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【愛おしい哀しみ】
夜、窓辺から聞こえてくる虫の声が秋のそれに変わった。朝晩のみならず、日中もクーラーの要らない日々を過ごしている。自然風で過ごせる気候になると、いかにクーラーに体を冷やされていたかが身に染みる。もちろん、クーラーがない生活など到底考えられない。だが、強制的に末端まで冷やされる機械的な涼しさは、私の脆い自律神経をグラグラと揺らす。体はいつだって正直だ。心の表層は誤魔化せても、体と深層心理だけは誤魔化しようがない。
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。 頂いたサポートは、今後の作品作りの為に使わせて頂きます。 私の作品が少しでもあなたの心に痕を残してくれたなら、こんなにも嬉しいことはありません。