おっさんずラブ-リターンズ- 第9話 最終話(あらすじと感想など)
【WE ARE FAMILY!!】
2024年3月1日(金)よる11時15分放送分(テレビ朝日系)
9,000文字近くあります。まとまりもなく読みづらいと思います。よほどお暇なときに読んでいただければと思います。
春田×牧自宅の朝
”部長を元気にする会”のホームパーティから1ヶ月後。春田は武蔵に電話をかけますが出ません。何度か電話はしていたようですが全然電話に出てくれないし、倒れてるんじゃないかと心配だから、休みに部長の家に行ってみない?と牧に言う春田。牧も了承します。
武蔵と蝶子(元妻)
喫茶店で武蔵と蝶子の会話。蝶子は武蔵の病院について行った唯一の人です。武蔵はここで初めて余命1ヶ月の話をします。ただ、1ヶ月はとっくに過ぎている。武蔵もその事は不思議で仕方なく、むしろどんどん元気になっていっている気がするんだよ、不思議だろ?と言います。
蝶子「余命1ヶ月って、聞き間違いなんじゃないの?」
武蔵「いやいや、そんなことあるわけないだろ。そんな聞き間違いどうやったらできるんだよ」
結局、どこが悪かったかは動揺してすぐに診察室を出たから聞いていないと知った蝶子は、もう一回、徹底的に検査しに行ってみようと言います。
和泉さんから衝撃の一言
天空不動産第二営業所。春田は出勤してきた和泉に、部長の住所を教えてもらえますかと言います。和泉は武蔵から「マンションを売りたいから査定に来て欲しい」と頼まれて行ったことがあります。和泉から聞かされたのは、武蔵が病院へ行っているらしいという事。一気に顔色が変わった春田。牧に連絡をいれます。牧も春田からの連絡で神妙な顔つきになり、すぐに2人で武蔵のいる病院へ行く事になります。
武蔵の検査結果
武蔵は入院着を着て、バイタルデータを取るためのコードが胸につけられていてベッドで横になっています。ベッド横には蝶子と担当医。担当医は検査の結果を話します。
医師「特に…結果に異常はありませんでした。体年齢がですね、35歳」
それを聞いた武蔵は力なく
武蔵「先生…以前私に…余命…1ヶ月っておっしゃいましたよね」
医師「え?」
武蔵「…いいですから、もうそういうの」
医師「言ってませんよ」
武蔵「もういいですから、そういうの 言いましたよ確かに。余命1ヶ月」
医師「え?ええ??」
武蔵「え…?」
医師「ああ…嫁…の話ではなくて…?」
武蔵「嫁の…話?」
医師「イ…カ…ゲーム…」
武蔵「… イカゲーム…?」
武蔵の回想。
医師「嫁が…イ…カゲーム?…つうのに…ハマってましてねえ」
武蔵「嫁がイカゲーム…つうのに よめいかげーむ…嫁がイッカ…ゲツ」
武蔵「よめいがいかげ…つう よめいかげつ…余命1ヶ月ううううう!!」
蝶子「全然違うじゃん!!!!!!!」
武蔵「なんてこったー!!聞き間違いかあああ!!」
武蔵「でも、先生、吐血したのは本当なんですよ!!」
医師「それなんですがねえ、本当に血だったんですかねえ」
武蔵「本当もなにっ…(も)」
武蔵の回想。
ウェディングパーティでナポリタンと赤ワインを飲んでむせる自分
武蔵「…ただの赤い食べ物が気管に入っただけでございますぅ…」
完全に自分の聞き間違いだと確信した武蔵。春田と牧にビデオメッセージまで作って、桜の季節にはもういませんと言ってしまった。
武蔵「全然いるよお!ひまわりの咲くころにも紅葉の頃にも全然いるよお!」
蝶子には「もうちゃんと正直に言うしかない」と言われます。
その後、和泉さんがお見舞いに来ます。武蔵のマンションは無事売却手続きに入りましたと報告。
武蔵「売っちゃったんだった…」
和泉「やったーですよ、黒澤さん、やったー」
武蔵「…何言ってんだこの人…」
この和泉さん、めちゃくちゃ可愛かったです。
その後、武川さんと舞香さんが来ます。2人はなんとか元気を出してもらおうと、色々話を振りますが武蔵は自分の聞き間違いだったと言わなければならず、頭に入ってきません。
そして春田と牧。武蔵がベッドの上で土下座をして謝っているシーンからです。春田は聞き間違いだった、なんでもないんだと知って大喜びで武蔵を泣きながら抱きしめます。牧は「ありえねえだろ!!めちゃくちゃ泣いたんですよ?!人の涙返せ!!」と言いながら、抱きしめあう春田と武蔵を引き離そうとしますが、本当にホッとした顔をしてました。良かったね、本当に。
