「おいしーごはんが食べたいなー。あー、」 冷蔵庫を覗き込めば、目ぼしいものはなく、暗闇を照らすあかりがいつもより明るく感じた。 いつのかわからないソースは腐らないという謎の自信をもってドリンクホルダーに鎮座している。 牛乳パックは空。空なんかい。捨てろ。 「んぇー?」 ガラゴロっとあけた冷凍庫には霜が降りそうな豚こまを発見。 「お肉みっけー。」 記憶を頼りに引き出しを開けると未開封のカレールーを発見。 賞味期限も問題ない。先日お迎えしたばかりだもんなー。 ゴロゴロと