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おっさんずラブ-リターンズ- 第7話(あらすじと感想など)

【君たちはどう生きるのかい】
2024年2月16日(金)よる11時15分放送分(テレビ朝日系)


「2つ目は池袋」

結婚式を無事終えた翌朝、春田と牧は朝食を食べながら「結婚式楽しかったな~」と2人で写真を見たり思い出話。

春田「あ~楽しかったな~俺もう会社行きたくねえもん」
牧 「わかるー結婚式のあとって休みとってそのまま新婚旅行とか行く人多いですもんね」
春田「あー、俺ら先熱海行っちゃったもんね」
牧 (相槌も打たず無言でコーヒーを飲む)

牧はあれを新婚旅行と認めていないのか、ただ意味もなく無言だったのかはわかりませんけれど、2人にはちゃんと日を改めて”2人だけ”で新婚旅行リターンズをやってもらいたいものです。

武川さんのスピーチの映像に切り替わり、「結婚生活には大切にしなくてはいけない8つの袋があります!1つ目は涙袋。お前たちの涙袋は感動の涙をためる為にある。春田創一くん、牧を泣かせたら…ただじゃ…おかないからな」
場面が代わり2人の食卓

春田「2つ目は池袋とか言ってたよね」
牧 「(笑いながら)よくわかんないですね」

この”池袋”はアドリブでした(シナリオブックで確認)。牧の笑い方も素っぽかったのでそうかなとは思っていましたが。春田の中の人のこういうアドリブからスピンオフに繋がっているのだなと思いました。TELASAのスピンオフ【禁断のグータンヌーボ】の後編で、「池袋とはなんだったか」が分かりますので気になる方は見てください。

写真を2人で見返しながら、どの集合写真でも和泉さんが目をつむっている事に気付き、2人でほほえましく笑います。そこで牧の一言

牧 「あの人殆ど普段から目があいてないですもんね笑」

牧は大好きな春田にキスをした和泉さんのこと、ちょっとまだ根に持ってます?ただ冗談を言っただけ?いやいいんですけど。


「牧は俺の全て」

外で仕事して帰社中の春田と和泉。このところ春田に想いを寄せている和泉は、春田に「春田さんにとって、牧さんはどんな存在ですか」と訊きます。

春田「えぇ?どんな存在…?えぇ…なんていうかえーっ…一生一緒に…」
和泉「いてくれや?」
春田「あ、はいはい、そうそう、そんな感じです。俺にとっちゃあ牧が全てというか」
和泉「ありがとうございました」

和泉は、春田を諦めようと頑張っているのかなと思いました。この話はまた別の機会に書きます。


春田と牧、初めての子供のお守り

天空不動産本社で、ちずが倒れてしまい病院へ連れていくからと、牧から春田に保育園へ吾郎(ちずの息子・3歳)のお迎えに行ってほしいと連絡が来ます。ちずはあらかじめ春田と牧をお迎えメンバーに登録もしていたようで、春田は無事、吾郎のお迎えに行く事ができました。
吾郎と帰り中、「今日ママはお仕事で遅くなるみたいだから、はるたんち行くよお」とお話。「晩御飯何食べたい?」と訊くと「うーん ダンゴムシ!」。吾郎はわんだほうに良く行く事もあるし、春田とも良く会っているし、あまり人見知りしない子なんでしょうね。すると突然、「はるたん星人キック!」と吾郎が春田の足を蹴って公園の遊具へ走っていきます。痛がる春田を見ていると、2018年ドラマ6話で、牧の実家からの帰り中に春田が「それにしても空ちゃん(牧の妹)可愛かったな~ほんとに好きになっちゃうかもしんない」と冗談で言った時に牧がキックしたのを思い出しました。

結局ちずは過労で入院することになります。鉄平家族は結婚して初めての家族旅行なので心配かけたくないから連絡しないでほしいと言われ、ちずが退院するまで春田と牧で吾郎を預かることになりました。

先に吾郎と家に帰った春田。立てかけてある掃除機を倒し、観葉植物を倒し、壁やキッチンに落書きをし(すぺしゃるうんこ)、小麦粉を取り出して「お部屋に花を咲かせましょう」と、春田に小麦粉をぶちまけます。吾郎のあまりのわんぱくぶりに手が付けられません。
牧が帰ってみると吾郎は疲れて寝ていて、春田もその近くでぶっ倒れています。牧はあまりの惨状に驚きます。

春田「舐めてたわ、3歳児…俺には…無理かも(ガクッ)」

翌朝、保育園に行きたくないと走り回る吾郎にまた手をやきます。ちずに電話をしてどうしたら良いのかを訊いている間にも、コンセントを抜き始めたり。牧も吾郎の上着を持って「お兄さんと腹を割って話しよう」と追いかけます。

春田は子供が好きで、結婚したら子供が欲しいとずっと思っていたようですが、現実を目の当たりにして驚いたでしょうね。とは言っても、吾郎のこの暴れっぷりはなかなか激しすぎるので、普段から毎日こんなに一気に暴れたりはしないのでしょうが。それでも子供が好きと公言していた春田が今まで見ていたのは、子供のほんの一部だったんだなと理解したと思います。

そして今度は牧が保育園のお迎えに行く番です。牧は子供が”嫌い”らしいですが、元々牧はゲイなので子供がいる未来は自分にはないものと思っていたと思います。だから子供にも関わって来なかったし、関わる機会も無かったのでしょう。牧が武川さんに「ちずさんの子供を預かっていて、今日は保育園のお迎えもある」という話をした時に、武川さんが「嫌いだもんな、子供」と言ったことを否定せず「おおっぴらにそんなこと言えないじゃないですか」と返していたので、本当に嫌いだと思っていたのかもしれません。