6話の終わりから引っ張った武蔵の吐血の話題。
「嫁がイカゲームっつうのに」を「余命一か月」と訊き間違えたという事で完結しました。6話からこの日まで、Xでは「武蔵がいなくなったら二度と続編がなくなるからありえない」「お願いします!部長生きて!!」など、毎日たくさんのポストが流れ、公式も「ありがとう、武蔵」というようなポストを何度もしていました。おっさんずラブの公式はいつもミスリードするから、武蔵がいなくなることは絶対にないから不安はないと言っていた人もいましたね。
春田の不安
部長がいなくなるかもしれないという出来事があってから、春田は色々考えるようになったようです。
春田「俺も牧もお互いの両親も(春田に父親はいませんが)、この先ずーっと元気でいられる保証はないわけじゃん?突然何かあるかもしれないし。俺、もう40になるのにさ、このままでいいのかなーとかさ。明日もし死んでもさ、後悔しないくらい、一生懸命生きられてんのかなーとかさ」
牧 「どしたぁ?春田さんらしくない」
牧は本当に心配だったと思います。部長の事があってから多分春田はずっと落ち込んでいるというか、不安定な感じだったのではないでしょうか。春田の一番近くにいる牧はずっと心配していたのではないかなと思います。
牧課長の結婚相手って
春田は武川さんにお使いを頼まれ、本社へ行きます。用事を済ませたあとトイレの個室にいると、社員の話声が聞こえてきます。
社員A「え、牧課長って結婚してんの?」
社員B「うん、してるしてる相手もうちの会社にいるらしいよ」
春田、個室でこっそり手を挙げる
社員A「あ、そうなんだ え、でもさ、めちゃくちゃ出来る人じゃないと牧課長と釣り合わなくね?」
社員B「だよねえ!ラガー・フェルドクラス!」
社員A「いるか?そんなやつ うちの会社に笑」
社員B「いないか」
リターンズでは、牧は31歳で東京本社ホテルリゾート本部の課長、春田は39歳で営業所の係長です。牧は2018年連続ドラマでは入社3年で再開発事業に関わったエースと紹介され、劇場版ではジーニアスセブンという大規模プロジェクトチームの一員でした。「そういえば牧くんてエリートだったわね」という舞香さんのセリフもありました。
春田は今まで劇場版では”夢がある事”に嫉妬する場面はありましたが、自分より出世していく事に対しての嫉妬などはなく、リターンズでもわんだほうで開かれた「新年会」で、「牧課長!」と盛り上げていたくらいです。むしろ、頑張っている牧を応援している春田。ただ、トイレで聞いた話は春田に「俺はこのままでいいのだろうか」と更に考えさせる事になりました。そうでなくても、第一営業所と第二営業所の統合で「係長」から「係長補佐(降格ではないと言われている)」となる事も決まっているため、余計に考えてしまいますよね。帰りにちずに会い、ちずからは「ありのままでいいとは言わないけど、春田は春田なんだから、中途半端に変な気を起こして空回りして、牧くんに迷惑かけるのだけはやめてほしいな」と言われます。
帰宅した春田。牧が作ってくれた大好きな唐揚げも食欲がなくて明日の朝食べると言います。あまりにも元気がない春田。牧は心配で仕方ない顔をしています。
この日の献立、春田が大好きな唐揚げを武蔵仕様にしたのも、春田を元気づけようとしたのかもしれないですね。
(料理の横には、ムサシのあんちょこ がありました。牧優しい)
ヘッドハンティング
牧は、春田が元気がない事をちずやマロに話します。ちずも「自分が成長することで、みんなを幸せにできると思ってるみたいよ」と話します。すると、マロから春田が今ヘッドハンティングされているという事を聞きます。
場面が変わって春田はNetflax不動産という会社の採用担当「鋼沢入鹿(はがねざわ いるか)」という人物と会っていました。マロから春田の事を聞き、一度会ってみたかったと言っていました。求めているポジションは”Section Head”。日本で言う課長だということで、春田は悩みます。忙しく業務をこなす中、英会話本を読んだり、Netflax不動産のホームページを見てみたり。
誰もいなくなる夢
牧が帰宅すると疲れた春田はこたつで寝ていました。牧はヘッドハンティングの話もマロから聞き、最近春田が現状の自分についてすごく悩んでいる事でとても心配した顔をしていました。
