デキる男とは
夫を見ていると「デキる男だなぁ」と、つくづく思う。
一般的に、デキる男というと、仕事でうまくコミュニケーションが取れる上に成果を上げる人、というイメージだろう。
夫の場合、もっのすごく成果をあげて会社に利益をもたらすというタイプではない。
コツコツ、しなければならないことを、効率よくできるし、コミュニケーションもそつなく取れる。周りを自ら困らせることもない。そういう意味では、仕事もデキるほうかもしれない。
でも私が感じる「デキる」は、仕事以外の場面。
例えば、私の実家の家族と、なんなく馴染んで話をしてくれる。
自分を主張しすぎるでも、へりくだりすぎるでもなく、なじんでくれる。
父母の長い話を、夫も楽しみ話しながら会話してくれる。
あるいは、自宅の家周りや、実家の一部に補修や手入れが必要なときに、パパッと適切な材料を買ってきて、よく考えながら直してくれる。
しかもその作業を楽しんでいる。
どんなところでも、運転して「なんとなくの運転の勘」も発揮して、安全に車でたどりつける。他の車をあおるとかもない、優良ドライバー。
草刈り機もあやつれる。
庭で、上手に野菜を育てる。
子供を預けても、彼なりにうまいこと、自分も子供も楽しめる方法で過ごせる。
近所の人とも、初対面でもうまくコミュニケーションとれる。
友人とアウトドアスポーツにいき体をうごかすのも忘れない。
人として、総合的に「デキる男」なのだ。
一緒に生きていくのに、本当に頼りになる。
ありがたいなと思う。
彼にとっては、あたりまえのことでも、私からみると、すごいなあ…と感心することばかり。
妻として、フォローするのが大変だというようなことが、ほとんどない。それがすごい。
もちろん、デキるというのは、何を基準として見るかは、人によると思う。
私も「仕事がバリバリできて、どんどん昇進して行く人」も、デキるなあ…と思う。
でも、夫みたいに、仕事でめちゃくちゃ昇進していくエリート街道でなくても、デキる男だなぁと思える人もいるのだ。
つまり、デキる男という評価の基準は、人によって様々だなと。
料理や子どもとのかかわりがうまい人も、女性たちからみれば「めちゃくちゃデキる男」だし。
だから、男性は、あまり女性は仕事ばかりを評価基準に見てる、と考えなくていいんじゃないですかね。
他にも、その人の得意なところで、意中の女性をキュンとさせられることもあると思うのです。
そうそう。「総合的にデキる男」な夫の、唯一できないこと。それが料理です。
料理は私が担当できるので、私にも得意を発揮できるものが家庭内にありよかったです(笑)。
お互いの苦手を、得意な人がカバーしあえる、素敵な関係になっていきたいものです。