でも、吾郎のお迎えに行った帰り、疲れた吾郎を抱いて歩いている時に、牧にしがみついて安心して眠る吾郎の顔を見ている牧の顔はとても優しい顔をしていました。自分が想像していたよりもかわいいかもしれないなと思ったのかなと思いました。おんぶじゃなくて抱っこだったのは、この牧の表情を引き出すためだったんでしょうね。

この、保育園の帰りに吾郎の気が済むまで遊具で遊ばせていた牧。帰りたいけど「イヤだ」と言うからどうしたら良いかわからずそのまま遊ばせていたのでしょうが、疲れるまでしっかり遊ばせる事に関しては良い方法だと思います。夜に何が食べたいか訊いた時、牧にも「ダンゴムシ!」と言います。牧は「ダンゴムシ食べたことあるの…」と驚きます。春田は「ダンゴムシ!?!?」春田って子供と同じ目線なんですね。

春田が帰宅すると吾郎は眠っていて、牧はソファでぐったりしていました。その様子を見た春田

「わかるぅそうなるよね 牧、おつかれさま」

この言葉とってもいいですよねえ。こういう事がちゃんと言える春田好きです。


ジャイアントベイビー

春田のいる営業所に、牧が吾郎を連れていきます。ちずが退院できそうだから一緒に行こうと思って。春田とはイェーイとハイタッチをした吾郎ですが、固い笑顔で威圧的に「さ、おじさんが楽しい遊びを教えてあげよう」と近づいてくる武川さん
「圧がすごいの!」と言う牧。そっぽを向く吾郎。それを見て「ほらぁもう」と言う牧。吾郎の扱いに少し慣れた牧のこの感じいいですねー。しかも、手を繋いで来るのではなくて抱っこして来るあたり、とっても良い感じだなと思いました。

ちずの元へ行くと吾郎はママーとちずに駆け寄ります。春田と牧は、子育てがとても大変だったとわかったと言い、ちずは本当にすごいなと口にします。春田は今度からは倒れる前に頼ってくれよと言います。
牧 「えぇ子供2人の面倒みろってことですかぁ?」
春田「俺、アラフォー!」
牧 「ジャイアントベイビーいるのにぃ?」
春田「ずどーん!」
牧 「春田創一君!「
春田「はい!」
牧 「何歳ですか!」
春田「39歳です!」
2人の世界をスルーするちずが良いですね。この2人、結婚式以降、知り合いの前でもいちゃつくようになりましたねぇ。以前なら少なくとも牧はこういう事しなかったでしょう。春田は元々できちゃう人かもしれませんが。


牧が本音を話す

病院からの帰り、春田は「さみ、さみさみさみ」と言いながら、牧と繋いでいた手を牧のコートのポケットへいれます。ていうか、見直して気付いたんですが、このシーン、寒いから手を繋いでポケットに入れたと思っていましたが、元々手を繋いでいたんですね!!ちょっとーやられました。
ここで、以前の牧なら絶対言わなかっただろうなという事を春田に話します。

牧 「俺、ちょっと心配してました」
春田「え?何を?」
牧 「春田さんは子供好きだから、やっぱり子供ほしいって言いだすんじゃないかなあとか、それでやっぱり別れようってなるんじゃないかなあとか」

これって牧にとってはかなり核心をついた事を言ってると思うんですよね。牧は劇場版の炎の誓いの時に、はっきりと春田から「俺、すげー子供が好きだから」という言葉を聞かされています。それまでもなんとなく気付いていたかもしれませんが、はっきりと聞いたのはその時が初めてだと思います。春田と牧では子供は作れませんから、子供が好きな春田の願いをかなえてあげる事はできません。今回実際に子供と過ごしてみて、春田が牧の言っているように思うかもしれないと考えてる事は当然かなと思いました。このシーンを見て、牧は強くなったなと思いましたよ。前の牧なら、そういう思いも1人で抱え込んでいたでしょうし、実際この話をするのも怖かったかもしれないですしね。

春田は、前は絶対ほしいって思ってたけど、そんな簡単なもんじゃないってこともわかったし、だから今は牧と2人の生活を大切にしたいなと思ってる。と言いました。それを聞いた牧も色んな家族の形があるし。と言います。

春田「俺は牧と一緒ならさ、この先、どんな家族になっても楽しいって思ってるから」
牧 「俺も、春田さんとなら、この先どうなっても一緒に乗り越えて行ける気がします。

この2人は何かあるたびに、毎回プロポーズしてるような言葉を言いますねぇ。2人で歩いている時は手を繋ぐ事が当たり前になっているし、どこまで仲良くなっていくんでしょうか。
吾郎を預かった事で、子供の事については2人の間でひとまず決着がついたのかなとおもいます。

ただ、春田くん
「今は牧と2人の生活を大切にしたいなと思ってるという言葉、しっかり守ってね。武蔵の事に関しては牧の言う事に聞く耳をもたない春田ですが、これからは部長部長言わないようにお願いします、ほんとに。



最後までお読みいただき、ありがとうございました

残すところあと2話になりましたが、今回は全部春田と牧の事だけに重点を置いて書いていますので、本編内にあった、もっともっと様々な出来事や恋愛事情や事件については書いていません。今後書いて行こうかなと思っています。TELASAにあるスピンオフの事も書きたいのですが、これに関してはTELASAが有料なので書く事ができないのが本当に(自分的に)残念です。
Tverの「春田と牧の新婚初夜」は無料で見られるコンテンツですので、こちらをまた書いていけたらなと思います。

良ければまた見ていただけると嬉しいです。


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