春田の夢の中。
営業所に行くと誰もいない。部長の後ろ姿をみかけて声をかけても自分に気付かない。菊之助のキッチンカーにも誰もいない
夢から覚めて飛び起きると、横で寝ているはずの牧の姿がありません。
「牧 牧」とリビングに行き探しますが、どこにも姿がありません。そうしているとドアから牧が入ってきます。
春田「まぁきぃ…どこいってたの…」
牧 「ん?トイレ」
春田は泣きそうな顔で牧に抱きつきます
牧 「どうしたんですか」
春田「みんないなくなる夢見た…」
牧 「そっかそっか」と背中を優しくさすります
夢占いで「誰もいなくなる夢」をちょっと調べてみたら、何らかの不安や孤独、失う事への恐怖を感じているという記事がたくさん出てきました。まさにこの時の春田の心境。抱きしめて背中を優しくさすってくれる牧がいてくれて本当に良かったです。
夜ご飯を食べていない春田に、鶏雑炊を作ってあげた牧。2人で雑炊を食べながらヘッドハンティングの事も聞くと
春田「俺さ、牧の事も、天空不動産のみんなも、部長も蝶子さんも和泉さんも菊さんもちずも吾郎も みんな家族みたいに大事にしたくてさ でも、俺が成長しないと幸せになんかできねえよなあって 口だけじゃんて思って」
牧 「今のままで充分幸せですよ、俺は」
春田「ほんとに?」
牧(うなずく)
春田が”人類愛”なのはわかります。関わっているみんなに幸せになってもらいたい。だから自分が幸せにしたいし、大事にしたい。家族のようにと思うのもわからないではないですが…。春田がそういう人だからというのは理解しているうえで、春田が背負ってしまう事なのかなと私はやっぱり思ってしまいます。春田が大事にして、幸せにしてあげなければいけないのは、やっぱり”牧”だと思うんですよね…。他のみんなはそれぞれ自分幸せを見つけていくじゃないですか。なぜ春田が幸せにしなければいけないのか。みんなを大事にするのはわかります。でも、みんなを”幸せにする”のはなんか違う気がするんですよね。そもそも、みんなを幸せにするために頑張るの意味がちょっとわからないです。自分のランクアップのために頑張るのは良い事ですけど。
私が実際こんな事を言われたら「どういうこと?」ってなりますが、牧は「自分は充分幸せ」とだけ伝えるのすごいなと思いました。
牧は頑張りすぎている春田に、少し休んだ方がいいのではと言いますが、春田は大丈夫と言います。ただ、牧がやばいと感じたら強制的にストップをかけますからねと言うと、それは従うと春田は返します。
武蔵の言葉
牧は武蔵に連絡をして会い、頑張りすぎている春田の事を相談します。
武蔵「頑張ってる春田さんに頑張るなって言うのもちょっと違うような気がしますねぇ。はるたんは、牧やみんなの幸せを考えて頑張ってんだろ?だったら、牧にできることは、はるたんの幸せを考えてあげることじゃないのか?」
これです。こういう武蔵がいいんです。本当にかっこいい。人生経験のある武蔵の言葉は本当にいいですね。この武蔵の言葉を聞いて、牧は自分はどうすれば良いのかを考えます。愛する春田さんの幸せは何か。自分にできること。
和泉さんの言葉
仕事でいつも春田の傍にいた和泉さんは転職に悩んでいる事に気付き、外回りの途中、坂の上で一緒に深呼吸をしたあと
和泉「私は、春田さんと周りの人がぽかぽかになれる場所が一番だと思います。春田さんには一緒に働く仲間やお客様をぽかぽか温めてほしいです。あなたには、それができます」
と、言います。和泉さんは春田のおかげで前に進むことが出来た人。和泉さんははっきり言いませんでしたが、今の営業所で生き生きと働き、仲間やお客様を笑顔にできる春田を知っているから、頑張ってくださいと言ったのだろうなと思います。
人と街が好きな春田
休みの日に春田が目覚めると牧はおらず、テーブルにメモが置いてありました。メモには地図が書いてあります。行ってみると古民家カフェ。中に入ると牧が待っていました。
牧 「たまにはこうやって、春田さんと休日にだらだら飲むのもいいかなーと思って」
春田「なぁにそれぇ 好きだわあ」
牧 「でしょお」
春田「牧くんいいよそういうのぉ!」
牧 「だしょお!」
