無力感からの脱出
先日要介護5の義母が旅立った。
在宅介護で看て18年目。
まさかこんなに急に来るとは。
今まで散々危ない時があったが、それでも復活してきたので今回も復活すると普通に思っていた矢先に急に逝ってしまった。
亡くなってからポッカリと心に穴が空いてしまい実娘の妻より落ち込んでいる。何もやる気が起きずずーっとボーッとこの10日間ほど過ごしいた。何をやるわけでもなく、なぜか寅さんが無性に観たくなり毎日2~3話観ている。
火葬が終わりお骨となった義母。介護中は毎日何人もの介護関係者が家に出入りしていたが、今では誰1人訪れなくなり家がとても広く感じるのがまた切ない。
自分の親と同じぐらいの年月を過ごしてきた義母。実母とは18歳まで一緒に過ごしていたのでほぼ同じ期間。でも思い入れはもしかしたら実母よりあるかもしれない。要介護5の義母は完全寝たきりなので1人では生きていけない状況。365日24時間誰かが看ていないといけない。もちろん途中からは日勤や夜勤のヘルパーさんに入ってもらったので多少は楽になったが、それでも介護中心の生活。そのスキマ時間などで自分のことをやったり夫婦で何かをやったりしてきた生活を18年間過ごしてきた。もちろん介護という絶対に外せないものにストレスを感じていたのは正直な気持ち。それでもその中で仕事だったりブログだったりをやってきた。最初は異常なまでの生活だと感じていたが、人というのはどんな環境でも慣れるもので、途中からはこんな生活が我々にとって当たり前の生活になった。
その状況でずーっとやってきて介護が面倒だと思いながらも、毎日を過ごしきて急にふっと全てがなくなった。このギャップに最初は世界で1人になったような気持ちだった。でも時間が解決するのか、段々と日が経つにつれマイナスなことしか考えられなかったことが少しずつ少しずつプラス思考へと変わってきた。ブログなんてやる気にも全くならなかったのが、やっと最近また再開しようかなって感じ始めている。
ただ書いても書いても読まれないブログ。それをどういう方向でやっていけばいいのか。
理想は自分の生き方に価値を見出しそれを発信していきたいのだが、なかなか日記的な文章で魅力のあるブログには程遠い。これは続けていって少しずつ分かっていくものなのかな・・
ブログ始めて7年目でもこの状況はセンスないかなって言われても仕方のない状況だが、ブログで生活していきたいのは今も変わらない。とりあえず書きながら考えていこうかなって思っている。
今回の義母の件ではいろんなことを感じ考えさせられた。こちらの介護専門のブログで率直な今の記事を書いたので、興味のある方は読んでいただけるとありがたいです。