君が触れたらただの花さえ、

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最近の記事

日本刀は美しい

しばらく離れていた趣味だったが、私は前から美術品が好きだ。 特に日本刀が好きで、本を読んだり鑑賞会に行ったりして楽しんでいた。 以前は学芸員になるのが夢であって、周りにもそれを公言していたが、今の学力やかかるお金、これからしなければならない苦労、低い就職率などを理由に刀は趣味と割り切ることにした。 それでも、夢を諦めてしまったという絶望感が付き纏ってつい最近までは刀を見るだけでも辛かった。応援してくれた人にも会えなくなっていた。 しかし、今日は久しぶりに日刀保の鑑賞会

    • 生まれ変わり

      私の大好きなヨルシカがライブのテーマとした「生まれ変わり」について考えていた。 noteをどんな風に書いたらいいのか。好きな本やアーティストについて触れるのはふさわしくないのか。 よくわからないがそこそこ書きたいことがある中で、自分にとって書くことが楽しい題材であると思ったので今日は生まれ変わりについて書く。 私は前世も来世もあると思っている。 いや、むしろ昔はあってもなくてもよかった。今思っているだけだ。 まず昔は、生まれ変わりというテーマに興味がなかった。 興

      • 映画と睡眠

        三秋縋さんの「恋する寄生虫」という小説を原作とした映画が明日から上映されるらしい。 恋する寄生虫はあらすじと表紙の繊細な女の子の絵に惹かれて購入した本で、私の好きなヨルシカのn-bunaさんおすすめの作家さんでもあったためじっくりと読ませていただいた。 原作が好きなので映画は見に行きたいと思う。 ただ原作のあるこの手の映画は、原作と全然違う内容に変えられている場合もあるため、それが面白い時もあるがそのせいで失望しないように注意したいと思っている。 京都アニメーションの

        • 読書の秋

          以前は本は購入して読む人間だったのだが、最近は数を読むようになったので図書館で借りてきている。 本棚がいっぱいになることもないし、お金もかからないのでとても便利だ。 私は中学2年生から高校2年生の間、あえて本を避けていた。 どうやら「言葉の感じ」というか、本の書き方、表現にものすごく好みがあって、苦手なものだと見ていて気分が悪くなってしまった。 もう一つ読まない理由があったとするなら、完璧に読もうとしすぎていたのもある。 わからない字は絶対に調べていたし、時間をかけ

          夏の話

          かつて日記に書いたことをまた書こうと思った。 夏は春の次に好きな季節で、思い出も多い。 よく思い出すのは、幼少期の夏の記憶なのだが、あの頃はとにかく退屈していたと思う。 私は趣味のない子どもで、外遊びは嫌いだし読書は退屈すぎた。 テレビも興味がない。その頃はスマホも持っていない。することがない。 することと言えば、親が遊びに連れていってくれるくらいなのだが、毎日連れていってもらえるわけがない。 学校がない夏休みは予定がないと酷く退屈で、祖父母の家で寝転がってはつま

          夏の話

          ヨルシカの3rd Full Album「盗作」で描かれる破滅の美しさ

          2020年7月29日にリリースされたヨルシカの3rd Full Album「盗作」。 ヨルシカのアルバムは物語性が強く、前作の1st Full Album「だから僕は音楽を辞めた」2nd Full Album「エルマ」では、二つのアルバムによってエイミーという青年、エルマという女性の物語が描かれていた。 楽曲だけでも楽しめるようになっているが、初回生産限定盤に付く特典がとても豪華であるのもヨルシカを語る上では外せない。「だから僕は音楽を辞めた」はエイミーからエルマへ向けた

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