春田からヘッドハンティングの件の報告。これは全然ヘッドハンティングではなく、ただ春田に会いたかっただけというオチ。でも、この時に春田が鋼沢に話した言葉が良かったです
春田「やっぱり、自分の足で街を歩いて、街の人たちと触れ合って、街の人の笑顔を見ることが自分の幸せなのかなあって思いまして」
これと似たような事を劇場版でも言っていました。本社のプロジェクトリーダーの打診があった時
「これまで通り街を歩きながら、そこに暮らす人たちと一緒に街を作っていきたい。それが今の俺の夢なんで」
春田は街と人が大好きなんですね。役職がどうのよりも、とにかく街や人と関わっていく事ができる今の仕事が大好き。劇場版やリターンズでは殆ど描かれませんでしたが、2018年の連続ドラマの時は、そんな春田を何度も見る事が出来ていました。すれ違う街の人との挨拶や声かけ、担当している物件のオーナーさんやお客さんとの関わり方。どれを見ても春田はすごく楽しそうでしたし。本社のトイレで聞いた社員の話も、もう全然気にしていないみたいで良かったです、本当に。
春田さんを幸せにする会
ビールで乾杯をすると、クラッカーバズーカが発射されました。驚いた春田の目の前に”いつものみんな”が集まっています。牧の掛け声で
わんだほー!!!と全員からクラッカー
牧 「まあ、簡単に言えば、”春田さんを幸せにする会”です。春田さんもう、人の幸せばっかり考えすぎてもうこうわーって(それしか見えないのジェスチャー)なってたでしょ。だから、逆に俺たちは何をしたら春田さんは幸せかなーって考えたんです。春田さんはきっと、春田さんが大好きなみんなと一緒に思いっきり笑ってる時が一番j幸せだろうなって だから、集まっていただきました」
号泣する春田。集まったみんなから順番に春田への「ありがとう」を伝えていきます。菊之助、ちず、舞香、鉄平、蝶子、マロ、和泉、武川、武蔵。そして最後に牧。
牧 「えーっと、春田さんがいないと、俺の幸せはありません。春田さんといると、毎日楽しいです!いつも笑ってくれて、たくさん笑わせてくれて、本当にありがとうございます。そんな春田さんが、俺は大好きです!」
まきぃーと言いながら春田は牧に抱きつきます。
Xでも色んな方が言っていましたが、2018年連続ドラマ6話で、
「結局、幸せじゃないんですよ、俺。春田さんと一緒にいても苦しい事ばっかりです。ずーっと。苦しいです。別れましょ。もう、俺、春田さんのこと好きじゃないです。忘れてください、俺の事なんか。俺の事は忘れてください。俺は、春田さんの事なんか好きじゃない。今まで、ありがとうございました」とボロボロに号泣しながら、嘘の「好きじゃない」を言った牧が、
「春田さんがいないと、俺の幸せはありません」
「春田さんといると、毎日楽しいです」
「そんな春田さんが大好きです」
と、みんなの前で笑顔で言える時が来るなんて。本当に本当に嬉しいです。
名前のない関係
カウンターで、牧・春田・武蔵と並んで自分達はどんな関係なんだろうと話します。友達でもない、ライバルでもない、姑ももう終わったし。そこで舞香さんが言います。
「名前のない関係があってもいいんじゃないかしら」
名もなき関係で納得した3人。末永くよろしくと乾杯します。
牧と武蔵の溝がなくなったのはいいですね。完全に無くなったのかはわかりませんが、多分全くないも同じかもしれません。でも、家族は”牧”だから。春田は、ちゃんと線引きはしてね笑
桜の木の下
春田と牧は2人で桜並木を歩いています。牧が「またこの季節になりましたね」と言います。牧が言うには、この日は、春田と牧が最初に出会った日だそうです。それはきっと、合コンの日ですよね?あの日に春田と牧は初めて顔を合わせました。「はじめまして」という挨拶と共に。
歩きながら家族について話す2人。家族ってなんだろう。色んな家族の形がある。年の差やシンママ、ペット、同性、離れていても仲良しの人もいれば、近くにいても別れる人もいる。自分たちはどんな家族になるんだろう。2人で色んなことを乗り越えて自分たちだけの家族になっていくんだろうな。
そんな話を歩きながらたくさんします。
春田「俺さ、どうしてる時が一番幸せかなーと考えたんだけどさ、発表していい?」
牧 「どうぞ」
春田「こうやってさ、牧と一緒に空を見上げる、みたいなさ なにげない時間なのかなって」
