『いつかみんなでごはんを——解離性同一性障害者の日常』石田月美さんによるインタビュー
デビューエッセイ集『いつかみんなでごはんを——解離性同一性障害者の日常』(柏書房)刊行に伴い、マルジナリア書店さんにて、作家の石田月美さんにインタビューしていただきました。
石田月美さんは、『ウツ婚!!死にたい私が生き延びるための婚活』(晶文社)でデビュー。こちらの作品は漫画化もされ、大きな話題を呼びました。今年、新たに刊行されたエッセイ集『まだ、うまく眠れない』(文藝春秋)は、月美さんの日常と共に、さまざまな社会課題が繊細かつ情緒豊かな筆致で綴られています。
インタビューでは、本書『いつかみんなでごはんを』の読みどころやポイントの紹介、自身の当事者性を書くことについてなど、深く掘り下げてお話しました。(約53分)。
日頃、ライターとしてインタビューする側に立つ私ですが、“インタビューされる側”に慣れておらず、終始アタフタ。でも、そんな私を月美さんが温かくリードしてくださり、話を引き出してくれました。
月美さんは、この日のために本書を繰り返し読み込んでくれており、書籍には付箋がびっしり貼られていました。付箋だらけの拙著を目にした瞬間の幸福は、到底一言では言い表せません。
こんなにも丁寧に読み込んでくれたのか。
こんなにも言葉を、思いを、受けとろうと向き合ってくれる方がいるのか。
深い感謝と共に、そう思いました。
本を1冊、余すところなく読んでもらえる。豊富なコンテンツや娯楽があふれている現代において、それは決して当たり前のことではありません。
インタビューの中でも、私が本書に込めた思いをしっかり汲み取ってくれているのが伝わってきて、深い感銘を受けました。
この日は担当編集者である天野潤平さんも同席しており、どのような点に重きを置いて本書を作ったのか、編集時にいただいたコメントの詳細などもあわせてお話しています。
トーク内容のダウンロード先はこちらです。
皆さま、ぜひお聴きください。
(尚、こちらは音声配信のみで動画はありません。ご購入の際には、あらかじめその点をご承知おきください。)
素敵な場を設けてくださったマルジナリア書店さん、丁寧に本書を読み込んでくださった月美さん、編集者として大切なことを伝えてくださった天野さん、本当にありがとうございます。
最後に、会場を提供してくださったマルジナリア書店さんのご紹介をさせてください。
マルジナリア書店さんは、分倍河原駅からほど近い場所にあります。
店内には、店主の小林えみさんが選び抜いた絵本、文芸、専門書のほか、センスの良い雑貨が見やすい配置で並べられています。
店内奥にはカフェスペースもあり、購入した本を読みながらカフェタイムを楽しめるのも魅力。ヘイト本を目にする心配がなく、本好きが安心して過ごせる素敵なお店です。
この日、収録とあわせてサイン本も作成しました。残りがわずかとなっておりますので、この機会にお迎えいただければ幸いです。
◇◇◇
ここから先は
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。 頂いたサポートは、今後の作品作りの為に使わせて頂きます。 私の作品が少しでもあなたの心に痕を残してくれたなら、こんなにも嬉しいことはありません。