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北海道編④【やはり広い、デカい】BRZ紀行
やはり広い、デカい
2022年6月17日。実は社会人になって間もない頃、会社の同僚 4人で北海道車旅をしたことがある。その時もフェリーで北海道に上陸した。オコタンペ湖、地球岬、札幌などを周ったあと、青函フェリーで青森に渡り、ひたすら高速道路を南下して大阪まで帰った。今から思えばかなり強行軍だった..
ただ、もう40年近く前のことでその時のことはあまり覚えていなくて、今回が初めて北海道に来た気分.. やはり風景は広くスケールがデカい..
石狩の街中を抜け 道の駅 石狩あいろーど厚田 で最初の休憩しようと思い駐車場に入った。その広さにビックリ。どこに停めようかと迷ってしまう。
開店時間を待って店内をうろうろしていると、2階で 子母澤寛 の資料が展示されていた。
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R231 オロロンラインを北上。海までストンと落ちる断崖の裾を削って作ったような道で、トンネルが多い。工事作業員が吹く笛の音が不気味に響き渡っているトンネルもあった。
いくつかのトンネルを抜けたところに雄冬岬があり通り過ぎそうになった。駐車場のすぐ近くから見学できる滝は、海に直接流れ落ちているような感じだった。
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増毛駅に寄った。砂利敷きの駐車場に車を停め、黒く塗られた真新しい駅舎に入ると売店が併設されていた。ザンギのことを知らなかったのだが、鶏のから揚げのこと?と知った。食べたかったが、胆のうの摘出手術をしてから脂ものを受けつけない体質になったのでやめておいた。
ここで昼食にしようと思い街を歩いていると魚の販売所があった。食堂は見当たらない。寿司店があったが有名店らしく混んでいた(値段もそこそこしそう)ので入るのを止めた。
増さずとも自頭毛量の現状維持を願って増毛駅看板の前で祈念?撮影をしてオロロンラインに戻った。
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お腹がぺこぺこなので、道の駅 るもい で昼食にしようと思っていたがレストランはなかった..この先もあるかどうか分からなかったのでキッチンカーで販売していたハンバーガーを昼食にしたが、次の道の駅 おびら鰊番屋 は大きくキレイな施設でレストランがあった。残念.. 地元産のメロンパンを追い昼食にした。
晴れていればきっと絶景と思われる海岸沿いの道は生憎の霧雨.. 北上するにつれて道路の右手にはなだらかな低い丘陵が続き新緑がキレイ。
今夜の宿はまだ決めておらず時間が早かったので、今日のうちに稚内まで行ってしまおうかとも思ったが無理せず羽幌に泊まることにした。(行かなくてよかった。翌日稚内までかなりあった..)
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何件かの宿に電話をしたが断られ、数件目でちょうど予約のキャンセルが出たとのことでOKに。当日泊まる所は当日昼に決めようと思っていたが、予約競争率が高そうなので、毎日昼に翌日の宿泊予約をすることにして、明日の稚内の民宿も予約しておいた。
羽幌の宿に着き玄関で呼び掛けても誰も出てこない。どうしようかと思い外で立っていると、通りがかった猫を散歩中の女性がどうしたのかと話し掛けてくれた。事情を話すと近くの食堂に電話し、宿の親戚という女性が走って来て女将の居場所を捜索.. 風呂に入っていたそうで濡れた髪のまま出てこられた。ご主人は居眠りをしていて気付かなかったとのこと。ここまで親身にしてもらってなんだか申し訳なくて.. 宿に上がるまでちょっとした騒動だった..
今日は満室だそうで、申し訳なさそうに窓のない部屋に案内された。部屋は煙草の匂いが浸みついていたので効果は余り期待せず^^備え付けの空気清浄機をオンにしておいた。
私も煙草を吸っていた時期が過去 2回ある。喉の調子が悪くなり 2度ともスッパリ止めたが、止めてしばらくは煙草を吸った夢を見て、罪悪感で夜中にパッと目が覚めることが何度かあった。今はもうこれっぽっちも吸いたいと思わないが..^^
風呂上りに羽幌の街を少し歩いた。人通りはなくなんとなく寂しい街並み。街を碁盤状に縦横する道はまっすぐでずっと向こうまで見通せる。漁港に行くと磯の香りがするカラフルな魚網が山積みにされていた。セコマでノンアルの飲み物を買って宿に戻った。
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17:00 を過ぎると仕事を終えた人たちが帰ってきて宿は賑やかになった。夕食は(翌日の朝食も)食堂の長い座敷テーブルで大勢の人達と一緒に食べた。女将が仕事で泊まっている客と明日の昼の弁当云々..と大きな声で話しをしている。明るくて面倒見のよい女将だった。
(北海道編⑤に続く)