牧 「俺も今、幸せです」
春田の目から涙が流れます。春田が牧を見ると、牧も涙が流れました。
春田は愛おしそうに牧を見つめます。
春田「凌太」
牧 「何?創一」
2人で見つめ合ってキス。
この、桜の下のキスは本当に美しすぎました。映像の画角もすばらしかった。桜のピンクに2人の姿が浮かび上がっていてとても綺麗でした。
おっさんずラブは春田からのキスの場合、唇が触れる直前にブラックアウトになるのが定番みたいな所があるのですが、今回はしっかりと2人が離れて一緒に歩きだす瞬間まで見る事ができました。なんだろう。どう説明して良いのかわかりませんが、凄く感動する美しいキスシーンでした。結婚式の時も素晴らしく綺麗でしたが、私の中では最終話のこのシーンは今回のリターンズで1番綺麗だったかもしれません。
そして一番大事なのは、春田が自分にとって一番幸せなのは、牧と一緒に過ごす、なにげない時間だと気づいてくれた事。みんなとワイワイしている時も勿論楽しいけれど、幸せなのは牧と過ごす時間。この事に気付いてくれて、それをちゃんと牧に話してくれた事が本当に嬉しかったです。
となりのムサシ
ある日、春田が穴の開いてないオムライスを完成させて、牧にムツゴロウさんのごとくわしゃわしゃされて大喜びしているところにインターホンが鳴ります。出てみると武蔵が立っています。
武蔵「こんにちは。このたび、隣に引っ越して参りました、となりのムサシです」
牧 「…チェンジで」
武蔵「ちょちょちょ!私は元気なんです!」
牧 「知ってるわ!おかえりください」 春田「知ってまーす!」
牧 「やだやだやだやだ」
武蔵「まっくろ黒澤武蔵です」
牧 「何言ってんだ(武蔵の頭をたたく)」
春田「たたくなって!」
武蔵「WE ARE FAMILY!」
春田「いぇーい!」
牧 「えんがちょ!!」2人を引き離す
牧 「かえれ!かえれ!」
春田「家の前で喧嘩しないでくださーーーい」
このわちゃわちゃ良かったです!!ドアをあけた時のチェンジもリターンズの1話の武蔵登場の時と同じでしたしね。最初と違って牧も楽しそうだし、春田も武蔵も笑顔。最終的には牧が春田に攻撃。そして春田を羽交い絞めにしたところで、武蔵も春田に攻撃。すっごく楽しそうで笑ってしまいました。
感想
2018年の連続ドラマでは、ゲイの牧が異性愛者の春田を好きになり、つらい片思いのすえ、春田からの「結婚してくださーーーい」で結ばれ、その1か月後には春田は海外転勤。1年後に日本へ戻り、間もなくルームシェア(同棲)は解消。花火大会で大喧嘩のすえ「別れる」事になりながらも死ぬかもしれない状況で炎の誓い。そして牧はシンガポールへ。3年半ぶりにやっと一緒に暮らせるようになって3ヶ月くらいですか?この2人は本当に強い信頼感と絆で結ばれているなと感じました。劇場版では想像以上に牧大好きな春田になっていて、ドラマから劇場版の間に一体何があったのかと思わせましたが、牧がシンガポールに行っていて一度も会えなかった間にも更に愛情が深まり、一緒に暮らしてそれ以上に深まった愛情をたくさん見せてくれた事に本当に感謝しています。
最終話も笑えるようなハッピーエンドで終わって、私はすごくすごく大満足しました。ドラマを見ていた多くのひとが心配していた”同居END"も回避され、お隣ということで、これまた続編できるんじゃないかな?という期待が私にはありますし、是非、続編希望です。また同じメンバーでリターンズをやってくれた事、脚本・演出・スタッフの皆様、演者の皆様、本当にありがとうございました。
田中圭さん、吉田鋼太郎さん、林遣都くんにも本当に感謝だし、特に林遣都くんは戻ってきてくれて、また牧になってくれた事が凄く嬉しかったです。本当に本当にありがとう!!
公式さんが最高の映像を出してくださっているので是非。今見ても泣いてしまいます。ドラマ、本当に楽しかった。
最後までお読みいただきありがとうございました
とにかく書きたい事が多すぎて。これでもかなり自分の中では削ったのですがやっぱり相当長くなってしまいました。
春田と牧を中心にしたリターンズ1~9話はとりあえず書き終えました。今度は、そのほかのメンバーで書いていきたいなと思っています。今回ほど細かくは書かないとは思いますが。
また、お暇なときに読んでいただけると幸いです