればそれを夕食にするのが楽しみのひとつになっている。
雨が降る中、ナビを頼りに高原状の道を右に左にしながら岩手山パノラマラインに向かった。岩手山が背後に見え、晴れていればきっと絶景の道。
今回の旅の楽しみのひとつにしていた八幡平アスピーテラインに向かった。
麓では小雨程度だったので気にせず標高を上げていったが登るにつれて雨風が強くなった。
おまけに濃霧で視界が数メートル先までしかなく怖々進んで行く状況。八幡平の頂上辺りは猛烈な風雨が怖いぐらいに吹き荒れ車から降りられず。辺りの風景は全く見えなかった。
下りに差し掛かる頃、前を走る車がいたのでちょっと安心して、距離を開けてついて行ったが、路端に寄り道を譲ってくれた。先頭を走るのがきっと怖いのだろう。私も怖い^^
なんとか麓まで降りホッとして道端の駐車スペースに車を停め休憩。まだ稲刈りが済んでいない真っ黄色の田んぼが広がる穏やかな秋の田園風景だった。
鹿角市内にある大湯環状列石に向かった。結構雨が降っていたので先に大湯ストーンサークル館を見学した。周辺の遺跡から出土したたくさんの縄文土器が展示されている。館員に聞くと全て本物だそうで、倉庫にはまだたくさん保管されているとのこと。目の前の手が届く所にさり気なく並べられた縄文時代の展示品にちょっとびっくり。
見学を終え館外に出ると傘立てに置いていた傘がない。係員に事情を伝えると閉館間際のため急いで環状列石を見に行った女性客が持って行っているかもしれないとのこと。どうやら博物館の貸出用傘立てに置いていたらしい..(失礼^^)
ぼろいビニール傘なので、このまま行こうか..とも思ったが、とりあえず傘が戻るのを待った。
宿に向う途中コンビニに寄り夕食と翌日の朝食を調達。雨は降り続いていた。