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経験を重ね、ゆるした経験の数ほど、人は賢くなるのかも
正月の日テレの「鉄腕DASH」で、サッカーの小野伸二さんが出ていた。
毎年恒例の、ウルトラマンDASHですね。
走るバスの、わずかに開いた窓へ、蹴ったボールを車内に届ける、というミッションでした。
小野さんのすごいところは、経験したことのないようなピンチの場面でも、「焦るな焦るな、タイミングをあわせればいい」など、自分に言い聞かせるメンタルの強さ、余裕。
そして、前にやったプレイを反省し、微調整をかさねる努力。
特にメンタルの強さと余裕は、世界を股にかけて修羅場をくぐってきたからこそだなと思いました。
そんな姿をみて…思ったこと。
私達は、歳をとることにネガティブな感情を持ちがちだし。
実際に歳を取ると体はできないことが増えてしまうけれど。
経験をたくさん重ね、失敗もするし、他人から失敗談も聞いたりしてきているから。
対応力などはむしろ、若い頃より強くなるのでは、ということ。
むしろ、失敗の回数が多いほど、賢くなっているのでは、ということ。
そして。
他人のミスや、理不尽な場面を、あえてゆるすことができた回数の数だけ、その経験をみて学んだ対処法とか、レジリエンスのようなものが、頭にのこり、その後の自分のことを守ってくれるのではと思った。
赦すというのは、非常にこちら側の心の余裕がないといけなくて。
相手のミスを、こっちでリカバーする力が必要だったり。
相手のリカバーをフォローしながら、こちらも自分で対応する力がいる。
それも、人生修行のチャンスを得たと思いやれたら、絶対に後の人生に活きる経験になる。
歳を取るのを、漠然と怖がりながら過ごすより。
「失敗しても、ミスをしても、経験を積み人を赦すほど、賢くなる、強くなる」と思えば。
歳を取るのもまた、上手く生きるチカラを得られる良いことかもしれないな、と思い至った。
カンペキでミスない人生をおくることを考えるより、何かあってもそれを糧とし、振り返り赦し賢くなる礎にできる人になれたら…
そんなふうに思う。