生まれ変わり
私の大好きなヨルシカがライブのテーマとした「生まれ変わり」について考えていた。
noteをどんな風に書いたらいいのか。好きな本やアーティストについて触れるのはふさわしくないのか。
よくわからないがそこそこ書きたいことがある中で、自分にとって書くことが楽しい題材であると思ったので今日は生まれ変わりについて書く。
私は前世も来世もあると思っている。
いや、むしろ昔はあってもなくてもよかった。今思っているだけだ。
まず昔は、生まれ変わりというテーマに興味がなかった。
興味のない地学基礎の授業を聞いていて、「宇宙なんて旅行に行くことすらないのになあ」と思うのと同じことだ。
それが事実であっても妄想の賜であっても、あまり興味がなかったのだ。
しかし、ヨルシカのライブに行ったあの日は私に生まれ変わりについて考えさせる機会だった。
私に前世があるとしたら。
生まれ変わってまで会いたいと思う人が。それを誓った人がいるとしたら。
どこにいるのだろうと思った。
私は前世も来世も、同じ魂であっても別の人間で、それを縛ることは出来ないと思っていた。
来世を誓った相手などいないというのは、自分の中で事実であった。
それでも、もしかしてそう思っていたのは、「まだ出会っていない運命の誰か」を待っている自分の魂が「関係のない他人」を退けるために言い訳をしていたのかもしれないと。
そうだとしたら、どうなのだろう。
私の魂は、何に依存する?
ここまで書いて、人に馬鹿らしいと貶される気がした。
人の目を気にして、本当を隠して、詩人なんて目指しているが自分を表現することは実は苦手だ。
表現する術がないのではない。あったとしてもとても臆病で泣き虫なんだ。
でも、あのライブから詩人になりたいと本気で思うようにもなった。
私の待っている誰かを探すための旅だ。
詩人になるというのは、目指すというのはそういった長い旅だ。
馬鹿にして欲しい。私は誰にも期待しない。
酷い人間不信が私の根本にあるのだから。
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